
「Holy」の語り手は、聖人になれるとは思わないと言いながら、相手に抱かれる感覚を神聖だと呼ぶ。罪や欠点を消した人の宣言ではない。触れ合うことが、川や祭壇へ踏み出す力になる歌だ。
歌詞・和訳
歌詞と和訳
Verse 1: Justin Bieber
I hear a lot about sinners
罪人の話をたくさん聞く
Don't think that I'll be a saint
自分が聖人になるとは思わない
But I might go down to the river
それでも川へ行くかもしれない
'Cause the way that the sky opens up when we touch
二人が触れ合うと、空がぱっと開くように感じるから
Yeah, it's makin' me say
そう、思わず言ってしまう
Chorus: Justin Bieber
That the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me
君に抱きしめられる、その抱き方が、抱きしめてくれる感じが
Feels so holy, holy, holy, holy, holy
神聖に思える、神聖で、こんなにも神聖に感じる
On God
神に誓って
Runnin' to the altar like a track star
陸上選手みたいに、祭壇へ駆けていく
Can't wait another second
もう一秒も待てない
'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me
だって君に抱きしめられる、その抱き方が、抱きしめてくれる感じが
Feels so holy
こんなにも神聖なんだ
Verse 2: Justin Bieber
I don't do well with the drama
もめごとは得意じゃない
And, no, I can't stand it being fake
偽りなんて、耐えられない
(No, no, no, no, no, no, no, no)
(いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや)
I don't believe in nirvana
涅槃を信じているわけじゃない
But the way that we love in the night gave me life
でも夜に二人が愛し合う、その感覚で生き返った
Baby, I can't explain
ねえ、うまく説明できない
Chorus: Justin Bieber
That the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me
君が抱きしめてくれる、その感じが、その抱き方が
Feels so holy, holy, holy, holy, holy
こんなにも神聖で、神聖で、神聖に思える
On God
神に誓って
Runnin' to the altar like a track star
陸上選手みたいに、祭壇へ駆けていく
Can't wait another second
もう一秒も待てない
'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me
だって君が抱きしめてくれる、その感じが、その抱き方が
Feels so holy
こんなにも神聖に感じるんだ
Bridge: Justin Bieber & Chance the Rapper
They say we're too young and
僕らは若すぎると言われる
The pimps and the players say, "Don't go crushin'"
女衒や遊び人は『本気で恋に落ちるな』と言う
Wise men say fools rush in
賢者は、愚か者は急ぐと言う
But I don't know (Ah-ah-ah-ah)
でも、僕には分からない
They say we're too young and
僕らは若すぎると言われる
The pimps and the players say, "Don't go crushin'"
女衒や遊び人は『本気で恋に落ちるな』と言う
Wise men say fools rush in
賢者は、愚か者は急ぐと言う
But I don't know (Chance the Rapper)
でも僕には分からない(チャンス・ザ・ラッパー)
Verse 3: Chance the Rapper
The first step pleases the Father
最初の一歩は父を喜ばせる
Might be the hardest to take
それは一番踏み出しにくいものかもしれない
But when you come out of the water
でも水から出てくるとき
I'm a believer, my heart is fleshy
僕は信じている、僕の心には血が通ってる
Life is short with a temper like Joe Pesci
人生は短い、気も短い、ジョー・ペシみたいに
They always come and sing your praises, your name is catchy
みんな君をたたえに来る、君の名前は耳に残る
But they don't see you how I see you, Parlay and Desi
でも彼らの君の見方は、僕とは違う、パーレイとデジ
Cross, Tween, Tween, Hesi' hit the jet speed
切り返し、股抜き、股抜き、緩急をつけて一気に加速する
When they get messy, go lefty like Lionel Messi
もめてくれば左を使う、リオネル・メッシみたいに
Let's take a trip and get the Vespas or rent a Jet Ski
旅に出て、ベスパを手に入れるか、ジェットスキーを借りよう
I know the spots that got the best weed, we goin' next week
上質な大麻がある場所を知ってる、来週そこへ行くんだ
I wanna honor, wanna honor you, bride's groom, I'm my father's child
君を敬いたい、敬いたいんだ。花婿として、僕は父の子だから
I know when the son takes the first steps, the Father's proud (Yes)
息子が初めて踏み出すとき、父が誇らしいのは分かってる(そう)
If you make it to the water, He'll part the clouds (Uh)
水までたどり着けば、神は雲を分けてくれる
I know He made you a snack like Oscar Proud (Mwah)
神が君を、おいしそうなほど魅力的にしたんだ、オスカー・プラウドみたいに(ちゅっ)
Suffer it to be so now gotta clean it up (Ooh)
今はこのまま受け入れて、きれいにしなきゃ
Formalize the union in communion, He can trust (Woo)
聖なる交わりの中で、この結びつきを正式なものにしよう。神に信じてもらえるように
I know I ain't leavin' you like I know He ain't leavin' us (Ah)
僕は君を離さない。神が僕らを見放さないと知ってるのと同じように
I know we believe in God, and I know God believes in us
僕らが神を信じるのは分かるし、神が僕らを信じるのも分かる
Chorus: Justin Bieber
'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me
君に抱きしめられる、その抱き方が、抱きしめてくれる感じが
Feels so holy, holy, holy, holy, holy
神聖に思える、神聖で、こんなにも神聖に感じる
On God
神に誓って
Runnin' to the altar like a track star
陸上選手みたいに、祭壇へ駆けていく
Can't wait another second, on God
もう一秒も待てない、神に誓って
Runnin' to the altar like a track star
陸上選手のように、祭壇へ駆けていく
Can't wait another second, on God
あと一秒だって待てない、神に誓って
Runnin' to the altar like a track star
祭壇へ走る、陸上選手みたいに
Can't wait another second
もう一秒も、待っていられない
'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me
だって君が抱きしめてくれる、その抱き方、その抱き方が
Feels so ho-ho-ho-holy
こんなにも神聖なんだ
歌詞を深く読む
聖人でなくても感じる神聖さ
冒頭の「saint(聖人)」は、語り手がなれるとは思わない人物像だ。一方、サビの「holy(神聖な)」は、相手に抱かれた時の感覚を呼ぶ。自分の欠点を認める声と、二人の間にある特別さは両立している。人として完全になってから愛を受け取るのではなく、不完全な自分の体に、先にその感覚が訪れる。
川へ行くかもしれないという動作は、罪人という語の後に出る。後半の水から出る、清めるという言葉ともつながり、その場所へ踏み出すことに変化の像が重なる。欠点がないから水を必要としないのではなく、欠点のある自分が新しく関わり始める場所になる。
二番でも、偽物であるのは耐えられないと歌う。神聖さを立派に見せる飾りへ変えるのではなく、うまく説明できなくても、夜に二人が愛し合うことで命を感じるという実感へ戻す。抽象的な完全さより、実際に相手に触れる感触が言葉を生んでいる。
待てない体が祭壇へ駆けていく
サビの「altar(祭壇)」は、抱き合う感触から向かう先として現れる。体の近さだけで関係を閉じるのではなく、その結びつきを引き受ける場所へ進みたい。陸上選手のように走るという像が加わるため、厳かな場所へ静かに行くより、待てない気持ちが体の速さになる。
しかし周囲には、若すぎる、本気にならないほうがよい、急ぐのは愚か者だという声がある。すぐ進みたい自分と、慎重であれという外側の基準がぶつかる。語り手は周囲の言葉が完全に間違っていると論破せず、分からないと返す。その迷いを残したまま、サビではまた駆け始める。
もう一秒も待てないという行が終盤で増えることで、距離を縮める動作が強くなる。抱き合う反復と祭壇へ走る反復が交互に入り、相手の近さが決意を急がせ、決意がさらに近くへ向かわせる。この循環が、題名の静かな語に熱を与えている。
最初の一歩に父との関係が重なる
ラップの「first step(最初の一歩)」は、踏み出すのが最も難しいかもしれないと語られる。速く走るサビに対して、始める直前の重さが入る。動き出した勢いだけでなく、その前にためらう人の時間も歌の中へ戻ってくる。
息子の一歩を父が誇るという像では、行動が本人一人の出来事でなくなる。自分が進むことは、誰かとの関係の中で受け止められる。神と自分たちが互いに信じるという最後の言葉にも、信じる側が一方だけではないという形が続く。
僕が君を離れないことと、神が僕らを離れないことが並ぶと、相手へ差し出す約束は、自分が受け取る支えとつながる。自分が完璧だから愛を守れるという順番ではない。支えられる存在として一歩を踏み、同じように相手を支えたい。その形が、冒頭の聖人になれない声とサビの神聖さを結びつける。

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