Shawn Mendes「Wonder」和訳と深読み|取り繕わない僕が、愛されるとしたら

Shawn Mendesの写真に「Wonder」と「取り繕わない僕が、愛されるなら」の文字を配した記事用カバー。
写真:Josiah VanDien(Shawn Mendes)。出典:Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0。変更:トリミング、リサイズ、彩度・コントラスト調整、紺色グラデーションと記事用文字の追加。顔の修整なし。加工したカバー画像もCC BY-SA 4.0で提供。当該楽曲の演奏記録や公式アートではありません。

本当の気持ちを話しているのか、それとも話す前に整えてしまうのか。「Wonder」の語り手は、自分の見せ方を何度も問う。その問いの先にあるのは、完璧な自分として認められることより、涙や間違いを持った自分が相手に愛される感覚を知りたいという願いだ。

歌詞・和訳 / 歌詞を深く読む

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歌詞と和訳

Verse 1

I wonder if I'm being real

僕は本当の自分でいるのだろうか

Do I speak my truth or do I filter how I feel?

本音を話している? それとも、感じたことを選んで話している?

I wonder, wouldn't it be nice

そんな世界は素敵だろうな、と考える。

To live inside a world that isn't black and white?

白か黒かだけで決まらない世界で、生きられたら素敵だろうな。

I wonder what it's like to be my friends

僕の友達でいるのは、どんな感じなんだろう

Hope that they don't think I'll forget about them

友達を忘れると思われていなければいい

I wonder, I wonder

考えてしまう。どうなんだろう、と考えてしまう。

Chorus

Right before I close my eyes

目を閉じる直前に、思う。

The only thing that's on my mind

頭の中には、ただ一つの思いしかない。

Been dreamin' that you feel it too

君も同じ気持ちでいる――そう夢見ている。

I wonder what it's like to be loved by you, yeah

君に愛されるって、どんな感じなんだろう。

I wonder what it's like

どんな感覚なのか、考えてしまう。

I wonder what it's like to be loved by

愛されるのは、どんな感覚なんだろう。

Verse 2

I wonder why I'm so afraid

どうしてこんなに怖いんだろう

Of saying something wrong, I never said I was a saint

間違ったことを言うのが、こんなに怖い。聖人だなんて言ったことはないのに。

I wonder, when I cry into my hands

手に顔を埋めて泣くと、考えてしまう。

I'm conditioned to feel like it makes me less of a man

それで男らしくなくなると思うよう、刷り込まれている

And I wonder if someday you'll be by my side

いつか君が隣にいてくれるだろうか

And tell me that the world will end up alright

世界はきっとうまくいくと、言ってくれるだろうか

I wonder, I wonder

どうなのか、また考える。考えずにはいられない。

Chorus

Right before I close my eyes

目を閉じる、そのすぐ前に思う。

The only thing that's on my mind

心に残るのは、たった一つのこと。

Been dreamin' that you feel it too

君もそう感じていると、夢を見ている。

I wonder what it's like to be loved by you, yeah

君から愛されるのは、どんな感覚だろう。

I wonder what it's like

それってどんな感じなんだろう。

I wonder what it's like to be loved by you

君に愛されるって、どんな感じなんだろう。

Bridge

I wonder what it's like to be loved by you, yeah

君に愛されるって、どんな感じなんだろう。

I wonder what it's like to be loved by you

君から愛されるのは、どんな感覚だろう。

I wonder what it's like to be loved by—

愛されるって、どんな感じなんだろう。

Outro

Right before I close my eyes

目を閉じる直前に、思う。

The only thing that's on my mind

頭の中には、ただ一つの思いしかない。

Been dreamin' that you feel it too

君も同じ気持ちでいる――そう夢見ている。

I wonder what it's like to be loved by you

君に愛されるって、どんな感じなんだろう。

歌詞を深く読む

話す前に感情を濾してしまう、自分への問い

一番は本当の自分でいるかという問いから始まり、気持ちをそのまま話すか、濾してから出すかと続く。何を感じているか分からないのではなく、感じたものを相手へ出す間に、別の作業が入る。受け取られやすい形へ整えるうちに、自分の声が本当に自分のものか分からなくなっている。

白と黒だけでない世界への願いも、この作業のそばにある。気持ちがすぐ正しいか間違いかに分けられるなら、口にする前に削るものが増える。二番では間違ったことを言うのが怖いと明かす。聖人だと言ったことはないという声が、間違えない姿を期待されることへの窮屈さを具体的にする。

涙についても、泣けば男らしさが減るように感じると歌う。その感覚を、自分が自然に選んだ基準ではなく、そう感じるようにされてきたものとして出す。泣く動作だけでなく、泣いている自分をまた評価する動作がある。感情を濾す一番の問いが、二番では身体から出る涙にまで届く。

友達からどう見えるかを想像する一節も、同じ内外の距離にある。自分が友達を忘れたと思われていないかを気にする。外にいる相手の見方を想像し続けるほど、自分の感情をそのまま保つ場所は狭くなる。この曲の問いの反復には、ただ答えが知りたいだけでなく、その評価の間で自分を確かめる動きがある。

愛される問いは、まだ相手の返事になっていない

サビの場面は目を閉じる直前で、外へ見せる顔から、一人の頭の中へ場所が移る。そこに残るのは相手も同じ気持ちだという夢だ。相手に愛されていると確かめた報告ではなく、そうだったらどんな感覚だろうと想像している。自分の本当の声を出す問いが、今度はその自分を受け取ってくれる相手への問いになる。

二番で想像する相手は、ただ好きだと言うだけでなく、隣にいて、世界はうまくいくと言ってくれる人だ。正しく振る舞える自分だけを見てもらいたいのではない。間違いを恐れ、泣いている自分のそばにもいてほしい。その近さが、愛されるという大きな言葉に具体的な形を与える。

「wonder」は曲の中で、答えを決めずに考え続ける動作を繰り返す。自分がどう見えるかという不安の問いと、愛される感覚への期待の問いが同じ言葉でつながる。疑うことだけに閉じず、まだ知らないよい感覚を想像する余地もある。

最後も目を閉じる直前の場面へ戻り、相手に愛されるのはどんな感じかと問う。相手の返事を作って結末にしないため、願いの強さと、その感覚をまだ知らない距離が一緒に残る。取り繕った姿へ一度で変わるより、取り繕わない自分が愛される可能性へ、声を開き続ける歌として響く。

参照と出典

ユーザー保存の英語原文(曲ページ:Genius)

ユニバーサル ミュージック:「Wonder」公式MVの案内

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