写真:Harald Krichel/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。改変後のカバーもCC BY-SA 3.0で提供します。写真に写るアーティストはEd Sheeranです。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。
君はすてきだ。でも、僕らはあの美しい人たちではない。「Beautiful People」は、美しいという言葉を、相手への愛情と、地位や人脈で測る世界の呼び名へ分ける。大勢に囲まれてなお孤独な場を離れ、自分たちの近さを保ちたい。にぎやかな夜の中で、二人が何になりたくないのかを選ぶ歌だ。
歌詞と和訳
Intro: Ed Sheeran
We are, we are, we are
僕らは、僕らは、僕らは
Verse 1: Ed Sheeran
L.A. on a Saturday night in the summer
夏の土曜の夜、ロサンゼルス
Sundown and they all come out
日が沈むと、みんな出てくる
Lamborghinis and their rented Hummers
ランボルギーニと、借りたハマー
The party's on, so they're headin' downtown ('Round here)
パーティーが始まり、みんな街の中心へ向かう(このあたりでは)
Everybody's lookin' for a come up
みんな、のし上がるきっかけを探している
And they wanna know what you're about
君が何者なのかを知りたがる
Me in the middle with the one I love and
僕は愛する人と、その真ん中にいて
We're just tryna figure everything out
二人で、何が起きているのか分かろうとする
Pre-Chorus: Ed Sheeran
We don't fit in well 'cause we are just ourselves
うまくなじめない、僕らはただ自分たちのままだから
I could use some help gettin' out of this conversation, yeah
この会話から抜けるのに、少し助けが欲しい
You look stunning, dear, so don't ask that question here
君はとてもすてきだよ、こんな場所でそんなことは聞かないで
This is my only fear: that we become
怖いのはただ一つ、僕らがなってしまうこと
Chorus: Ed Sheeran
Beautiful people
美しい人たちに
Drop top, designer clothes
屋根を開けた車、デザイナーの服
Front row at fashion shows
ファッションショーの最前列
"What d'you do?" and "Who d'you know?"
仕事は何、誰と知り合いなの
Inside the world of beautiful people
美しい人たちの世界の中で
Champagne and rolled-up notes
シャンパンと、丸めた紙幣
Prenups and broken homes
婚前の契約と、壊れた家庭
Surrounded, but still alone
人に囲まれて、それでも孤独
Let's leave the party
このパーティーを出よう
Post-Chorus: Ed Sheeran
That's not who we are (We are, we are, we are)
それは僕らの姿じゃない(僕らは、僕らは、僕らは)
We are not beautiful
僕らは、美しい人たちじゃない
Yeah, that's not who we are (We are, we are, we are)
そう、それは僕らの姿じゃない(僕らは、僕らは、僕らは)
We are not beautiful (Beautiful)
僕らは、美しい人たちじゃない(美しい)
Verse 2: Khalid
L.A., mmm
ロサンゼルス、うん
Drove for hours last night and we made it nowhere (Nowhere, nowhere)
昨夜は何時間も走って、どこへも着かなかった(どこへも、どこへも)
I see stars in your eyes when we're halfway there (All night)
途中で、君の目に星が見える(一晩中)
I'm not fazed by all them lights and flashin' cameras
あんな光やカメラのフラッシュには、動じない
'Cause with my arms around you, there's no need to care
君を腕に抱いていれば、気にする必要はないから
Pre-Chorus: Khalid
We don't fit in well, we are just ourselves
うまくなじめない、僕らはただ自分たちのまま
I could use some help gettin' out of this conversation, yeah
この会話から抜けるのに、少し助けが欲しい
You look stunning, dear, so don't ask that question here
君はとてもすてきだよ、こんな場所でそんなことは聞かないで
This is my only fear: that we become
怖いのはただ一つ、僕らがなってしまうこと
Chorus: Ed Sheeran
Beautiful people
美しい人たちに
Drop top, designer clothes
屋根を開けた車、デザイナーの服
Front row at fashion shows
ファッションショーの最前列
"What d'you do?" and "Who d'you know?"
仕事は何、誰と知り合いなの
Inside the world of beautiful people
美しい人たちの世界の中で
Champagne and rolled-up notes
シャンパンと、丸めた紙幣
Prenups and broken homes
婚前の契約と、壊れた家庭
Surrounded, but still alone
人に囲まれて、それでも孤独
Let's leave the party
このパーティーを出よう
Post-Chorus: Ed Sheeran, Both, Khalid
That's not who we are (We are, we are, we are)
それは僕らの姿じゃない(僕らは、僕らは、僕らは)
We are not beautiful, yeah
僕らは、美しい人たちじゃない、そう
Yeah, that's not who we are (We are, we are, we are)
そう、それは僕らの姿じゃない(僕らは、僕らは、僕らは)
We are not beautiful (Beautiful)
僕らは、美しい人たちじゃない(美しい)
Outro: Ed Sheeran
We are, we are, we are
僕らは、僕らは、僕らは
We are not beautiful
僕らは、美しい人たちじゃない
歌詞を深く読む
美しいという同じ言葉が、相手と集団で意味を変える
サビの「Beautiful people」は、見た目の整った人というだけでは終わらない。高価な車、服、特別な席、仕事と人脈を尋ねる会話が、その呼び名の中身として続く。人の値打ちを、外から見える物や、誰とつながっているかで測る世界の名前になる。美しい人たちではないと歌う二人は、その物差しへ所属することを拒む。
その一方、サビの前では相手がとてもすてきだと認める。同じ曲で相手を褒め、自分たちは美しい人たちではないと言うので、後者は自分たちの容姿を貶す言葉にはならない。近い人の魅力を感じることと、その魅力を地位の世界へ換算することは分けられる。相手を大切にするため、あの集団の呼び名では相手を測らない姿勢が見える。
怖れるのも、美しくないことではなく、その人たちになってしまうことだ。なじめない状態を問題として直すより、なじむために自分たちを変えてしまう危険を問う。ただ自分たちのままでいるという言葉が、この拒絶の理由になる。外からの評価を獲得することが、二人の関係の目標にはされない。
人に囲まれることは、近い関係を持つことと違う
サビの「Surrounded」は、人が周囲にいる密度を示す。それでも孤独という言葉が続くため、人数と親密さは一致しない。仕事や知り合いを尋ねる会話には人への関心が見えるが、その関心が本人の内側へ向かうとは限らない。何者か、誰を知るかという情報だけで関わる世界の、空白がこの一行へ集まる。
婚前の契約と壊れた家庭も、華やかさの列に置かれる。外から成功に見える物と、内側の関係が壊れていることが同じ場にある。シャンパンや服のきらめきを描いたあと、その世界で守られていないものを示すので、華やかさをただ羨む歌にはならない。二人が失いたくないのは、その列の中で得る位置より、お互いとの近さだ。
パーティーを離れようというサビは、周りの人を変える宣言ではない。自分たちがどこで関係を保つかを選ぶ、具体的な動きだ。会話から抜けるのに助けが欲しいという小さな頼みが先にあるので、去る決意も、二人で抜け出す行動として地に足がつく。
どこにも着かなくても、目の中には光がある
二番は何時間も車で走りながら、どこへも着かなかったと始まる。目的地や成果で測れば、何も得ていない時間だ。ところが途中で見えるのは、相手の目の星のような光だ。着く場所の値打ちより、途中で相手といる感覚が前へ出る。上へ行く機会を探す一番の群衆と、違う時間の使い方が見える。
周囲の光や「cameras」のフラッシュには動じないという言葉も、その目の光と対照になる。外から注がれる強い光に自分の姿を合わせるより、腕の中にいる相手の光を感じる。見られることと、相手を見つめることの差が、二つのきらめきを分ける。
最後まで繰り返される、僕らの姿ではないという声は、何も持たないことへの言い訳ではなく、自分たちの輪郭を保つための確認だ。見える物で値打ちを決める世界へ近づいても、相手と過ごす時間の基準を渡さない。華やかな人たちの中で始まった歌が、二人の目と腕の近さへ戻ることに、その選択が表れている。

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