Justin Bieber feat. Chance the Rapper「Holy」歌詞和訳と深読み|完璧ではない僕が神聖さを感じる場所

Justin Bieberの写真に「Holy」と「完璧ではない僕が神聖さを感じる場所」の文字を配した記事用カバー。楽曲の共演者は写っていません。
写真:Jakub Janecki(Justin Bieber)。出典:Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。顔の修整なし。加工したカバー画像もCC BY-SA 4.0で提供。背景のダンサーは楽曲の共演者ではありません。楽曲の共演者は写っていません。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

「Holy」の語り手は、聖人になれるとは思わないと言いながら、相手に抱かれる感覚を神聖だと呼ぶ。罪や欠点を消した人の宣言ではない。触れ合うことが、川や祭壇へ踏み出す力になる歌だ。

歌詞・和訳 / 歌詞を深く読む

歌詞・和訳

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歌詞と和訳

Verse 1: Justin Bieber

I hear a lot about sinners

罪人の話をたくさん聞く

Don't think that I'll be a saint

自分が聖人になるとは思わない

But I might go down to the river

それでも川へ行くかもしれない

'Cause the way that the sky opens up when we touch

二人が触れ合うと、空がぱっと開くように感じるから

Yeah, it's makin' me say

そう、思わず言ってしまう

Chorus: Justin Bieber

That the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me

君に抱きしめられる、その抱き方が、抱きしめてくれる感じが

Feels so holy, holy, holy, holy, holy

神聖に思える、神聖で、こんなにも神聖に感じる

On God

神に誓って

Runnin' to the altar like a track star

陸上選手みたいに、祭壇へ駆けていく

Can't wait another second

もう一秒も待てない

'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me

だって君に抱きしめられる、その抱き方が、抱きしめてくれる感じが

Feels so holy

こんなにも神聖なんだ

Verse 2: Justin Bieber

I don't do well with the drama

もめごとは得意じゃない

And, no, I can't stand it being fake

偽りなんて、耐えられない

(No, no, no, no, no, no, no, no)

(いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや)

I don't believe in nirvana

涅槃を信じているわけじゃない

But the way that we love in the night gave me life

でも夜に二人が愛し合う、その感覚で生き返った

Baby, I can't explain

ねえ、うまく説明できない

Chorus: Justin Bieber

That the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me

君が抱きしめてくれる、その感じが、その抱き方が

Feels so holy, holy, holy, holy, holy

こんなにも神聖で、神聖で、神聖に思える

On God

神に誓って

Runnin' to the altar like a track star

陸上選手みたいに、祭壇へ駆けていく

Can't wait another second

もう一秒も待てない

'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me

だって君が抱きしめてくれる、その感じが、その抱き方が

Feels so holy

こんなにも神聖に感じるんだ

Bridge: Justin Bieber & Chance the Rapper

They say we're too young and

僕らは若すぎると言われる

The pimps and the players say, "Don't go crushin'"

女衒や遊び人は『本気で恋に落ちるな』と言う

Wise men say fools rush in

賢者は、愚か者は急ぐと言う

But I don't know (Ah-ah-ah-ah)

でも、僕には分からない

They say we're too young and

僕らは若すぎると言われる

The pimps and the players say, "Don't go crushin'"

女衒や遊び人は『本気で恋に落ちるな』と言う

Wise men say fools rush in

賢者は、愚か者は急ぐと言う

But I don't know (Chance the Rapper)

でも僕には分からない(チャンス・ザ・ラッパー)

Verse 3: Chance the Rapper

The first step pleases the Father

最初の一歩は父を喜ばせる

Might be the hardest to take

それは一番踏み出しにくいものかもしれない

But when you come out of the water

でも水から出てくるとき

I'm a believer, my heart is fleshy

僕は信じている、僕の心には血が通ってる

Life is short with a temper like Joe Pesci

人生は短い、気も短い、ジョー・ペシみたいに

They always come and sing your praises, your name is catchy

みんな君をたたえに来る、君の名前は耳に残る

But they don't see you how I see you, Parlay and Desi

でも彼らの君の見方は、僕とは違う、パーレイとデジ

Cross, Tween, Tween, Hesi' hit the jet speed

切り返し、股抜き、股抜き、緩急をつけて一気に加速する

When they get messy, go lefty like Lionel Messi

もめてくれば左を使う、リオネル・メッシみたいに

Let's take a trip and get the Vespas or rent a Jet Ski

旅に出て、ベスパを手に入れるか、ジェットスキーを借りよう

I know the spots that got the best weed, we goin' next week

上質な大麻がある場所を知ってる、来週そこへ行くんだ

I wanna honor, wanna honor you, bride's groom, I'm my father's child

君を敬いたい、敬いたいんだ。花婿として、僕は父の子だから

I know when the son takes the first steps, the Father's proud (Yes)

息子が初めて踏み出すとき、父が誇らしいのは分かってる(そう)

If you make it to the water, He'll part the clouds (Uh)

水までたどり着けば、神は雲を分けてくれる

I know He made you a snack like Oscar Proud (Mwah)

神が君を、おいしそうなほど魅力的にしたんだ、オスカー・プラウドみたいに(ちゅっ)

Suffer it to be so now gotta clean it up (Ooh)

今はこのまま受け入れて、きれいにしなきゃ

Formalize the union in communion, He can trust (Woo)

聖なる交わりの中で、この結びつきを正式なものにしよう。神に信じてもらえるように

I know I ain't leavin' you like I know He ain't leavin' us (Ah)

僕は君を離さない。神が僕らを見放さないと知ってるのと同じように

I know we believe in God, and I know God believes in us

僕らが神を信じるのは分かるし、神が僕らを信じるのも分かる

Chorus: Justin Bieber

'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me, hold me

君に抱きしめられる、その抱き方が、抱きしめてくれる感じが

Feels so holy, holy, holy, holy, holy

神聖に思える、神聖で、こんなにも神聖に感じる

On God

神に誓って

Runnin' to the altar like a track star

陸上選手みたいに、祭壇へ駆けていく

Can't wait another second, on God

もう一秒も待てない、神に誓って

Runnin' to the altar like a track star

陸上選手のように、祭壇へ駆けていく

Can't wait another second, on God

あと一秒だって待てない、神に誓って

Runnin' to the altar like a track star

祭壇へ走る、陸上選手みたいに

Can't wait another second

もう一秒も、待っていられない

'Cause the way you hold me, hold me, hold me, hold me

だって君が抱きしめてくれる、その抱き方、その抱き方が

Feels so ho-ho-ho-holy

こんなにも神聖なんだ

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聖人でなくても感じる神聖さ

冒頭の「saint(聖人)」は、語り手がなれるとは思わない人物像だ。一方、サビの「holy(神聖な)」は、相手に抱かれた時の感覚を呼ぶ。自分の欠点を認める声と、二人の間にある特別さは両立している。人として完全になってから愛を受け取るのではなく、不完全な自分の体に、先にその感覚が訪れる。

川へ行くかもしれないという動作は、罪人という語の後に出る。後半の水から出る、清めるという言葉ともつながり、その場所へ踏み出すことに変化の像が重なる。欠点がないから水を必要としないのではなく、欠点のある自分が新しく関わり始める場所になる。

二番でも、偽物であるのは耐えられないと歌う。神聖さを立派に見せる飾りへ変えるのではなく、うまく説明できなくても、夜に二人が愛し合うことで命を感じるという実感へ戻す。抽象的な完全さより、実際に相手に触れる感触が言葉を生んでいる。

待てない体が祭壇へ駆けていく

サビの「altar(祭壇)」は、抱き合う感触から向かう先として現れる。体の近さだけで関係を閉じるのではなく、その結びつきを引き受ける場所へ進みたい。陸上選手のように走るという像が加わるため、厳かな場所へ静かに行くより、待てない気持ちが体の速さになる。

しかし周囲には、若すぎる、本気にならないほうがよい、急ぐのは愚か者だという声がある。すぐ進みたい自分と、慎重であれという外側の基準がぶつかる。語り手は周囲の言葉が完全に間違っていると論破せず、分からないと返す。その迷いを残したまま、サビではまた駆け始める。

もう一秒も待てないという行が終盤で増えることで、距離を縮める動作が強くなる。抱き合う反復と祭壇へ走る反復が交互に入り、相手の近さが決意を急がせ、決意がさらに近くへ向かわせる。この循環が、題名の静かな語に熱を与えている。

最初の一歩に父との関係が重なる

ラップの「first step(最初の一歩)」は、踏み出すのが最も難しいかもしれないと語られる。速く走るサビに対して、始める直前の重さが入る。動き出した勢いだけでなく、その前にためらう人の時間も歌の中へ戻ってくる。

息子の一歩を父が誇るという像では、行動が本人一人の出来事でなくなる。自分が進むことは、誰かとの関係の中で受け止められる。神と自分たちが互いに信じるという最後の言葉にも、信じる側が一方だけではないという形が続く。

僕が君を離れないことと、神が僕らを離れないことが並ぶと、相手へ差し出す約束は、自分が受け取る支えとつながる。自分が完璧だから愛を守れるという順番ではない。支えられる存在として一歩を踏み、同じように相手を支えたい。その形が、冒頭の聖人になれない声とサビの神聖さを結びつける。

参照と出典

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