Ed Sheeran「Don’t」和訳と深読み|約束は求めなかった、それでも信頼は欲しかった

Ed Sheeranの写真に「Don’t」と「約束より先に、信頼が欲しかった」の文字を配した記事用カバー。
写真:Harald Krichel(Ed Sheeran)。出典:Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。顔の修整なし。加工したカバー画像もCC BY-SA 3.0で提供。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

約束や長い関係を求めていたわけではない。それでも、ただの遊びではなかった。「Don’t」の怒りは、その間にあった信頼を傷つけられたと語り手が感じるところから生まれる。軽く始まった関係が生活の近さへ変わり、同じホテルの同じ階で、近さそのものが痛みに変わっていく。

歌詞・和訳 / 歌詞を深く読む

公式ミュージックビデオをYouTubeで見る

歌詞と和訳

Verse 1

I met this girl late last year

去年の終わりに、ある女の子と出会った

She said, "Don't you worry if I disappear"

彼女は言った、私が消えても心配しないで、と

I told her, "I'm not really looking for another mistake"

僕は言った、また間違いを重ねるつもりはない、と

I called an old friend thinking that the trouble would wait

厄介事は待ってくれると思って、昔の友達に電話した

But then I jumped right in a week later, returned

でも、一週間後には飛び込んで、また戻った

I reckon she was only lookin' for a lover to burn

彼女は使い捨てにできる恋人を探していただけだと思う

But I gave her my time for two or three nights

それでも、二、三晩は彼女に時間を使った

Then I put it on pause until the moment was right

それから、頃合いが来るまで一度止めた

I went away for months until our paths crossed again

何か月も離れて、二人の道はまた交わった

She told me, "I was never looking for a friend

彼女は言った。「友達が欲しかったわけじゃないの。

Maybe you could swing by my room around 10

10時ごろ、私の部屋に来ない?

Baby, bring the lemon and a bottle of gin

レモンとジンの瓶を持ってきて

We'll be in between the sheets till the late a.m."

朝遅くまで、シーツの間で過ごそうよ」と。

Baby, if you wanted me then you should have just said, she's singin'

ねえ、僕が欲しかったなら、そう言えばよかったんだ。彼女は歌う。

Chorus

Don't **** with my love

僕の愛を弄ぶな。

That heart is so cold

その心はあまりにも冷たい

All over my home

その冷たさが、僕の家じゅうに広がっている。

I don't wanna know that, babe

ねえ、そんなことは知りたくない。

Don't **** with my love

この愛を、弄ばないでくれ。

I told her, she knows

彼女には言った、分かっているはずだ

Take aim and reload

狙いを定め、また弾を込める。

I don't wanna know that, babe

そんな話は聞きたくないんだ、ねえ。

Verse 2

And for a couple weeks, I only wanna see her

それから二週間ほど、彼女にだけ会いたくなった

We drink away the days with a takeaway pizza

持ち帰りのピザを食べて、飲みながら日々を過ごす

Before, a text message was the only way to reach her

前は、連絡する方法はメッセージだけだった

Now she's stayin' at my place and loves the way I treat her

今は僕の家にいて、僕が大切にするのを喜んでいる

Singing out Aretha all over the track like a feature

アレサの歌を歌っている。曲じゅうで客演するみたいに。

And never wants to sleep, I guess that I don't want to either

彼女は眠りたがらない、僕もそうだったんだろう

But me and her, we make money the same way

でも、僕と彼女は同じやり方で稼いでいる

Four cities, two planes, the same day

一日に四つの街を回り、二度飛行機に乗る。

And those shows have never been what it's about

公演がすべてだったわけじゃない

But maybe we'll go together and just figure it out

でも、一緒に行って、どうするか考えてもいい

I'd rather put on a film with you and sit on a couch

むしろ君と映画をつけて、ソファに座っていたい

But we should get on a plane or we'll be missin' it now

でも飛行機に乗らなきゃ、今度は乗り遅れる

Wish I'd have written it down, the way that things played out

どう事が進んだか、書き留めておけばよかった。

When she was kissin' him, how I was confused about

彼女が彼にキスしていたとき、僕はあんなにも戸惑っていた。

Now, she should figure it out while I'm sat here singing

今は彼女が考える番だ、僕はここに座って歌っている

Chorus

Don't **** with my love

僕の愛を弄ぶな。

That heart is so cold

その心はあまりにも冷たい

All over my home

僕の家は、その冷たさで満ちている。

I don't wanna know that, babe

ねえ、そんなことは知りたくない。

Don't **** with my love

この愛を、弄ばないでくれ。

I told her, she knows

彼女には言った、分かっているはずだ

Take aim and reload

狙いをつけ、もう一度弾を込める。

I don't wanna know that, babe

そんな話は聞きたくないんだ、ねえ。

Verse 3

On my hotel door

彼女は、僕のホテルの部屋の扉まで来た。

I don't even know if she knows what for

何のために来たのか、彼女自身が分かっているかも知らない

She was cryin' on my shoulder, I already told ya

僕の肩で泣いていた、もう言っただろう

Trust and respect is what we do this for

この関係で大事なのは、信頼と敬意だ

I never intended to be next (Get lost)

次に振り回される一人になるつもりはなかった(失せろ)

But you didn't need to take him to bed, that's all

でも、彼をベッドに連れていく必要はなかった、それだけだ

And I never saw him as a threat (Get lost)

彼を脅威だなんて思っていなかった(失せろ)

Until you disappeared with him to have sex, of course

君が彼と姿を消して、体を重ねて、初めてそう思った。当然だよ。

It's not like we were both on tour

二人ともツアーに出ていたから仕方ない、って話じゃない

We were stayin' on the same **** hotel floor

同じホテルの、同じ階に泊まっていたんだ

And I wasn't lookin' for a promise or commitment

約束や、ずっと続く関係を求めていたわけじゃない

But it was never just fun and I thought you were different

でも、ただの遊びでもなかった。君は違うと思っていた

This is not the way you realised what you wanted

自分の欲しいものを知るのに、このやり方はないだろう

It's a bit too much, too late, if I'm honest

正直、あまりにも遅すぎるし、もう受け止めきれない

And all this time, God knows I'm singin'

そして、その間ずっと、神様も知るとおり、こう歌っている

Chorus

Don't **** with my love

僕の愛を弄ぶな。

That heart is so cold

その心はあまりにも冷たい

All over my home

その冷たさが、僕の家じゅうに広がっている。

I don't wanna know that, babe

ねえ、そんなことは知りたくない。

Don't **** with my love

この愛を、弄ばないでくれ。

I told her, she knows

彼女には言った、分かっているはずだ

Take aim and reload

狙いを定め、また弾を込める。

I don't wanna know that, babe

そんな話は聞きたくないんだ、ねえ。

Don't **** with my love

僕の愛を弄ぶな。

That heart is so cold

その心はあまりにも冷たい

All over my home

僕の家は、その冷たさで満ちている。

I don't wanna know that, babe

ねえ、そんなことは知りたくない。

Don't **** with my love

この愛を、弄ばないでくれ。

I told her, she knows

彼女には言った、分かっているはずだ

Take aim and reload

狙いをつけ、もう一度弾を込める。

I don't wanna know that, babe

そんな話は聞きたくないんだ、ねえ。

歌詞を深く読む

軽い始まりのあと、家で過ごす日々ができる

一番では、彼女は消えても心配しないでと言い、語り手もまた間違いを重ねたくないと返す。関係を始める前から、簡単には続かない可能性が二人の言葉にある。語り手も短い夜を過ごしたあとで一度止め、何か月も離れている。最初から同じ重さの関係を確認していた二人としては描かれない。

ところが二番では、彼女にだけ会いたくなる時間が始まる。メッセージでしか届かなかった相手が、今は家にいて、持ち帰りのピザと飲み物で日々を過ごす。連絡の方法から居場所まで変わり、関係が生活の中へ入る。親密さが増えたことは、大きな愛の宣言より、こうした小さな日常の差で見える。

二人は同じやり方で稼ぎ、移動と公演に追われる。それでも語り手が望むのは、一緒にソファへ座って映画を見る時間だ。活動を共にできる便利さ以上に、何もしなくてもそばにいられる生活を求めている。だから他の相手へのキスを見たときの戸惑いは、軽い始まりだけを基準にすると見落としてしまう。途中で関係の手触りが変わっていたのだ。

長い約束を求めなくても、信頼は欲しかった

三番で語り手は「Trust and respect」と、信頼と敬意を直接名づける。そのあと、約束や継続を求めていたわけではないとも歌う。この二つを同じ節に置くことで、永遠を約束していないなら何をしても平気だ、という扱いに抵抗する。関係の長さを決めることと、いま相手をどう扱うかは別の問題として突きつけられる。

ただの遊びではなかったという一節には、始まりの軽さを自分でも知っている語り手の揺れがある。相手が自分の欲しいものを知る方法として、別の人と消える必要があったのかと問う。求めるものが変わることそのものより、その変わり方が自分を傷つけたという受け止め方が前へ出る。

同じホテルの同じ階という具体的な近さは、その傷を鋭くする。遠くへ離れて連絡が届かなくなった話ではなく、すぐ近くで相手が別の人へ向かった。冒頭の消えても心配しないでという言葉が、ここでは実際に誰かと姿を消した出来事へ変わる。最初に聞いていた自由な振る舞いを、今は同じ軽さで受け取れなくなっている。

詳しく語りながら、知りたくないと繰り返す

節の語りは、出会い、時間の区切り、飲み物、移動、ホテルと細かい。ところがサビへ来るたび、そんなことは知りたくないと短く言う。何が起きたかを繰り返し整理したい声と、これ以上受け取りたくない声が共存している。詳しく話せることが、その出来事を受け止め終わったことにはつながらない。

サビの狙いを定め、また弾を込める描写は、傷つける力を繰り返し向けられる感覚へ重なる。冷たい心が自分の家の近さまで入り込むため、親密だった場所も落ち着ける場所として残らない。怒りは単に別の相手を選ばれたことだけでなく、自分が大切にしていた時間を、同じ重さで扱ってもらえなかったことにも向いている。

最後は新しい結論を足すより、同じサビを長く繰り返す。事情を語り尽くしても、中心の境界線だけは変わらない。自分の愛を弄ばないでほしいという要求が、物語の前後を通して残る。長い説明の終わりに短い拒否が反復されることで、関係の整理と、まだ収まらない感情が同時に聞こえる。

参照と出典

ユーザー保存の英語原文(曲ページ:Genius)

コメントをどうぞ