写真:Raph_PH/Wikimedia Commons/CC BY 2.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。写真に写るアーティストはShawn Mendesです。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。
彼女に主導権を渡したい。それなのに、一緒にいると自由だと感じる。「There’s Nothing Holdin’ Me Back」は、自分の決めたことが揺らぐ喜びを歌う。相手がためらいを外し、普段の評判から離れる場所へ連れていく。暗がりでつまずくかもしれなくても、隣に君がいれば大丈夫という確信が、その勢いを支えている。
歌詞と和訳
Verse 1
I wanna follow where she goes
彼女の行くところへ、ついていきたい
I think about her and she knows it
彼女のことを考えてる、そのことは彼女も知っている
I wanna let her take control
彼女に主導権を渡したい
'Cause every time that she gets close, yeah
だって、彼女が近づくたび、そう
Pre-Chorus
She pulls me in enough to keep me guessin', mmm
彼女は、僕が気にし続けるくらいに引き寄せる、うん
And maybe I should stop and start confessin', confessin', yeah
そろそろ立ち止まって、気持ちを打ち明け始めたほうがいいのかも、打ち明けたほうが、そう
Chorus
Oh, I've been shakin'
ああ、ずっと震えている
I love it when you go crazy
君が思いきりはじける、その姿が好き
You take all my inhibitions
君は僕のためらいを、全部取り去る
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
You take me places that tear up my reputation
君は、僕の評判がめちゃくちゃになる場所へ連れていく
Manipulate my decisions
僕の決断を操る
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
Post-Chorus
There's nothin' holdin' me back
もう僕を引き止めるものはない
There's nothin' holdin' me back
もう僕を引き止めるものはない
Verse 2
She says that she's never afraid
彼女は、怖いことはないと言う
Just picture everybody naked
みんな裸だと思ってみればいいって
She really doesn't like to wait
彼女は、待つのが本当に嫌い
Not really into hesitation
ためらうのも、好きじゃない
Pre-Chorus
Pulls me in enough to keep me guessin', woah
僕が気にし続けるくらいに引き寄せる、ああ
And maybe I should stop and start confessin', confessin', yeah
そろそろ立ち止まって、気持ちを打ち明け始めたほうがいいのかも、打ち明けたほうが、そう
Chorus
Oh, I've been shakin'
ああ、ずっと震えている
I love it when you go crazy
君が思いきりはじける、その姿が好き
You take all my inhibitions
君は僕のためらいを、全部取り去る
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
You take me places that tear up my reputation
君は、僕の評判がめちゃくちゃになる場所へ連れていく
Manipulate my decisions
僕の決断を操る
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
Post-Chorus
There's nothin' holdin' me back
もう僕を引き止めるものはない
Bridge
'Cause if we lost our minds and we took it way too far
だって、二人がおかしくなって、ずっと行きすぎたとしても
I know we'd be all right, I know we would be all right
大丈夫だと分かる、二人なら大丈夫だと分かる
If you were by my side and we stumbled in the dark
君が隣にいて、暗がりでつまずいたとしても
I know we'd be all right, I know we would be all right
大丈夫だと分かる、二人なら大丈夫だと分かる
'Cause if we lost our minds and we took it way too far
だって、二人がおかしくなって、ずっと行きすぎたとしても
I know we'd be all right, I know we would be all right
大丈夫だと分かる、二人なら大丈夫だと分かる
If you were by my side, we stumbled in the dark
君が隣にいて、暗がりでつまずいたとしても
I know we'd be all right, we would be all right
大丈夫だと分かる、二人なら大丈夫
Chorus
Oh, I've been shakin'
ああ、ずっと震えている
I love it when you go crazy
君が思いきりはじける、その姿が好き
You take all my inhibitions
君は僕のためらいを、全部取り去る
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
You take me places that tear up my reputation
君は、僕の評判がめちゃくちゃになる場所へ連れていく
Manipulate my decisions
僕の決断を操る
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
Outro
(Oh, woah)
(ああ、ああ)
There's nothin' holdin' me back
もう僕を引き止めるものはない
I feel so free when you're with me, baby
君といると、こんなに自由に感じる
Baby, there's nothin' holdin' me back
ねえ、もう僕を引き止めるものはない
歌詞を深く読む
主導権を渡すことが、止める力を外す
一番の語り手は、相手についていき、相手に「control」を渡したいと歌う。自分がすべてを決めることで自由になるのではない。サビでも決断を操られると話すのに、最後には一緒にいると自由だと感じる。その逆向きの感覚が、この曲の高揚を作る。
相手が外すのは、内側のためらいや抑えだ。自分だけで管理しているつもりの決断にも、評判を守りたい気持ちや、失敗を避けたい気持ちが含まれる。その管理を相手が揺らすと、今まで行かなかった場所へ動ける。自由は、誰の影響も受けない状態というより、自分を止めていた基準から離れる感覚として語られる。
評判がめちゃくちゃになる場所を喜んで歌うことも、その離れ方に合う。周りにどう見られるかを守れば、これまでの自分を保てるが、そのままでは新しい動きができない。語り手は相手の影響を、その評判を壊すものとしても、進む力としても受け取る。相手に委ねる喜びの中に、自分の既存の輪郭が変わる危うさがある。
気にし続ける僕から、君に向ける告白へ
サビの前の「guessin'」は、相手の気持ちを読み続ける状態を示す。相手は近づくが、その近さですべてが分かるわけではない。自分が相手を考えていることは知られていても、関係の答えはまだ定まらない。その状態を止めて、気持ちを打ち明けたほうがいいと語り手は考える。
各節では彼女として眺めていた相手が、サビでは君という呼びかけの相手になる。外から相手の行動を読む声から、自分がどう揺さぶられるかを本人へ伝える声へ近づく。震えているという告白も、堂々と主導する人の声より、相手の勢いの中で動き始めた自分の体を見せる声になる。
二番の相手は、待つこともためらうことも好まないとされる。それに対し語り手は、まだ気持ちを読むことと告白することの間にいる。相手の大胆さが魅力になるのは、自分が同じ大胆さを初めから持つからではない。その違いが、自分のためらいを外してくれる人へ引かれる理由として曲の中に示される。
大丈夫という確信には、君が隣にいる条件がある
ブリッジの「dark」は、先が見えず足元も不確かな場所を作る。そこでつまずく可能性まで語るので、自由になれば間違いをしないという話にはならない。行きすぎたり、落ち着いた判断を失ったりする可能性が、二人の前に残る。大丈夫という声は、その不確かさを消さずに出される。
確信の条件は、君が隣にいることだ。どこに行くかをすべて見通せるから進めるのではなく、相手と一緒なら見通せない場所にも入れると感じる。自分を止めるものがないというサビの強さには、この近い支えがある。一人の無敵さを宣言する声とは違う、二人の側からの強さになる。
同じ条件と確信が二度繰り返されるのは、いまの大胆さを言い聞かせる響きも作る。実際にすべてがうまくいったという結果の報告ではなく、これから進むための確信だ。最後の、一緒にいると自由という言葉が、その根を直接示す。ためらいを外す力と、つまずいてもよいと感じる支えが、同じ相手に結びついている。

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