Shawn Mendes「Perfectly Wrong」和訳と深読み|合わないと分かるほど、離れられない

Shawn Mendesの写真に「Perfectly Wrong」と「合わないと分かるほど、離れられない」の文字を配した記事用カバー。
写真:Josiah VanDien(Shawn Mendes)。出典:Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。顔の修整なし。加工したカバー画像もCC BY-SA 4.0で提供。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

合わないと分かっている。だからこそ、離れるのが難しいと歌う。「Perfectly Wrong」の語り手は、危うさを知らずに恋を続ける人ではない。毒を味わう唇と、好きな歌を歌う愛を同じ相手に重ね、知っている答えへ身体がついていかない苦しさを描く。

歌詞・和訳 / 歌詞を深く読む

公式YouTubeで聴く

歌詞と和訳

Verse 1

Taste the poison from your lips

君の唇から、毒を味わう

Lately, we're as good as gone

最近の二人は、もう終わったも同然

Oh, our love is drunk and it's

二人の愛は、酔いしれている。

Singing me my favorite song

その愛が、僕のいちばん好きな歌を歌ってくれる。

Pre-Chorus

Me and you

僕と君は、そんな二人。

We were made to break

壊れるために結ばれた

I know the truth

本当のことは分かっている

But it's much too late

でも、もう遅すぎる

Chorus

You're perfectly wrong for me

君は、まるで僕に合わない。

And that's why it's so hard to leave

だから、離れるのがこんなにも難しい。

Yeah, you're perfectly wrong for me

そう、君はまるで僕に合わない。

You're perfectly wrong for me

君は、完全に僕と合わないんだ。

All the stars in the sky could see

空の星々にだって、分かるだろう。

Why you're perfectly wrong for me

君が僕に、まるで合わない理由は明らかだ。

Verse 2

Oh, you know how much it hurts

どれほど痛むか、君も分かっているだろう。

Every time you say you hate me

君が僕を嫌いだと言うたびに、こんなに痛む。

But when we're making love, you make it worth it

でも愛し合うと、その痛みにも意味を感じてしまう

Can't believe the places that you take me

君に連れていかれる場所が、信じられない

Pre-Chorus

There's no use

どうしようもない

We were made to break

二人は壊れるために結ばれた

I know the truth

本当のことは分かっている

And it's much too late

そして、もう遅すぎる

Chorus

You're perfectly wrong for me

君は、まるで僕に合わない。

And that's why it's so hard to leave

だからこそ、君から離れるのが難しい。

Yeah, you're perfectly wrong for me

そう、僕には君がまるで合わない。

Oh, you're perfectly wrong for me

君は、まるで僕に合わない。

All the stars in the sky could see

空にある星は、みんな見ているだろう。

Why you're perfectly wrong for me

なぜ君が僕に合わないのかは、見えているはず。

Bridge

Oh, and why can't I quit

どうして、やめられないんだろう。

When you break my heart open?

君に心を引き裂かれているのに、どうして離れられないんだろう?

I need you more than I know

自分で思う以上に、君が必要だ

Oh, and I can't resist

それでも僕は、抵抗できない。

When you're up against my skin

肌に君が触れると、抵抗できなくなる。

I never wanna let you go

君を手放したくなくなる

Chorus

You're perfectly wrong for me

君は、完全に僕と合わないんだ。

And that's why it's so hard for me

だから、僕はこんなにつらい

Yeah, you're perfectly wrong for me, mm

そう、君はまるで僕に合わない。

Yeah, you're perfectly wrong for me

そう、君はまるで僕に合わない。

Hate that you know that I won't leave

僕が離れないと君が知っている。それが嫌なんだ。

Yeah, you're perfectly wrong for me, oh

そう、君は僕にまるで合わないんだ。

Yeah, you're perfectly wrong for me

そう、僕には君がまるで合わない。

And that's why it's so hard for me

だから、僕はこんなにつらい

Yeah, you're perfectly wrong for me, yeah

本当に、君はまるで僕に合わない。

Oh, you're perfectly wrong for me

僕には、どうしようもなく合わないんだ。

Hate that you know that I won't leave

僕が去れないことを、君は知っている。そのことが嫌だ。

Yeah, you're perfectly wrong for me

そう、君はまるで僕に合わない。

Yeah, you're perfectly wrong for me

そう、僕には君がまるで合わない。

歌詞を深く読む

毒を知っている唇が、好きな歌も歌う

最初に相手の唇から受け取るものは毒だ。そのすぐ後に、二人の愛が酔っていて、自分の好きな歌を歌うという像が続く。毒を持つ相手と、心地よい相手が分かれていない。離れる理由に触れる同じ場所が、もう一度近づく理由にもなる。この重なりが、合わないのに残る関係の入口を作る。

愛そのものを酔った人のように描くため、二人の判断にも安定しない感触がある。それでも好きな歌は、語り手にとって慣れたうれしさを持つ。危険だと知るだけでは、その心地よさまで消えない。関係のよい部分を覚えていることが、関係を終える判断へ簡単にはつながらないのだ。

二番でも、嫌いだと言われる痛みと、愛し合うときに感じる価値が並ぶ。傷ついたから親密さがなくなるのではなく、親密さがまた傷の重さを変えてしまう。橋渡しの部分では、肌に触れられると逆らえないと直接歌う。頭で知っている危うさを、身体の近さがその場で押し戻す。

「perfectly wrong」は、合わなさを少しも疑えないほど強める言い方だ。しかしサビは、その確かさを離れる理由へ直結させず、離れにくさの理由へつなぐ。ふさわしくないという結論まで鮮明でも、求める気持ちは弱くならない。その食い違いを直さずに歌うことが、この曲の苦しさを作っている。

自分が離れられないことを、相手も知っている

プレコーラスでは本当のことを知っていると言いながら、もう遅すぎると続く。知らなかったから選び直せなかったという説明ではない。二人は壊れるようにできていたと感じ、その結果を知っていても、気持ちはすでに強く結ばれている。知ることと動けることの間に、時間のずれがある。

空の星々にさえ合わなさが見えるだろうというサビは、その明らかさを大きくする。自分だけが見落とした問題ではなく、外からも分かると語り手は感じる。それでも、自分で思うより相手が必要だとも言う。相手を必要とする量まで、頭の中でつかめない。その分からなさが、明らかな結論と同じ人の中に残る。

最後のサビには、相手も自分が離れないと知っているのが嫌だという一節が加わる。前半では自分が知る真実の話だったものが、ここでは相手が知る自分の弱さの話へ変わる。去るかどうかを自分の意志で決めたいのに、相手は残ることを予想できてしまう。その非対称さが、合わないという反復にいっそう鋭い感情を加える。

最後まで離れた場面は描かれず、同じ言葉が長く続く。サビは答えを見つけるためだけに繰り返されるのではなく、すでにある答えを受け入れて動けない時間を見せる。危うさに名前をつけられても、そこから出ることは別の難しさを持つ。その場所にとどまったまま、語り手は相手への魅力と怒りを同時に歌っている。

参照と出典

ユーザー保存の英語原文(曲ページ:Genius)

コメントをどうぞ