YouTubeで聴く(公式ミュージックビデオ)
愛はいらないと言い続け、相手が去ると恋しさに眠れなくなる。「OMG What’s Happening」は、自分の言葉と心の動きが食い違う驚きを歌う。欲しかったものは全部あるのに、今ほしいものはあなただけ。磁石の引力と、同じ場所を回る体が、その告白までの落ち着かなさを映す。
歌詞と和訳
Verse 1
Oh my god, what's happening? Thought I was fine
ああ、何が起きてるの?大丈夫だと思ってたのに
I told you I don't need your love like three, four thousand times
あなたの愛はいらないって、三千も四千も言った
But that's a lie, no, I can't look you in the eye
でも嘘だった、あなたの目を見られない
Oh, I, oh, I
ああ、私、ああ、私
So I did everything to push you all away
あなたを遠ざけるために、何でもした
And finally you left and now I'm missing you like crazy
ついにあなたが去ったら、今度はおかしくなるほど恋しい
And I cry, no, I can't sleep alone at night
泣いてしまう、夜にひとりでは眠れない
Oh, I, oh, I
ああ、私、ああ、私
Chorus
Look what you've done
ほら、あなたがしたことを見て
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
I got everything I wanted
欲しかったものは、全部手に入れた
But you're everything, you're everything I want
でも、あなたがすべて、今欲しいもののすべて
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
Didn't know I was alone
ひとりだったことにも気づかなかった
'Til I was running to your, running to your heart
あなたの、あなたの心へ駆け出すまで
Like magnets
磁石みたいに
Oh my god, what's happening?
ああ、何が起きてるの?
Look what you've done
ほら、あなたがしたことを見て
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
I got everything I wanted
欲しかったものは、全部手に入れた
But you're everything, you're everything I need
でも、あなたがすべて、今必要なもののすべて
Verse 2
I wanna tell you things and show you all the rest (Ooh)
あなたに話したい、残りの全部も見せたい(ああ)
Broadcast my emotions on the radio and take 'em off my chest
気持ちをラジオで流して、胸のつかえを下ろしたい
I hope you're listening
聞いていてくれるといいな
Are you? Are you?
聞いてる?聞いてる?
I'm spinning 'round in circles, spinning 'round in circles
ぐるぐる回ってる、同じところをぐるぐる回ってる
Writing in my journal 'bout you
日記にあなたのことを書きながら
Wonder if it's over, I ain't getting closer
もう終わりなのかな、少しも近づけていない
Think it's time I told you the truth
そろそろ本当のことを話すときだと思う
(Hey, wait a minute, ugh)
(ねえ、ちょっと待って、もう)
Chorus
Look what you've done
ほら、あなたがしたことを見て
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
I got everything I wanted
欲しかったものは、全部手に入れた
But you're everything, you're everything I want
でも、あなたがすべて、今欲しいもののすべて
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
Didn't know I was alone
ひとりだったことにも気づかなかった
'Til I was running to your, running to your heart
あなたの、あなたの心へ駆け出すまで
Like magnets
磁石みたいに
Oh my god, what's happening?
ああ、何が起きてるの?
Look what you've done
ほら、あなたがしたことを見て
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
I got everything I wanted
欲しかったものは、全部手に入れた
But you're everything, you're everything I need
でも、あなたがすべて、今必要なもののすべて
Bridge
Ah, what have you done to me?
ああ、あなたは私をどうしてくれたの?
Something about your face
あなたのその顔、何かがあるの
I don't know whether to kiss it or punch it
キスしたいのか、殴りたいのか分からない
If you don't get away from me right now
今すぐ私から離れてくれないと
I swear to God, I swear, ah! (Ah)
神に誓って、ほんとに、ああ!(ああ)
Chorus
Look what you've done
ほら、あなたがしたことを見て
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
I got everything I wanted
欲しかったものは、全部手に入れた
But you're everything, you're everything I want
でも、あなたがすべて、今欲しいもののすべて
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
Didn't know I was alone
ひとりだったことにも気づかなかった
'Til I was running to your, running to your heart
あなたの、あなたの心へ駆け出すまで
Like magnets
磁石みたいに
Oh my god, what's happening? (Ooh)
ああ、何が起きてるの?(ああ)
Look what you've done
ほら、あなたがしたことを見て
Look what you've done to me
私がどうなったか見て
I got everything I wanted
欲しかったものは、全部手に入れた
But you're everything, you're everything I need
でも、あなたがすべて、今必要なもののすべて
歌詞を深く読む
手に入れたすべてと、今ほしいすべては違う
サビでは「everything」が、持っているものと、求める相手の両方に使われる。欲しかったものは全部手に入れた、と一度満足したはずの状態を置く。その直後、あなたが今ほしいもののすべてだと続ける。同じすべてという言葉が、獲得したものの多さから、たった一人の大きさへ移るため、持っている量では埋まらない不足が見える。
過去に欲しかったものと、いま欲しいものの時間差もある。語り手は、満たされた自分の姿を前提に、相手の愛はいらないと言い続けていた。その否定は一度の言い間違いではなく、何千回という大げさな回数で示される。それほど強く言ったものを、次の行では嘘だと認めるので、自分が考えていた自分の像も揺らいでしまう。
サビの後半では、欲しいから、必要だへと言葉が強まる。相手は、もう十分ある人生へ付け足す楽しみではなく、その十分という感覚自体を変える存在になる。ひとりだったことにも気づかなかったという行が続くのは、相手がいなくなって初めて、不足の正体が見えたからだ。表題の驚きは、恋の相手だけでなく、自分について知らなかったことへの驚きでもある。
遠ざけた体が、磁石のように走り出す
一番の語り手は、相手を遠ざけるためにできることをすべてする。ところが目的どおり相手が去ると、ひとりで眠れず、恋しさに圧倒される。望んだ結果と、結果を得たときの感情が反対になるため、大丈夫だと思っていたという冒頭の自己認識が崩れる。相手を拒む言葉では、心の動きまでは押しとどめられなかった。
その反対向きの動きを「magnets」がまとめる。サビでは、相手の心へ駆け出す姿に磁石の引力が重ねられる。離れようと決める意志に対して、近づく力が勝手に働くように感じられる像だ。走るという行為は大きな動きを持つのに、その動機は自分で管理しきれない。近づきたい気持ちの強さと、その強さへの驚きが同じ場面にある。
何をしてくれたの、と相手へ返すサビは、その感情を相手のせいにする言い方にもなる。しかし一番では、自分が嘘を言い、自分が遠ざけたことを認めている。相手へ向ける驚きと、自分の言動への気づきが並ぶため、一方的に相手を責めて終わらない。ブリッジの、キスか殴ることか決められないという極端な揺れも、近づく欲求と、この落ち着かなさへの苛立ちを一緒に見せる。
日記の円を抜けて、相手に言葉を届けたい
二番では、気持ちを「radio」で流し、胸から下ろしたいと語る。心の内側に抱えた言葉を、外へ出して相手に聞いてほしいという願いだ。それでも、聞いていることを確信してはいない。聞いていてほしいという希望のあとに、聞いているのかと二度問い直す。大きく届けたいほどの気持ちと、届いたか分からない不安が隣り合う。
その一方、実際に描かれるのは日記に相手のことを書き、同じ場所をぐるぐる回る姿だ。日記へ書けば言葉は形になるが、相手との距離が必ず縮むわけではない。円を回る像は、動いているのに先へ進めない時間を見せる。近づけていないという次の行が、書き続けることと話しかけることの違いをはっきりさせる。
そこで本当のことを話すときだという言葉が出る。愛はいらないと言った一番に対し、今度は内側と外側の言葉をそろえようとする動きだ。ただ、最後のサビまで相手の返事は示されない。円を抜けたい決心と、まだ驚きの中にいる声が共存する。答えが出たから告白するのでなく、答えのない落ち着かなさの中で、自分の本心だけは伝えようとしている。
参照と出典
アイキャッチ画像クレジット:写真:Justin Higuchi/Wikimedia Commons/CC BY 2.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。写真はAva Maxで、当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

コメントをどうぞ