Coldplay「Orphans」和訳と歌詞の意味|友達と過ごす日常へ帰りたい

Coldplay「Orphans」歌詞解釈カバー。爆弾で途切れた日常へ僕らは帰りたい
曲のイメージをもとに制作したオリジナル生成イメージ。アーティスト本人の写真、実在する公演や公式ミュージックビデオの場面ではありません。

Coldplayの「Orphans」は、ミサイルや爆弾に途切れさせられた人生を、友達と酔いたい、もう一度若くありたいという小さな願いから描きます。スクリーンに映るはずだった彼女と、花や種の時機を知っていた彼。人物の生活を見せた後、帰りたいという声は、最後には自分たちがどう育つのかという問いへ変わります。

目次

聴く / 歌詞と和訳 / 歌詞を深く読む / 出典

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歌詞と和訳

Intro: Chris Martin & Choir, Moses Martin

I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and get drunk with my friends

帰って、友達と酔っぱらえるのか

Boom boom kah, buba de kah

Boom boom kah, buba de kah

Boom boom kah, buba de kah

Verse 1: Chris Martin

Rosaleem of the Damascene

ダマスカスのロザリーム

Yes, she had eyes like the moon

彼女には、月のような目があった

Would have been on the silver screen

スクリーンに映っていたはずだった

But for the missile monsoon

ミサイルの雨さえなければ

Refrain: Chris Martin & Choir

She went (Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh)

彼女は旅立った

Indigo up in heaven today

今日、藍色の天国へ

(Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh)

Bombs going boom-ba-ba-boom

爆弾が轟く

She say

彼女は言う

Chorus: Chris Martin & Choir

I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and get drunk with my friends

帰って、友達と酔っぱらえるのか

I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and be young again

帰って、もう一度若くなれるのか

Verse 2: Chris Martin

Baba would go where the flowers grow

ババは、花が育つ場所へ行ったものだった

Almond and peach trees in bloom

アーモンドと桃の木が花をつける場所へ

And he would know just when and what to sow

いつ、何をまけばいいかを知っていた

So golden and opportune

実りを生む、ちょうどよい時機を

Refrain: Chris Martin & Choir

But he went (Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh)

でも彼も旅立った

Tulips the colour of honey today

今日は、蜂蜜色のチューリップ

(It’s true, true, woo-woo, ooh-ooh-ooh)

(本当、本当なんだ)

Bombs going boom-ba-ba-boom

爆弾が轟く

He say

彼は言う

Chorus: Chris Martin & Choir

Oh, I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and get drunk with my friends

帰って、友達と酔っぱらえるのか

I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and be young again (Yeah)

帰って、もう一度若くなれるのか

Bridge: Chris Martin

Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh

Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh

Cherubim, Seraphim soon

ケルビム、セラフィムよ、どうか早く

Come sailing us home by the light of the moon

月明かりを頼りに、僕らを家へ運んで

Chorus: Chris Martin & Choir

Oh, I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and get drunk with my friends

帰って、友達と酔っぱらえるのか

I want to know when I can go

知りたい、いつになったら

Back and feel home again

帰って、もう一度居場所を感じられるのか

Refrain: Chris Martin & Choir

Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh

I guess we’ll be raised on our own then

それなら、僕らは自分たちだけで育つことになるのかな

Woo-woo, woo-woo, ooh-ooh-ooh

‘Cause I want to be with you ‘til the world ends

だって世界が終わるまで、君と一緒にいたいから

I want to be with you ‘til the whole world ends

この世界がすっかり終わるまで、君と一緒にいたい

Outro: Moses Martin

Boom boom kah, buba de kah

Boom boom kah, buba de kah

Boom boom kah, buba de kah

Boom

歌詞を深く読む

大きな被害の前に、二人の生活を見せる

一番で紹介されるロザリームには、月のような目と、スクリーンに映っていたはずの未来があります。ミサイルの雨さえなければ、という条件が、その可能性を断ち切ります。失われたものを人数だけで示すのではなく、彼女にあったはずの姿を一人の像として見せています。

二番のババは、花の育つ場所へ行き、何をいつまくべきか知っている人です。アーモンド、桃、種をまく時機という具体的な言葉が、彼の生活と知識を作る。爆弾が来る前の人物を、ただ被害を受ける人という説明に収めません。

二人の章には、それぞれ旅立つ言葉と、爆弾が轟く言葉が置かれます。彼女には藍色の天国、彼には蜂蜜色のチューリップという像も重なる。前に見せた鮮やかな人物の生活が途切れたことを、色と音の言葉が別々の形で伝えています。

帰りたいのは、友達と過ごせる普通の時間

最初の願いは、友達と酔っぱらいたいという日常的なものです。人物の章の後には、彼女は言う、彼は言うという導入で同じサビが戻る。その声が望むのは特別な勝利や大きな地位ではなく、以前のように誰かと時間を過ごすことです。

もう一度若くなりたいという願いも加わります。帰るという動作が、ある場所だけでなく、失われる前の時間へ向く。いつになったらと繰り返し尋ねても、その日が来たという返事は歌われません。途切れた日常へ戻りたいという願いが、答えのないまま続きます。

最後のサビでは、若くなりたいという位置に、もう一度居場所を感じたいという言葉が入ります。戻る先の場所があるかだけでなく、そこを自分の家と感じられるかへ焦点が動く。友達、若さ、家の感覚が、奪われた日常の別々の面を示します。

帰る日を問う声が、これから育つ僕らへ変わる

ブリッジは、聖書にも現れるケルビムとセラフィムに呼びかけ、月明かりを頼りに家へ運んでほしいと願います。自分たちの足で戻れる場所としてではなく、誰かに運んでもらいたい場所として家が現れる。帰ることの切実さが、天上の存在への呼びかけまで広がります。

終盤では、これから自分たちだけで育つことになるのかと僕らが問います。ここで声は、前の時間へ戻りたいという願いから、残った自分たちの未来へ向く。孤児という題名と、育つという一語が結びつき、奪われた生活の後も続く時間が見えてきます。

その後には、世界が終わるまで君といたいという願いが二度残ります。自分たちだけで育つ可能性を考えながら、誰かとのつながりは手放したくない。曲は帰れたという結末を用意せず、日常へ戻りたい声と、その先も一緒にいたい声を最後まで残します。

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出典

Orphans:歌詞の出典

Coldplay公式:Orphans / Arabesque 作品案内

イザヤ書6章2節:セラフィム

エゼキエル書10章20節:ケルビム

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