Chatterboxが歌う「New Type of Hero」は、アニメ『TO BE HERO X』のX編劇中歌。勝利を言い切る言葉と、戦いさえ楽しむような余裕が印象に残る曲です。
歌詞と和訳
Ain't never seen something quite like it, mm
こんなの見たことないだろう
And when we play we don't stop fightin'
僕らは戦う時、決して手を止めない
Won't see it coming fast like lightnin', woah-mm
稲妻みたいな速さで、あっという間に現れる
We'll save the day, they can't deny it
世界を救う、誰も否定できないさ
Higher, higher
もっと高く、もっと上へ
We're 'bout to set this game on fire, fire
このゲームを燃え上がらせる
They can't bring us down
誰にも僕らを倒せない
We that whole new type of hero, hero
僕らはまったく新しいタイプのヒーロー
We gon' win wherever we go, we go
どこへ行っても勝利をつかむ
Explosions in the sky
空に広がる爆発
Be-be-be-bending space and time
空間と時間をねじ曲げていく
We that whole new type of hero, hero
僕らは新時代のヒーロー
Ain't never seen something quite like it, mm
こんなの見たことないだろう
And when we play we don't stop fightin'
僕らは戦う時、決して手を止めない
Won't see it coming fast like lightnin', woah-mm
稲妻みたいな速さで、あっという間に現れる
We'll save the day, they can't deny it
世界を救う、誰も否定できないさ
Higher, higher
もっと高く、もっと上へ
We're 'bout to set this game on fire, fire
このゲームを燃え上がらせる
They can't bring us down
誰にも僕らを倒せない
We that whole new type of hero, hero
僕らはまったく新しいタイプのヒーロー
We gon' win wherever we go, we go
どこへ行っても勝利をつかむ
Explosions in the sky
空に広がる爆発
Be-be-be-bending space and time
空間と時間を曲げていく
We that whole new type of hero, hero
僕らは新時代のヒーロー
Higher, higher
もっと高く、もっと上へ
We're 'bout to set this game on fire, fire
このゲームを燃え上がらせる
They can't bring us down
誰にも僕らを倒せない
We that whole new type of hero, hero
僕らはまったく新しいタイプのヒーロー
We gon' win wherever we go, we go
どこへ行っても勝利をつかむ
Explosions in the sky
空に広がる爆発
Be-be-be-bending space and time
空間と時間を曲げていく
We that whole new type of hero, hero
僕らは新時代のヒーロー
「新しいヒーロー」は戦い方のどこが違うのか
この曲には、勝てるかどうかを迷う時間がほとんどない。戦いが始まる前から勝利は決まっているようで、その自信が同じ言葉の反復によって押し出される。では、タイトルの「新しさ」は単に強いことなのだろうか。話者の呼び方、戦いの捉え方、力の描かれ方を追うと、その輪郭が見えてくる。
「we」がつくる勝つ側の輪
話者は繰り返し「we」と名乗る。「僕ら」という訳には、自分ひとりの強さを誇る場合とは違う広がりがある。誰がその輪に入るかは明示されないが、聴き手も声を重ねれば、勝つ側に加われるような言い方だ。
一方で、外側の人々は、自分たちの力を否定できず、行く手を阻めない存在として描かれる。そのため、この歌は誰かに助けを求める言葉よりも、周囲へ実力を見せつける宣言として響く。相手に納得してもらうための説明さえ要らない、という余裕がある。
サビが戻ってきても、話者の確信は揺れない。新しい出来事を語り足す代わりに、同じ自己紹介を何度も刻む。反復するほど、自信がその場全体の空気になっていく。何者なのかを問い続ける歌とは違い、この曲では名乗る行為そのものが力になっている。
「game」に火をつける余裕
戦いを指すところで「game」が選ばれているのも面白い。辞書での基本的な意味には、遊びだけでなく勝敗を競う試合も含まれる。この曲でも戦闘の激しさと、競技を楽しむような身軽さが隣り合っている。
そこに火をつける表現が重なる。「このゲームを燃え上がらせる」という訳は、原文の炎のイメージを残している。一方、「勝負を熱狂させる」と捉えれば、場の勢いを自分たちが引き上げる感覚が前に出る。火をつける表現には興奮させる意味もある。ここでは燃える絵と盛り上がる感覚が重なるため、どちらか一方に寄せすぎないほうが、言葉の勢いを味わえる。
公式サイトの監督コメントも、Xの自由で軽やかな態度と、楽曲に取り入れたユーモラスな雰囲気に触れている。歌詞をその人物像に重ねると、勝負への本気と、肩に力の入っていない振る舞いが同時に見えてくる。
「bending space and time」の手触り
空間と時間を曲げるという表現は、この余裕を一気に大きなスケールへ広げる。「bend」の基本は形や向きを曲げること。ふつうは人が従うしかない時間や空間が、ここでは手を加えられるものとして扱われている。
「空間と時間をねじ曲げていく」という訳には、その力の異様さと手触りがある。「時空を操る」と意訳すれば能力の説明はすっきりするが、目の前の世界がぐにゃりと変形する感じは薄くなる。原文の面白さは、壮大な対象を身近な動作で扱うところにある。
直前の空の爆発から、舞台そのものの変形へ。力の大きさが増したところで、新しいヒーローだという名乗りに戻る。こう読むと「新しさ」は、同じ条件で以前の誰かより強くなったというだけでは収まらない。勝負の舞台まで動かせる。その途方もない力を重苦しく語らない軽さに、この曲らしいヒーロー像がある。

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