Shawn Mendes「Stitches」和訳と深読み|傷つけた君へ、助けを求めてしまう心

Shawn Mendesの実写写真と「Stitches」「縫い直したいのは、君のいない心」の文字を配した記事用カバー。

写真:Josiah VanDien/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。改変後のカバーもCC BY-SA 4.0で提供します。写真に写るアーティストはShawn Mendesです。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

言葉は刃より深く切り、キスがなくなると傷を縫い合わせる必要がある。「Stitches」は、恋の痛みを、呼吸や膝や針と糸の像で伝える歌だ。君を恋人と呼ぶのをやめれば抜け出せると分かっている。それでも、傷つけた相手へ助けを求めてしまうところに、離れることの難しさがある。

歌詞・和訳 / 歌詞を深く読む

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歌詞と和訳

Verse 1

I thought that I'd been hurt before

前にも傷ついたことはあると思っていた

But no one's ever left me quite this sore

でも、こんなに痛みを残した人はいなかった

Your words cut deeper than a knife

君の言葉は、刃より深く切りつける

Now I need someone to breathe me back to life

今は誰かに息を吹き込まれて、生き返りたい

Pre-Chorus

Got a feeling that I'm goin' under

沈んでいくように感じる

But I know that I'll make it out alive

でも、生きて抜け出せると分かっている

If I quit calling you my lover

君を僕の恋人と呼ぶのをやめて

And move on

先へ進めば

Chorus

You watch me bleed until I can't breathe, shaking

僕が血を流すのを君は見ている、息もできず震えるまで

Falling onto my knees

膝から崩れ落ちる

And now that I'm without your kisses

今は君のキスがないから

I'll be needin' stitches

この傷を、縫い合わせなくちゃならない

Trippin' over myself, aching

自分の足につまずき、痛みにうずく

Begging you to come help

君に来て助けてと、すがっている

And now that I'm without your kisses

今は君のキスがないから

I'll be needin' stitches

この傷を、縫い合わせなくちゃならない

Verse 2

Just like a moth drawn to a flame

炎に引かれる蛾みたいに

Oh, you lured me in, I couldn't sense the pain

ああ、君に引き寄せられ、痛みに気づけなかった

Your bitter heart, cold to the touch

君の苦い心は、触れても冷たい

Now I'm gonna reap what I sow

今は、自分でまいたものを刈り取ることになる

I'm left seein' red on my own

一人残されて、怒りに染まっている

Pre-Chorus

Got a feeling that I'm goin' under

沈んでいくように感じる

But I know that I'll make it out alive

でも、生きて抜け出せると分かっている

If I quit calling you my lover

君を僕の恋人と呼ぶのをやめて

And move on

先へ進めば

Chorus

You watch me bleed until I can't breathe, shaking

僕が血を流すのを君は見ている、息もできず震えるまで

Falling onto my knees

膝から崩れ落ちる

And now that I'm without your kisses

今は君のキスがないから

I'll be needin' stitches

この傷を、縫い合わせなくちゃならない

Trippin' over myself, aching

自分の足につまずき、痛みにうずく

Begging you to come help

君に来て助けてと、すがっている

And now that I'm without your kisses

今は君のキスがないから

I'll be needin' stitches

この傷を、縫い合わせなくちゃならない

Bridge

Needle and the thread, gotta get you outta my head

針と糸、頭から君を追い出さなくちゃ

Needle and the thread, gonna wind up dead

針と糸、このままじゃ死んでしまう

Needle and the thread, gotta get you outta my head

針と糸、頭から君を追い出さなくちゃ

Needle and the thread, gonna wind up dead (Gonna wind up dead)

針と糸、このままじゃ死んでしまう(死んでしまう)

Needle and the thread, gotta get you outta my head (Gotta get you outta my head)

針と糸、頭から君を追い出さなくちゃ(頭から君を追い出さなくちゃ)

Needle and the thread, gonna wind up dead (Wind up dead)

針と糸、このままじゃ死んでしまう(死んでしまう)

Needle and the thread, gotta get you outta my head

針と糸、頭から君を追い出さなくちゃ

Get you outta my head

頭から君を追い出すんだ

Chorus

You watch me bleed until I can't breathe, shaking

僕が血を流すのを君は見ている、息もできず震えるまで

Falling onto my knees (Falling onto my knees)

膝から崩れ落ちる(膝から崩れ落ちる)

And now that I'm without your kisses (Without you)

今は君のキスがないから(君がいない)

I'll be needin' stitches (I'll be needin' stitches)

この傷を、縫い合わせなくちゃならない(縫い合わせなくちゃならない)

Trippin' over myself, aching

自分の足につまずき、痛みにうずく

Begging you to come help (Begging, baby, please)

君に来て助けてと、すがっている(お願いだ、どうか)

And now that I'm without your kisses (Without your kisses)

今は君のキスがないから(君のキスがない)

I'll be needin' stitches (And I'll be)

この傷を、縫い合わせなくちゃならない(僕は)

Outro

Now that I'm without your kisses

今は君のキスがないから

Yeah, I'll be needin' stitches (And I'll be)

そう、この傷を縫い合わせなくちゃならない(僕は)

And now that I'm without your kisses

今は君のキスがないから

Yeah, I'll be needin' stitches

そう、この傷を縫い合わせなくちゃならない

歌詞を深く読む

見えない言葉の傷を、動けない体で示す

一番の刃は、相手の「words」と比べられる。言葉の痛みは目に見えないが、切る深さを持つ傷へ重ねると、軽い気分の落ち込みではない感触になる。以前も傷ついたと思っていたという始まりが、その過去の物差しでも測れない痛みを、今回の関係へ置く。

サビでは、呼吸ができず、体が震え、膝から崩れ、足につまずく。内側の痛みが体を支える力まで奪うため、心だけでなく日常を動かす自分全体が乱される。相手はそれを見ている人として描かれる。痛みの強さと、そばで見られていても支えられない孤独が、同じ場面にある。

針と糸の像は、この傷を縫い直す必要へつながる。失ったキスが戻れば元どおりという単純な願いだけではなく、裂けた自分を立て直したい願いになる。体の像を重ね続けることが、傷ついたという一語で済ませられない、相手のいない現在の負担を伝えている。

恋人と呼ぶのをやめたいのに、助けを呼ぶ

サビの前には、君を「lover」と呼ぶのをやめ、先へ進めば抜け出せるという見通しがある。気持ちをまったく理解できない人ではなく、回復する方向を自分でも知る人だ。呼び名を変えることが、その関係をまだ現在の恋として保ち続けないための動きになる。

ところがサビでは、相手に助けに来てとすがる。離れるために相手を恋人と呼ぶのをやめたいのに、自分を支える人としてはまだ相手を必要とする。この矛盾が、別れの決意だけでは痛みを終えられない理由になる。傷の原因と慰めてほしい相手が、同じ人のまま重なっている。

繰り返されるサビの前とサビは、その二つの姿勢を交互に戻す。先へ進む道が見える瞬間と、君を呼んでしまう瞬間が続く。最後もキスがないから傷を縫う必要があるという声へ戻るので、完全に離れ終わった回復の報告にはならない。抜け出したい意思と、まだ残る必要の間で歌が揺れ続ける。

炎に引かれた過去から、頭の中の君を外す現在へ

二番の「moth」は、炎の明るさへ引かれる小さな生き物の像だ。語り手は、近づくときに痛みを感じ取れなかったと歌う。魅力を感じることが、その魅力に含まれる危うさを見えにくくした。相手が冷たいと分かる現在から、引かれた過去を振り返るため、同じ相手の見え方が変わっている。

自分でまいたものを刈り取るという言葉は、自分が関係へ入った選択にも目を向ける。相手の言葉で傷ついたことを消すのでなく、なぜその相手へ深く入ったのかを自分の側からも感じている。一人で赤くなる像は、前に出た血の赤さを残しながら、怒りの感覚も重ねる。痛みが、気づきや怒りへ変わる場面だ。

ブリッジでは針と糸が繰り返されるたび、頭の中から君を外す必要も語られる。縫うべき傷と、外すべき相手の像が結びつく。回復は表面の傷を閉じるだけでなく、相手が占め続ける内側の場所を変えることでもある。その作業の切迫を、強い言葉と短い反復が押し上げている。

参照と出典

ユーザー保存の英語原文(曲ページ:Genius)

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