写真:Raph_PH (Raphael Pour-Hashemi)/Wikimedia Commons/CC BY 2.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。写真に写るアーティストはDua Lipaです。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。
自分は石でできていて、もう踊れないと思っていた。そこへ戻ってくるのは、胸の大きな鼓動だ。「Love Again」は、新しい相手に出会う喜びだけでなく、恋を感じる力が自分の中にまだ残っていた驚きを歌う。過去の嵐と、いま触れられる天国が、もう一度という言葉の重みを作る。
歌詞と和訳
Verse 1
I never thought that I would find a way out
抜け出す道が見つかるなんて、思わなかった
I never thought I'd hear my heart beat so loud
心臓がこんなに大きく鳴るのを聞くなんて、思わなかった
I can't believe there's something left in my chest anymore
胸にまだ何かが残っているなんて、信じられない
But goddamn, you got me in love again
でも、まさか、あなたのせいでまた恋をした
I used to think that I was made out of stone
自分は石でできていると思っていた
I used to spend so many nights on my own
ひとりきりの夜を、いくつも過ごしていた
I never knew I had it in me to dance anymore
もう踊る力が自分に残っているなんて、知らなかった
But goddamn, you got me in love again
でも、まさか、あなたのせいでまた恋をした
Pre-Chorus
Show me that heaven's right here, baby
天国はここにあるって、私に見せて
Touch me, so I know I'm not crazy
触れて、私がおかしくなったわけじゃないと分からせて
Never have I ever met somebody like you
あなたみたいな人には、一度も出会ったことがない
Used to be afraid of love and what it might do
以前は、愛と、それがもたらすものが怖かった
But goddamn, you got me in love again
でも、まさか、あなたのせいでまた恋をした
Chorus
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
Again
もう一度
Verse 2
So many nights, my tears fell harder than rain
雨より激しく涙が落ちた夜が、いくつもあった
Scared I would take my broken heart to the grave
壊れた心のまま、墓場まで行くのかと怖かった
I'd rather die than have to live in a storm like before
前みたいな嵐の中で生きるくらいなら、死んだほうがましだった
But goddamn, you got me in love again
でも、まさか、あなたのせいでまた恋をした
Pre-Chorus
Show me that heaven's right here, baby
天国はここにあるって、私に見せて
Touch me, so I know I'm not crazy
触れて、私がおかしくなったわけじゃないと分からせて
Never have I ever met somebody like you
あなたみたいな人には、一度も出会ったことがない
Used to be afraid of love and what it might do
以前は、愛と、それがもたらすものが怖かった
But goddamn, you got me in love again
でも、まさか、あなたのせいでまた恋をした
Chorus
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
Again
もう一度
Refrain
I can't believe, I can't believe
信じられない、信じられない
I finally found someone
ついに誰かを見つけたなんて
I'll sink my teeth in disbelief
信じられないまま、深く歯を立てる
'Cause you're the one that I want
だって、欲しいのはあなたなの
I can't believe, I can't believe
信じられない、信じられない
I'm not afraid anymore
もう怖くないなんて
Goddamn, you got me in love again
まさか、あなたのせいでまた恋をした
Bridge
La-la-la, la-la-la
ラララ、ラララ
La-la-la, la-la-la
ラララ、ラララ
I never thought that I would find a way out
抜け出す道が見つかるなんて、思わなかった
I never thought I'd hear my heart beat so loud
心臓がこんなに大きく鳴るのを聞くなんて、思わなかった
I can't believe there's something left in my chest anymore
胸にまだ何かが残っているなんて、信じられない
Oh, goddamn, you got me in love again
ああ、まさか、あなたのせいでまた恋をした
(We're in love, we're in love)
(二人は恋をしてる、恋をしてる)
(We're in love, we're in love, oh, oh)
(二人は恋をしてる、恋をしてる、ああ、ああ)
Refrain
I can't believe, I can't believe
信じられない、信じられない
I finally found someone
ついに誰かを見つけたなんて
I'll sink my teeth in disbelief
信じられないまま、深く歯を立てる
'Cause you're the one that I want
だって、欲しいのはあなたなの
I can't believe there's something left inside my chest anymore
胸の内にまだ何かが残っているなんて、信じられない
But goddamn, you got me in love again
でも、まさか、あなたのせいでまた恋をした
Chorus
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
You got me in love again
あなたのせいでまた恋をした
You got me in love again (Again and again)
あなたのせいでまた恋をした(何度も何度も)
Again (And again and again and again)
もう一度(何度も何度も、もう一度)
歌詞を深く読む
石だと思っていた自分に、鼓動がある
「stone」は、心が傷ついているというだけでなく、もう反応しないものになったという自己像を作る。語り手は、ひとりの夜を重ね、踊る力さえ自分にあると知らなかった。その自分の像に対して、最初に戻ってくるのは大きく聞こえる鼓動だ。理屈で恋を信じようとするより先に、体がまだ感じられることを知らせる。
胸にまだ何かが残っていたという驚きも、相手の魅力だけでは説明しきれない。語り手は新しい相手に出会うと同時に、失ったと思った自分の一部にも出会い直す。石のような不動の像に、鳴る、踊る、触れるという動きが返されるので、恋の回復は抽象的な気分の変化でなく、生きた体が動き始める変化になる。
ブリッジで冒頭の言葉が戻ることも、この驚きを深める。一度サビで恋を認めたあとでも、自分の胸が鳴ることをまた信じられないと話す。新しい状態へすぐ慣れたわけではない。相手への喜びが続くたび、石だと思った自分との落差にも驚き直す。その反復が、もう一度という言葉を、ただ次の恋という順番以上のものにする。
前の嵐を知っているから、今の天国を確かめたい
二番の涙は雨より強く落ちる。外の天気では表しきれないほど、内側の痛みが大きかったという対比だ。その状態を墓場まで持っていくことを怖れ、以前のような嵐には戻りたくないと語る。新しい恋を喜ぶ現在へ、過去の怖さが具体的な景色として置かれるため、再び感じることの勇気が見えてくる。
サビの前で求める「heaven」は、遠くにある理想だけではなく、ここにあると見せてほしいものだ。前の嵐に対し、いまの場所の安全と喜びを確かめたい。相手に触れてと頼むのも、その感覚が思い込みではなく、触れられる現実だと知りたいからだ。大きな幸福の言葉が、すぐそばの接触へ結びつく。
恋が怖かったという過去も、自分が今は怖くないことを信じられないという後半の声へつながる。怖さが軽かったから乗り越えたのではなく、以前の痛みを持つ人が、別の感覚を得て驚いている。だから再び恋に落ちるというサビには、喜びとともに、もう一度そうなれたことへのほとんど信じがたい感触が残る。
信じられなさは、喜びを弱めず体を強く動かす
繰り返される「I can't believe」は、相手を疑って遠ざけるだけの不信ではない。誰かを見つけたこと、自分がもう怖くないこと、胸に何かが残っていることを、驚きの対象として挙げる。現実を受け入れたくないのではなく、以前の自分の見通しでは受け止めきれないほど、現実が変わっている。
歯を深く立てる像が現れるのも、その驚きを体へ戻す。もう反応しないと思った人が、欲しい相手へ強く向かう力を持つ。続く、欲しいのはあなたという行が、その身体的な像を相手への欲求につなぐ。信じられなさと欲しさは打ち消し合わず、驚いたまま強く求めてしまう感覚を作る。
サビは、新しい説明を増やすより、また恋をしたという一文へ戻り続ける。終盤の何度もという声は、一度だけ心が動いた例外ではなく、その状態が続く高揚を押し広げる。石だった自分や過去の嵐を曲から消すのでなく、その像があったからこそ、いまの反復が回復の実感として響く。

コメントをどうぞ