
孤独だから写真を投稿する。その顔は知られても、自分自身は知られない。「Everybody Hates Me」の語り手は、ネットの中で増えた声を、現実のクラブへも抱えて入る。望んでいるのは大きな注目より、友達と飲む時間だ。その小さな願いの周りに、みんなに嫌われているような感覚が広がってしまう。
歌詞と和訳
Intro
Yeah, let's do it again but, uh, this time, uh, let's go full psycho
よし、もう一度やろう。でも今回は、思いきり狂った感じでいこう
Verse 1
Yeah, I just wanna drink tequila with my friend
友達とテキーラを飲みたいだけなんだ
She says she cheated 'cause she's tryna get ahead
彼女は、上に行こうとしてずるをしたと言う
The more I read it, yeah, the more I take offense
それを読めば読むほど、ますます腹が立つ
I'm so defeated, I can't get outside my head
打ちのめされて、頭の中から抜け出せない
I post a picture of myself 'cause I'm lonely
孤独だから、自分の写真を投稿する
Everyone knows what I look like
みんな、僕の見た目は知っている
Not even one of them knows me
でも、一人として僕自身を知らない
Yeah, I just wanna drink tequila with my friends
ただ友達と、テキーラを飲みたい
I'm so defeated, I just want this shit to end
打ちのめされて、このくそったれな状況が終わってほしいだけなんだ
Chorus
So I walk into the club like everybody hates me
だから、みんなに嫌われている気分で、クラブに入る
I walk into the club like everybody hates me
みんなに嫌われている気分で、クラブに入る
I'm talkin' to myself, shit, now they think I'm crazy
独り言を言ってる、くそ、今度はみんな僕をおかしいと思う
I walk into the club like everybody hates me (Everybody hates me)
みんなに嫌われている気分で、クラブに入る(みんなが僕を嫌う)
Like everybody hates me
みんなに嫌われているみたいに
Drop
Like everybody hates me (Everybody, yeah)
みんなに嫌われているみたいに(みんな)
Verse 2
I'm a product of the internet
僕はインターネットが生んだ存在だ
And now, I'm face to face with all the voices in my head
そして今、頭の中の声すべてと向き合っている
I can't even check the time without facing regret
時間を確かめるだけでも、後悔に向き合わずにはいられない
Why do I still have to mean everything I ever said?
どうして、これまで言ったことすべてを、今も本気でそう思っていなきゃいけないんだ?
And I'm not tryna be like, "Poor me," I made it
「かわいそうな僕」って言いたいわけじゃない、僕は成功したんだ
I'm just trying to stay normal now that they know what my name is
名前を知られるようになった今も、普通のままでいようとしているだけだ
Yeah, I just wanna drink tequila with my friends
友達とテキーラを飲みたい、それだけなんだ
Yeah, they're the reason that I still am who I am
友達のおかげで、僕は今も僕でいられる
Chorus
So I walk into the club like everybody hates me
だから、みんなが僕を嫌っているかのように、クラブへ入っていく
I walk into the club like everybody hates me
みんなが僕を嫌っているかのように、クラブへ入っていく
I'm talkin' to myself, shit, now they think I'm crazy
独り言を言ってる、くそ、今度はみんな僕をおかしいと思う
I walk into the club like everybody hates me (Everybody hates me)
みんなが僕を嫌っているかのように、クラブへ入る(みんなが僕を嫌う)
Like everybody hates me
みんなに嫌われているみたいに
Drop
Like everybody, everybody hates me (Everybody, yeah)
みんなに、みんなに嫌われているみたいに(みんな)
Bridge
I walk into the club like everybody hates me
クラブに入る、みんなに嫌われているような気分で
I walk into the club like everybody hates me
みんなに嫌われている気分で、クラブに入る
I walk into the club like everybody hates me
みんなが僕を嫌っているかのように、クラブへ入っていく
Drop
I walk into the club like everybody, yeah
クラブに入る、まるでみんなが…
Everybody (Everybody)
みんなが(みんなが)
I walk into the club like everybody, yeah
まるでみんなが…そんな気分で、クラブに入る
Everybody (Everybody hates me)
みんなが(みんなが僕を嫌う)
I walk into the club like, everybody hates me
みんなに嫌われている気分で、クラブに入る
Outro
Everybody, yeah, everybody
みんなが、みんなが
歌詞を深く読む
写真に写る顔と、一人にも知られない自分
一番で語り手が欲しいのは、友達とテキーラを飲むことだ。ただ、読むほど腹が立ち、打ちのめされて頭の中から出られないという行が続く。外にいる友達との時間へ向かいたいのに、読んだものへの反応が自分を内側へ戻す。願いは身近でも、そこへ気持ちを運ぶことが難しくなる。
写真を投稿する理由は、孤独だとはっきり歌う。見てもらう動作の始まりには、誰かとつながりたい不足がある。その直後に、見た目はみんなが知るのに、自分を知る人は一人もいないという二行が置かれる。顔が届く範囲の広さと、自分に届く相手の少なさが、極端な数の差として表れる。
二番では、インターネットが生んだ存在だと自分を呼ぶ。外の声に傷つくだけでなく、今の自分がその場所と切り離せないことも認める。成功したとも歌うため、得たものが何もないという嘆きにはならない。得た注目の中で、普通の自分を保つことが苦しくなっている。
友達と飲みたいという同じ願いは、二番では友達がいるから今も自分でいられるという行へ進む。顔や名前を知る不特定の人たちに対して、友達は自分を保つ理由として出る。孤独を語る曲の中にも、すでにあるつながりは残っている。その小さな輪と、みんなという大きな主語の差が、欲しい近さを具体的にする。
過去の声が頭に残り、クラブの空気まで変える
二番の頭の中には、向き合わなければならない声がたくさんある。時間を確かめる日常の動作にも、後悔がついてくる。これまで言ったことすべてを、今も本気で思っていなければならないのかという問いが、何に囚われているかを示す。今の自分へ進んでも、過去の言葉で見られる自分がついてくる。
サビの「like」は、みんなから嫌われているような状態でクラブへ入る、という行にある。全員から拒絶を告げられた出来事を並べるのではなく、入る時点ですでに、その空気をまとっている。ネットの中で抱えた声が、目の前の人たちを見る感覚にまで広がる。場所を変えても、頭の中をすぐには変えられない。
独り言を言うと、今度はみんなにおかしいと思われるという行も続く。自分の中の声へ反応しながら、その反応が外からどう見えるかをまた気にする。周りの評価を意識するほど、自分を見張る視線が増える。嫌われている気分は、人の多い場所に入っても薄まらず、自分の一つ一つの動作へ回ってくる。
終盤は、クラブへ入る行から、みんなという言葉だけに近づいていく。相手の一人一人の顔より、ひとまとまりの大きな相手が声を占める。友達が自分を支えるという実感は曲の中にあるが、その実感だけでこの大きな主語が消えるわけではない。身近な人と過ごしたい願いと、どこへ行っても見られる感覚が、最後まで同じ声に残る。

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