Ava Max「Sweet but Psycho」歌詞和訳と深読み|毒なのに味わいたくなる恋

Ava Maxの実写写真と「Sweet but Psycho」「毒なのにまた味わいたくなる恋」の文字を配した記事用カバー。

写真:APK/Wikimedia Commons/CC BY 4.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。写真に写るアーティストはAva Maxです。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

「Sweet but Psycho」は、逃げたほうがいいと言われても惹かれてしまう相手を描く。毒と甘さ、拒否と肯定が同居し、終盤にはその相手自身が声を上げる。危うい人を外から眺める歌は、二人の関係を問う歌へ変わっていく。

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歌詞・和訳

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歌詞と和訳

Intro

Oh, she's sweet but a psycho

ああ、彼女はかわいいけどクレイジー

A little bit psycho

ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Oh, she's hot but a psycho

ああ、彼女は魅力的だけどクレイジー

So left, but she's right though

すごくずれてるのに、妙にしっくりくる

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Verse 1

She'll make you curse, but she a blessin'

彼女には悪態をつきたくなる。でも、幸運のような人でもある

She'll rip your shirt within a second

一瞬であなたのシャツを引き裂く

You'll be comin' back, back for seconds

あなたはまた、またおかわりを求めて戻ってくる

With your plate, you just can't help it

皿まで持って、どうしてもやめられない

Pre-Chorus

No, no

だめ、だめ

You'll play alo-o-ong, let her lead you o-o-on

調子を合わせて、彼女にその気にさせられるままに

You'll be sayin', "No, no"

『だめ、だめ』と言っているのに

Then sayin', "Yes, yes, yes," 'cause she messin' with your head

その後は『いい、いい、いい』と言う、彼女に頭をかき乱されるから

Chorus

Oh, she's sweet but a psycho

ああ、彼女はかわいいけどクレイジー

A little bit psycho

ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Oh, she's hot but a psycho

ああ、彼女は魅力的だけどクレイジー

So left, but she's right though

すごくずれてるのに、妙にしっくりくる

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Grab-a-cop-gun kinda crazy

警官の銃を奪うような危うさ

She's poison but tasty

彼女は毒なのに、おいしい

Yeah, people say, "Run, don't walk away"

そう、みんなは言う、『歩いてじゃなく、走って逃げろ』

'Cause she's sweet but a psycho

だって彼女はかわいいけどクレイジー

A little bit psycho

ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Verse 2

See, someone said don't drink her potions

ほら、誰かは彼女の魔法の薬を飲むなと言った

She'll kiss your neck with no emotion

彼女は感情を見せず、あなたの首にキスする

When she's mean, you know you love it

意地悪にされると、それが好きだって分かってる

She tastes so sweet, don't sugarcoat it

彼女はこんなに甘い味がする、取り繕わなくていい

Pre-Chorus

No, no

だめ、だめ

You'll play alo-o-ong, let her lead you o-o-on

調子を合わせて、彼女にその気にさせられるままに

You'll be sayin', "No (No, no, no), no (No)"

『だめ(だめ、だめ、だめ)、だめ(だめ)』と言っているのに

Then sayin', "Yes, yes, yes," 'cause she messin' with your head

その後は『いい、いい、いい』と言う、彼女に頭をかき乱されるから

Chorus

Oh, she's sweet but a psycho

ああ、彼女はかわいいけどクレイジー

A little bit psycho

ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Oh, she's hot but a psycho

ああ、彼女は魅力的だけどクレイジー

So left, but she's right though

すごくずれてるのに、妙にしっくりくる

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Grab-a-cop-gun kinda crazy

警官の銃を奪うような危うさ

She's poison but tasty

彼女は毒なのに、おいしい

Yeah, people say, "Run, don't walk away"

そう、みんなは言う、『歩いてじゃなく、走って逃げろ』

'Cause she's sweet but a psycho

だって彼女はかわいいけどクレイジー

A little bit psycho

ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Bridge

You're just like me, you're out your mind

あなたも私と同じ、どうかしちゃってる

I know it's strange, we're both the crazy kind

妙だとは分かってる、二人ともクレイジーなほうだから

You're tellin' me that I'm insane

あなたは私がおかしいと言う

Boy, don't pretend that you don't love the pain

ねえ、その痛みが好きじゃないふりはやめて

Chorus

Oh, she's sweet but a psycho

ああ、彼女はかわいいけどクレイジー

A little bit psycho

ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Oh, she's hot but a psycho

ああ、彼女は魅力的だけどクレイジー

So left, but she's right though

すごくずれてるのに、妙にしっくりくる

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

Grab-a-cop-gun kinda crazy

警官の銃を奪うような危うさ

She's poison but tasty

彼女は毒なのに、おいしい

Yeah, people say, "Run, don't walk away"

そう、みんなは言う、『歩いてじゃなく、走って逃げろ』

'Cause she's sweet but a psycho

だって彼女はかわいいけどクレイジー

Oh, a little bit psycho

ああ、ちょっとクレイジー

At night, she's screamin', "I'm-ma-ma-ma out my mind"

夜になると叫ぶ、『わ、わ、私、どうかしちゃってる』

歌詞を深く読む

毒とおかわりが同じ味を持つ

「poison but tasty(毒なのにおいしい)」は、危険と魅力を別々の性質に分けない。おいしさを感じること自体が、毒を口に入れるきっかけになる。一番のおかわりへ戻る姿も、相手と再会したいという願いを食欲へ置き換える。頭では離れたほうがよいと分かっても、体の欲しさが先に動く関係として描かれている。

皿を持って戻るという具体的な像には、ただ誘われるだけの受け身ではなく、自分から次の一口を求める動きがある。シャツを引き裂く激しさや、悪態をつかせる振る舞いがあっても、それが再会を止めない。相手の危うさを列挙するほど、その危うさのある人を自分が求めていることも目立ってくる。

二番の魔法の薬を飲むなという忠告も、味の比喩を続ける。さらに甘さを取り繕うなという言葉が重なると、砂糖をかけてよく見せるという慣用的な意味と、すでに甘い相手の味が交差する。悪いところを隠す必要もないほど惹かれている、という危うい率直さがある。甘さは安全の証しにならず、むしろ戻ってしまう理由になる。

だめがいいに変わる瞬間を繰り返す

サビ前の「No(だめ)」は、すぐ後で何度もの肯定へ変わる。最初の拒否が強く聞こえるほど、その後の転換は大きい。彼女に調子を合わせ、その気にさせられる流れが間にあるため、自分の判断を保つつもりで近づいても、相手とのやり取りの中で気持ちが動かされる場面になる。

周囲は歩いて去るのではなく走って逃げろと言う。歩く時間すら残してはいけないという誇張は、落ち着いて離れようとすると再び引かれる危険を感じさせる。それなのに曲はサビへ戻り、彼女の甘さを歌い直す。逃げるべきだという忠告と、戻りたいという感覚が、反復のたびに同時に響く。

ずれているのにしっくりくるという行も、この矛盾を短く示す。左右の反対語を使いながら、常識から外れた相手が自分には合うという感覚を置く。相手を危ないと呼ぶことと、その相手が自分にとって正しいと感じることは、ここでは相殺されない。拒否から肯定への動きが、サビの矛盾した人物像と同じ形を持っている。

彼女という呼び名が私たちに変わる

前半では彼女について語る声が、あなたへその危うさを伝えている。橋渡しの部分に入ると、一人称の私があなたも同じだと呼びかける。見られ、名づけられていた相手が、自分の側から関係を語り始めるため、外から付けたクレイジーというラベルだけでは曲を説明しきれなくなる。

ここで「we’re both(二人とも)」と語られることは、責任の位置を変える。相手だけが異常で、自分は巻き込まれただけだという見方に、あなたもこの痛みを好んでいるでしょうという返事が入る。これまでのおかわりへ自分から戻る行動も、その呼びかけの根拠として聞こえてくる。

最後も最初と同じ彼女を描くサビが戻るが、聞こえ方は変わっている。今度は、相手自身の反論を知ったうえで、そのラベルを耳にすることになる。危うさを指す言葉は医学的な説明として置かれるのではなく、惹かれ合う二人が互いをどう呼ぶかという、関係の言葉として働いている。甘さと毒の両方を求めてしまう側も、歌の中へ含まれる。

参照と出典

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