Ed Sheeran「Bad Habits」歌詞和訳と深読み|抜け道のはずが戻る道になる夜

Ed Sheeranの実写写真と「Bad Habits」「抜け道のはずが君へ戻る道になる」の文字を配した記事用カバー。

写真:Harald Krichel/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。改変後のカバーもCC BY-SA 3.0で提供します。写真に写るアーティストはEd Sheeranです。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

「Bad Habits」の語り手は、これで最後と誓いながら同じ夜へ戻る。楽園に触れる感覚は、世界が崩れる前のほんの短い時間だ。抜け出すための行動が、また君へ行き着く道になる。

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歌詞・和訳

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歌詞と和訳

Intro

(One, two, three, four)

(一、二、三、四)

Ooh, ooh

ああ、ああ

Verse 1

Every time you come around, you know I can't say no

君が来るたび、断れないって分かってるだろう

Every time the sun goes down, I let you take control

日が沈むたび、君に主導権を渡してしまう

I can feel the paradise before my world implodes

自分の世界が崩れる前に、楽園の気配を感じる

And tonight had something wonderful

そして今夜には、すばらしい何かがあった

Chorus

My bad habits lead to late nights endin' alone

悪い癖に流されて、夜更けには結局ひとり

Conversations with a stranger I barely know

ほとんど知らない相手と話している

Swearin' this'll be the last, but it probably won't

これで最後だと誓うけど、たぶん最後にはならない

I got nothin' left to lose, or use, or do

失うものも、使えるものも、やれることも、もう何もない

My bad habits lead to wide eyes starin' at space

悪い癖に流されて、目を見開いたまま宙を見つめる

And I know I lose control of the things that I say

口から出る言葉さえ、抑えられなくなると分かってる

Yeah, I was lookin' for a way out, now I can't escape

そう、抜け道を探していたのに、今は逃げられない

Nothin' happens after two, it's truе, it's true

二時を過ぎたら何も起きない、ほんとさ、ほんとさ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

Post-Chorus

Ooh-ooh, ooh-ooh

ああ、ああ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

Ooh-ooh, ooh-ooh

ああ、ああ

My bad habits lеad to you

悪い癖の行き着く先は君

Verse 2

Every pure intention ends when the good times start

楽しい時間が始まると、まっすぐな決意はみんな消える

Fallin' over everything to reach the first time's spark

最初に感じた火花へ届こうとして、何にでもつまずく

It started under neon lights and then it all got dark

ネオンの下で始まったのに、その後はすべて暗くなった

I only know how to go too far

行きすぎることしか知らない

Chorus

My bad habits lead to late nights endin' alone

悪い癖に流されて、夜更けには結局ひとり

Conversations with a stranger I barely know

ほとんど知らない相手と話している

Swearin' this'll be the last, but it probably won't

これで最後だと誓うけど、たぶん最後にはならない

I got nothin' left to lose, or use, or do

失うものも、使えるものも、やれることも、もう何もない

My bad habits lead to wide eyes starin' at space

悪い癖に流されて、目を見開いたまま宙を見つめる

And I know I lose control of the things that I say

口から出る言葉さえ、抑えられなくなると分かってる

Yeah, I was lookin' for a way out, now I can't escape

そう、抜け道を探していたのに、今は逃げられない

Nothin' happens after two, it's true, it's true

二時を過ぎたら何も起きない、ほんとさ、ほんとさ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

Post-Chorus

Ooh-ooh, ooh-ooh

ああ、ああ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

Ooh-ooh, ooh-ooh

ああ、ああ

Bridge

We took the long way 'round

僕らはずいぶん遠回りをした

And burned till the fun ran out, now

楽しさが尽きるまで燃え続けた、そして今

Chorus

My bad habits lead to late nights endin' alone

悪い癖に流されて、夜更けには結局ひとり

Conversations with a stranger I barely know

ほとんど知らない相手と話している

Swearin' this'll be the last, but it probably won't

これで最後だと誓うけど、たぶん最後にはならない

I got nothin' left to lose, or use, or do

失うものも、使えるものも、やれることも、もう何もない

My bad habits lead to wide eyes starin' at space

悪い癖に流されて、目を見開いたまま宙を見つめる

And I know I lose control of the things that I say

口から出る言葉さえ、抑えられなくなると分かってる

Yeah, I was lookin' for a way out, now I can't escape

そう、抜け道を探していたのに、今は逃げられない

Nothin' happens after two, it's true, it's true

二時を過ぎたら何も起きない、ほんとさ、ほんとさ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

Post-Chorus

Ooh-ooh, ooh-ooh

ああ、ああ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

Ooh-ooh, ooh-ooh

ああ、ああ

My bad habits lead to you

悪い癖の行き着く先は君

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日没に渡してしまう主導権

断れない相手が来ることと、日が沈むことが、同じ繰り返しの始まりとして並ぶ。偶然の一夜ではなく、ある条件がそろうと自分の行動が決まってしまう。君に主導権を渡すという言葉は、その瞬間だけでなく、その後に何を言い、どこまで行くかを自分で選べなくなることへ続いていく。

崩壊の前にある「paradise(楽園)」には、その後が続かないという時間の制限がある。楽園が嘘だったと取り消すのではなく、確かにすばらしく感じるからまた欲しくなる。しかし、その感覚を支える世界自体が直後に崩れる。快さと悪い結果のどちらも知っているのに、始まりの誘惑だけを拒めないところに癖の強さがある。

二番では、楽しい時間が始まると純粋な決意が終わる。最後にしようという考えは、楽しさが来る前にはあるが、その場へ入ると働かなくなる。意志を持っていない人の話ではなく、意志が必要な瞬間に別の力へ押し負ける話だ。日没の反復が、その負け方を毎回やり直させている。

最初の火花を追うほど暗くなる

二番の「spark(火花)」には、最初に感じたものという限定が付く。欲しいのは新しい楽しみだけではなく、最初の一度の鮮烈さだ。その小さな光へたどり着こうとして何にでもつまずくため、楽しさを得るための動きが、むしろ自分を不安定にする。ネオンの光から暗闇へ移る次の行も、その逆向きの結果を見せる。

行きすぎることしか知らないという声は、どこで止めればよいかという尺度を失っている。サビでは、ほとんど知らない人との会話、ひとりで終わる夜、宙を見つめる目が並ぶ。にぎやかさの中へ入ったはずの人に残るのは、つながりの薄さと空白だ。最初の火花を再現しようとするほど、火花の後の時間が増えていく。

橋渡しの部分では、楽しさが尽きるまで燃えると歌う。火花は一瞬で起きるが、燃焼は残ったものを使い切る。使えるものもやれることも残っていないというサビの列挙は、その使い切った後の景色と重なる。何を失ったかを一つに限定するより、選べる手が細っていく感覚が強くなる。

逃げる道が君への道に変わる

「way out(抜け道)」を探していたのに逃げられないという一行は、行動の目的と結果を反転させる。日常や自分の状態から逃げるために夜へ入ったとしても、その夜が新しい閉じ込める場所になる。最後にしようと誓う言葉まで繰り返しの一部になるため、出口を言葉だけで示しても、実際の道は変わらない。

そのサビは、悪い癖が君へ導くという短い一行に着地する。君をただ恋の目的地として聞くと甘い言葉になるが、直前には孤独と制御の喪失が並ぶ。そこへ戻ることが望みでもあり、繰り返しをやめられない結果でもある。この二つの向きが重なるから、相手への引力だけを肯定する歌にはならない。

二時を過ぎた時間について断定する声にも、自分で限界を決めようとする響きがある。それでもサビは何度も戻り、君への道を歌い直す。終わりを知っている人が、終える行動をまだ選べない。その距離が、軽く口ずさめる反復の中へ残っている。

参照と出典

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