
一晩だけのつもりだった二人が、数年後には同じ場所で暮らし、喧嘩しながらその始まりを笑う。「Fallin’ All in You」は、予定を越えて育つ関係を歌う。安全網がないのに自由だというサビには、すべてを制御しなくても相手へ近づける、以前とは違う自分がいる。
歌詞と和訳
Verse 1
Sunrise with you on my chest
胸の上に君がいるまま、日の出を迎える
No blinds in the place where I live
僕の暮らす場所には、ブラインドがない
Daybreak, open your eyes
夜が明けたよ、目を開けて
'Cause this was only ever meant to be for one night
だって、これは一晩だけのはずだったから
Still, we're changin' our minds here
それでも、ここで二人の気持ちは変わっている
Be yours, be my dear
僕は君のものになる。君も僕の愛しい人でいて。
So close with you on my lips
君の唇が近くにある
Touch noses, feelin' your breath
鼻を寄せ合い、君の息を感じる
Push your heart and pull away, yeah
君の心に触れては、また離れる
Be my summer in a winter day, love
ねえ、冬の日に差す、僕の夏になって。
I can't see one thing wrong
何一つ、間違いは見えない
Between the both of us
二人の間に、間違いなんて見つからない。
Be mine, be mine, yeah
僕の恋人でいて。僕の恋人でいて。
Anytime, anytime
いつでも、いつでもそうでいて。
Pre-Chorus
Ooh, you know I've been alone for quite a while, haven't I?
しばらく一人だったことは、知っているよね?
I thought I knew it all
何もかも分かっていると思っていた
Found love but I was wrong
愛を見つけたつもりで、間違っていた
More times than enough
もう十分すぎるほど、何度も間違えた。
But since you came along
でも、君が来てから、こう思うんだ。
I'm thinkin', baby
ねえ、僕はこう思う。
Chorus
You (Yeah) are bringin' out a different kind of me
君が、今までとは違う僕を引き出している。
There's no safety net that's underneath
下には受け止める安全網もない
I'm free
僕は自由だ
Fallin' all in you
君へすべてを預けて、恋に落ちていく。
Fell for men who weren't how they appear (Yeah)
見た目どおりではない男たちに、恋をしてきた。
Trapped up on a tightrope, now we're here
綱の上に閉じ込められていた、でも今はここにいる
We're free
二人は自由だ
Fallin' all in you
何もかも君に委ねて、落ちていく。
Verse 2
Fast forward a couple years, yeah
数年後へ早送りしてみる
Grown up in the place that we live
二人が暮らす場所で、大人になった
Make love, then we fight
愛し合い、それから喧嘩する
Laugh 'cause it was only meant to be for one night, baby
ねえ、一晩だけのはずだったのにと、二人で笑う。
I guess we can't control
どうやら、二人では制御できないことがある。
What's just not up to us
二人だけでは決められないことなんだ。
Be mine, be mine, yeah
僕のそばにいてほしい。僕の恋人でいて。
Anytime, anytime
いつでも、いつでもそうでいて。
Pre-Chorus
Ooh, you know I've been alone for quite a while, haven't I?
僕が長いこと一人だったのは、分かっているだろう?
I thought I knew it all
何もかも分かっていると思っていた
Found love but I was wrong
愛を見つけたつもりで、間違っていた
More times than enough
何度も、もう十分すぎるほど愛を見誤った。
But since you came along
けれど、君が現れた今は、こう感じる。
I'm thinkin', baby
今、こんなことを考えているんだ、ねえ。
Chorus
You (Ooh, yeah) are bringin' out a different kind of me (Ooh)
君が、今までとは違う僕を引き出している。
There's no safety net that's underneath
下には受け止める安全網もない
I'm free
僕は自由だ
Fallin' all in you (Ooh)
君へすべてを預けて、恋に落ちていく。
Fell for men who weren't how they appear (Ooh)
見た目とは違う男たちに、恋をしてきた。
Trapped up on a tightrope, now we're here
綱の上に閉じ込められていた、でも今はここにいる
We're free
二人は自由だ
Fallin' all in you
君へすべてを預けて、恋に落ちていく。
Bridge
Every time I see you, baby, I get lost
君を見るたび、我を忘れてしまうんだ、ねえ。
If I'm dreamin', baby, please don't wake me up
ねえ、これが夢なら、どうか起こさないで。
Every night I'm with you, I fall more in love
君といる夜ごとに、もっと恋に落ちる
Now I'm layin' by your side
今、君のそばに横たわっている
Everything feels right since you came along
君が現れてから、何もかもしっくりくる
I'm thinkin', baby
ねえ、僕はこう思う。
Chorus
You, yeah, are bringin' out a different kind of me (Ooh)
君が、いつもと違う僕を引き出してくれる。
There's no safety net that's underneath
下には受け止める安全網もない
I'm free
僕は自由だ
Fallin' all in you (Ooh)
何もかも君に委ねて、落ちていく。
Fell for men who weren't how they appear (Ooh)
見た目どおりではない男たちに恋をした。
Trapped up on a tightrope, now we're here
綱の上に閉じ込められていた、でも今はここにいる
We're free
二人は自由だ
Fallin' all in
すべてを預けて、落ちていく
歌詞を深く読む
一晩という予定へ、朝の光が入り込む
一番は相手が胸の上にいる朝から始まる。部屋には光を遮るブラインドがなく、夜の親密さをそのまま日の出が照らす。目を開けるよう呼びかける理由は、一晩だけのはずだったことだ。しかし、その直後には二人の気持ちが変わっていると歌う。夜を区切るはずの朝が、終わりを確認する時間より、予定を見直す時間になる。
鼻や息の近さを描きながら、心へ触れては離れる動きもある。近いからすぐ一つの気持ちに定まるのではない。それでも相手を冬の日の夏として呼ぶ。しばらく一人だったという後の言葉と合わせると、触れ合いが身体の近さ以上に、生活の温度を変える出会いになっている。
二番は数年後へ時間を進め、同じ場所で育った二人を見せる。愛し合い、喧嘩もする。その生活を見たあとで、一晩だけのはずだったと笑う。始まりの予定は間違っていたが、間違いとして後悔するだけのものにはならない。今ある日々を測ると、当初の短い区切りのほうが小さく見えてくる。
安全網がないことを、自由として受け取る
サビには安全網がなく、その直後に自分は自由だと言う。危険が一切ないから自由なのではない。失敗を完全に避けられる保証がなくても、身を預けられる感覚がある。「falling」は落ちる動作と恋に落ちる感覚を重ね、制御を失うことをそのまま恐怖だけにしない。
同じサビの後半には、見た目どおりではない人に恋をし、綱の上に閉じ込められていた過去がある。足場を慎重に保たなければならない場所が、かえって身動きを取れない場所として描かれる。それに対し、今は安全網なしで落ちていくのに、自由だ。支えの形があることと、安心して動けることは同じではない。
二番でも、二人だけで決められないことを制御できないと認める。一晩から数年へ変わった時間が、そもそも予定どおりではなかった。関係の先を全部決め切るより、起きている変化へ開かれている。その姿勢が、最後まで残るすべてを預ける動作へつながる。
愛を知っていたつもりの自分が、出会いで変わる
プレコーラスでは、何もかも知っていると思い、愛を見つけたつもりで何度も間違えたと振り返る。新しい相手を見分ける技術が上がったから、次は確実だと歌うわけではない。相手が現れてから、自分の考えが変わっている。その出会いは、過去の経験だけでは決められなかったことを見せる。
サビも、相手が別の自分を引き出すと始まる。普段の自分にぴったり合う人を探した結果というより、一緒にいることで、自分の知らなかった面が出てくる。恋をする相手のよさと、自分が変わることがつながるため、自由という言葉にも新しい自分でいられる感触がある。
橋渡しの部分では、相手を見るたび自分を見失い、夢なら起こさないでと願う。一方で、一緒にいる夜ごとにもっと恋をすると歌い、今はそばに横たわっているという近い場面へ戻る。大きな変化を一度で終えるのではなく、同じ人といるたび気持ちが育つ。数年後の日常と今の触れ合いが、この繰り返す動きの中でつながっている。

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