
相手は友達だと言う。それでも、触れた感覚は友達という言葉だけでは収まらない。「Señorita」は逃げるべきだと思いながら、また相手のもとへ戻る二人を歌う。呼び名を受け取る喜びと、その近さに自分だけの意味を見ていないかという願いが、最後まで同時に残る。
Shawn Mendes & Camila Cabello「Señorita」公式MVをYouTubeで見る
歌詞と和訳
Chorus: Camila Cabello
I love it when you call me señorita
君にセニョリータと呼ばれるのが好き。
I wish I could pretend I didn't need ya
君なんて必要ないふりができたらいいのに。
But every touch is ooh-la-la-la
でも、君に触れられると、こんな感覚になる。
It's true, la-la-la
本当なの。
Ooh, I should be runnin'
逃げたほうがいいのに。
Ooh, you keep me coming for ya
それでも君は、私をまた自分のもとへ戻らせる。
Verse 1: Shawn Mendes
Land in Miami
マイアミへ降り立つ
The air was hot from summer rain
夏の雨で、空気は熱かった
Sweat drippin' off me
僕から汗が滴り落ちる
Before I even knew her name, la-la-la
彼女の名前を知る前から、そうだった。
It felt like ooh-la-la-la, yeah, no
そんなふうに感じたんだ。
Sapphire moonlight
サファイア色の月明かり
We danced for hours in the sand
砂の上で、何時間も踊った
Tequila Sunrise
テキーラ・サンライズ
Her body fit right in my hands, la-la-la
彼女の体が、僕の手の中にぴたりと収まった。
It felt like ooh-la-la-la, yeah
あんな感覚だった。
Chorus: Camila Cabello & Shawn Mendes, Camila Cabello
I love it when you call me señorita
セニョリータって君が呼ぶと、うれしい。
I wish I could pretend I didn't need ya
君がいなくても平気なふりを、できればいいのに。
But every touch is ooh-la-la-la
それでも、触れるたびにこう感じる。
It's true, la-la-la
そう、本当なんだ。
Ooh, I should be runnin'
私は逃げるべきなのに。
Ooh, you know I love it when you call me señorita
セニョリータと呼ばれるのが好きだって、君も知っているでしょう。
I wish it wasn't so damn hard to leave ya
君から離れるのが、こんなに難しくなければいいのに
But every touch is ooh-la-la-la
でも、君に触れられると、こんな感覚になる。
It's true, la-la-la
本当なの。
Ooh, I should be runnin'
逃げたほうがいいのに。
Ooh, you keep me coming for ya
君が、私を何度も引き寄せる。
Verse 2: Camila Cabello, Camila Cabello & Shawn Mendes
Locked in the hotel
ホテルの中に閉じこもって
There's just some things that never change
どうしても変わらないことがある
You say we're just friends
君は、二人はただの友達だと言う
But friends don't know the way you taste, la-la-la (La, la, la)
でも、ただの友達なら、君の味までは知らない。
'Cause you know it's been a long time coming
だって、ここまで長い時間がかかったのは、君も知っている
Don't ya let me fall, oh
私を落としたままにしないで
Ooh, when your lips undress me, hooked on your tongue
君の唇に脱がされると、君の舌に心を奪われる。
Ooh, love, your kiss is deadly, don't stop
ねえ、そのキスは致命的なのに、止めないで。
Chorus: Both, Camila Cabello & Shawn Mendes
I love it when you call me señorita
君にセニョリータと呼ばれるのが好き。
I wish I could pretend I didn't need ya
君なんて必要ないふりができたらいいのに。
But every touch is ooh-la-la-la
それでも、触れるたびにこう感じる。
It's true, la-la-la
そう、本当なんだ。
Ooh, I should be runnin'
私は逃げるべきなのに。
Ooh, you know I love it when you call me señorita
君がセニョリータと呼ぶと私がうれしいのは、分かっているでしょう。
I wish it wasn't so damn hard to leave ya (So damn hard to leave ya)
君から離れるのが、こんなに難しくなければいいのに。(こんなにも離れにくい)
But every touch is ooh-la-la-la
でも、君に触れられると、こんな感覚になる。
It's true, la-la-la (True la-la)
本当なんだ。(本当だよ)
Ooh, I should be runnin'
逃げたほうがいいのに。
Ooh, you keep me coming for ya
それでも君は、私をまた自分のもとへ戻らせる。
Outro: Both, Shawn Mendes & Camila Cabello
All along, I've been coming for ya (For you)
ずっと、君のもとへ戻ってきた(君のもとへ)
And I hope it meant something to you (Oh)
君にとっても、何か意味があったと願っている。
Call my name, I'll be coming for ya (Coming for you)
名前を呼んで、君のもとへ行くから(君のもとへ)
Coming for ya (Coming for you)
君のもとへ行くよ。(君のもとへ行く)
For ya
君のもとへ行く。
For ya (Oh, she loves it when I call)
君のもとへ行く。(僕が呼ぶと、彼女は喜ぶ)
For ya
君のもとへ戻っていく。
Ooh, I should be runnin'
私は逃げるべきなのに。
Ooh, you keep me coming for ya
君が、私を何度も引き寄せる。
歌詞を深く読む
名前を知る前の近さが、特別な呼び名になる
一番では、相手の名前を知る前から身体に熱がある。夏の雨の空気、汗、砂の上の踊りが続き、相手を言葉で知るより感覚で近づく時間が前へ出る。青い宝石のような月明かりと、暑い空気が一つの場面にあるため、景色の美しさと身体の高まりが同時に残る。
サビでは「señorita」という呼び名を受け取ることがうれしいと歌う。二人を説明する正式な関係の名前より、相手が自分へ向ける一つの呼びかけが特別になる。君は必要ないと振る舞いたい気持ちがあっても、その声に呼ばれる喜びは隠せない。相手のほうを向かせる力が、触れる動作だけでなく言葉にもある。
終わりには自分の名前を呼んでほしいという声が来る。一番で名前を知らなくても始まった近さが、今度は自分を呼び止める言葉を求める。ずっと相手へ戻ってきたことに意味があったかという願いも添えられる。身体が近い事実だけでは足りず、その近さが相手にも届いていたかを確かめたい。
友達という説明と、知ってしまった味が食い違う
二番で相手が与える説明は、ただの友達だというものだ。語り手はその言葉へ、友達は相手の味まで知らないと返す。関係の名づけと、すでに身体で知ったことがぶつかる。二人の状態をどう呼ぶかだけでは、触れた時間をなかったことにできない。
ホテルに閉じこもる場面の中で、変わらないことがあるとも歌う。ここまで長い時間がかかったという言葉もあり、近さはその場限りの偶然だけに見えない。だから落としたままにしないでという願いには、触れたあとの自分を置き去りにされたくない気持ちがある。親密な一瞬と、その後の扱いがつながっている。
致命的なキスなのに止めないでという一節も、同じ食い違いを短くする。苦しい先が見えるほど強く影響されても、触れる時間を終えられない。サビの必要ないふりをしたいという願いと合わせると、見せたい自分の独立と、実際に引き寄せられる感覚が分かれている。友達という言葉へ収まらないのは、その強さでもある。
逃げるべきだと歌うたび、また戻る
サビの逃げるべきだという判断は、実際に去ったという動作にはならない。その直後に相手が自分を戻らせると続く。離れる理由を考えつつ、相手へ向かう力はもう働いている。サビが戻るたびに、その同じ往復が起きる。
離れるのがこんなに難しくなければという願いにも、判断の弱さだけでは済まない感覚がある。相手が好きな呼び名を使い、触れるたび気持ちが動く。戻る理由が一つでないため、逃げるという一つの言葉で片づかない。二つの歌唱の声が重なる部分にも、互いを引く力と関係を決め切れない声が同時にある。
最後は、相手にとっても意味があったと願ったあと、また逃げるべきなのに戻ると言う。関係がはっきり定まった結末は置かれない。強く引かれることは分かっても、同じ意味を二人が受け取っているかは、まだ問いとして残る。うれしい呼び名と、確かめたい自分の名前が、その揺れる近さを最後まで支えている。

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