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そばにいたいのに、ドアから出ていきたい。もっと欲しいのに、もう耐えられない。「Torn」は、逆向きの願いを同じ息の中で歌う。涙を拭う人が、次の涙も降らせる。語り手を引き裂くのは、相手の優しさと苦しさを切り分けられない関係だ。
歌詞と和訳
Verse 1
You, you take all of the li-li-light away
あなたは、私の光を、光を全部奪う
But, but then you give me fireworks
でも、でも、そのあと花火を見せてくれる
I, I think of leaving ni-ni-night and day
夜も昼も、夜も昼も、別れようと考える
But, but then you always find the words
でも、でも、あなたはいつも私を引き戻す言葉を見つける
Pre-Chorus
You're contagious, baby
あなたの熱がうつってしまう
Love when you love me, hate me
愛されても憎まれても、その感じが好き
The way you rock, ro-ro-rock my body lately
最近の、私の体を揺さぶる、揺さぶるそのやり方が
You set the rain on fire
あなたは雨さえ燃え上がらせる
I wish the lows were higher
落ち込むときも、もう少しましならいいのに
Wish I could stop, stop, stop to save me
やめられたら、やめられたら、自分を救えるのに
Chorus
Oh, I wanna stay, wanna walk out the door
ここにいたい、ドアから出ていきたい
Oh no, right now, baby, I’m torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
I can't get enough, can't take anymore
もっと欲しい、もう耐えられない
Oh no, right now, baby, I’m torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
You dry my tears and make it pour
あなたは涙を拭って、また土砂降りにする
You show me love and give me war
愛を見せて、争いも持ち込む
I can't get enough, can't take anymore
もっと欲しい、もう耐えられない
Oh no, right now, baby, I'm torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
Verse 2
I, I always want to run, run, run away
いつも逃げたい、逃げたい、逃げ出したい
But, but then I crawl into your arms
でも、でも、あなたの腕にすがりつく
It, it's like we're starting drama every day
毎日、二人で騒ぎを起こしているみたい
But, but you know that's my favorite part
でも、でも、それがいちばん好きだって分かってるでしょ
Pre-Chorus
You're contagious, baby
あなたの熱がうつってしまう
Love when you love me, hate me
愛されても憎まれても、その感じが好き
The way you rock, ro-ro-rock my body lately
最近の、私の体を揺さぶる、揺さぶるそのやり方が
You set the rain on fire
あなたは雨さえ燃え上がらせる
I wish the lows were higher
落ち込むときも、もう少しましならいいのに
Wish I could stop, stop, stop to save me
やめられたら、やめられたら、自分を救えるのに
Chorus
Oh, I wanna stay, wanna walk out the door
ここにいたい、ドアから出ていきたい
Oh no, right now, baby, I’m torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
I can’t get enough, can't take anymore
もっと欲しい、もう耐えられない
Oh no, right now, baby, I’m torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
You dry my tears and make it pour
あなたは涙を拭って、また土砂降りにする
You show me love and give me war
愛を見せて、争いも持ち込む
I can't get enough, can't take anymore
もっと欲しい、もう耐えられない
Oh no, right now, baby, I'm torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
Post-Chorus
(Torn, torn, baby, I’m torn, torn)
(引き裂かれて、引き裂かれて、私は引き裂かれている)
(Torn, torn, baby, I'm torn, torn)
(引き裂かれて、引き裂かれて、私は引き裂かれている)
Bridge
Torn from the pages out of our book
二人の物語のページから、引き裂かれて
A beautiful tragedy
美しい悲劇
I'm torn in-between Heaven and Hell
天国と地獄のあいだで、引き裂かれている
'Cause, baby, when I'm with you
だって、あなたといると
I just don't know where I'd rather be
どちらにいたいのか、自分でも分からなくなる
Chorus
Oh, I wanna stay, wanna walk out the door
ここにいたい、ドアから出ていきたい
Oh no, right now, baby, I'm torn (Oh)
ああ、今の私は、引き裂かれている(ああ)
I can't get enough, can't take anymore
もっと欲しい、もう耐えられない
Oh no, right now, baby, I'm torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
You dry my tears and make it pour (Oh yeah)
あなたは涙を拭って、また土砂降りにする(そう)
You show me love and give me war
愛を見せて、争いも持ち込む
I can't get enough, can't take anymore (Oh woah)
もっと欲しい、もう耐えられない(ああ)
Oh no, right now, baby, I'm torn
ああ、今の私は、引き裂かれている
歌詞を深く読む
もっと欲しいのに、もう耐えられない
「enough」は、満たされる量に届かないという欲しさを表す。ところが同じ行の後半では、これ以上は耐えられないとも言う。足りないという感覚と、多すぎるという感覚が、同じ相手に向く。片方が間違いだったと整理できないので、心はどちらへ動いても、もう一方の願いに引き戻される。
ここにいたいという願いと、ドアから出ていきたいという願いも同じ順序で並ぶ。関係を続ける理由のあとに、離れる理由が同じ強さで現れる。それを受ける「torn」は、単に決めかねているだけでなく、両側から裂かれる感触を持つ。好きか嫌いかを選ぶ問いでは追いつかない、好きであることと耐えられないことが同時に起きる状態だ。
サビは、いまこの瞬間の私へ繰り返し戻る。以前は迷ったがもう答えが出た、という回想にはならない。二番やブリッジを通っても、最後に同じ対の願いが帰ってくる。反復は情報を足すより、抜け出したと思った場所へまた戻る感情の動きを作る。歌が進んでも決断に進めないこと自体が、この関係の苦しさとして残る。
涙を拭う人が、次の涙を降らせる
涙を乾かす相手が、すぐあとには「pour」と激しい雨を降らせる。涙の行に雨の動詞が来ることで、空の土砂降りと、涙があふれる感覚が重なる。同じ人が慰めと痛みの両方を与えるので、苦しいときに逃げ込みたい場所が、また苦しくなる場所でもある。愛と争いを並べる次の行は、その循環を関係の側から示す。
一番では光を全部奪われたあと、花火を与えられる。奪われたものがそのまま返るのではなく、別の、目を引く強い輝きが差し出される。去ろうと考えるたびに相手が言葉を見つけるという流れも、その花火と重なる。暗さを終わらせる穏やかな光より、暗さを一瞬忘れさせる鮮烈さに、語り手が引かれてしまう関係が見える。
雨を燃やすという像も、水と火を一つにする。涙と高揚が別々に片づかず、互いを強めるような景色だ。その中で、落ちるときももう少しましならという願いが出る。語り手は強い喜びを知っている一方、落ち込みの深さにも耐えている。自分を救うためにやめたいという言葉は、ただ恋が刺激的だという説明では収まらない、その振れ幅の代償を示す。
逃げる足と、戻る体が同じ私にある
二番では「run」が三度重なり、逃げる勢いを強める。次の行は走り続けるのでなく、相手の腕へはい戻る動きになる。遠くへ離れようとする足と、近くへすがろうとする体が、一つの私にある。サビの二つの願いを、ここでは身体の反対向きの動きとして見せている。
毎日の騒ぎを、いちばん好きな部分だと呼ぶことも、その対立を複雑にする。傷つけられる面だけを数えれば関係を離れる説明はできるが、語り手は自分が引かれる面も知っている。それを認めたうえで自分を救いたいと歌うため、苦しさは相手を悪い人と呼ぶだけではほどけない。相手とのやり取りに、欲しい高揚も含まれてしまっている。
ブリッジのページを引き裂く像では、二人の関係が一冊の物語として現れる。その物語は美しい悲劇と呼ばれ、美しさと悲劇のどちらも取り消されない。天国と地獄の間にいるという最後の迷いは、それまでの光と暗さ、愛と争い、欲しさと限界をまとめる。美しい記憶だけにも、痛い記憶だけにもできないから、最後も同じ裂けた声へ戻る。
参照と出典
アイキャッチ画像クレジット:写真:Justin Higuchi/Wikimedia Commons/CC BY 2.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。写真はAva Maxで、当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

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