Coldplay「Everyday Life」和訳と歌詞の意味|敵ではなく兄弟として君を見るために

Coldplay「Everyday Life」歌詞解釈カバー。明かりが消えても僕は踊り続ける
曲のイメージをもとに制作したオリジナル生成イメージ。アーティスト本人の写真、実在する公演や公式ミュージックビデオの場面ではありません。

Coldplay の「Everyday Life」は、世界をどうしたいのかという問いを、自分が人をどう見るのかという問いへ近づける曲です。誰もが傷つき、嘘をつき、愛しては心を引き裂かれる。その共通点を見つめながら、僕は君を敵ではなく兄弟として見ようとする。明かりが消えても踊り続けるという声は、最後に朝の光の中へ腕を開きます。

目次

聴く / 歌詞と和訳 / 歌詞を深く読む / 出典

聴く

公式作品案内

YouTubeで公式動画を見る

歌詞と和訳

Verse 1

What in the world are we going to do?

僕らはいったいどうすればいい?

Look at what everybody’s going through

みんながどんな思いをしているか見てよ

What kind of world do you want it to be?

君はどんな世界にしたい?

Am I the future or the history?

僕は未来なのか、それとも過去なのか?

Chorus

‘Cause everyone hurts, everyone cries

だって誰もが傷ついて、誰もが泣く

Everyone tells each other all kinds of lies

誰もが互いに、いろんな嘘をつく

Everyone falls, everybody dreams and doubts

誰もが倒れ、誰もが夢を見て、疑う

Got to keep dancing when the lights go out

明かりが消えても、踊り続けなきゃ

Verse 2

How in the world am I going to see

僕はいったいどうすれば

You as my brother, not my enemy?

君を敵ではなく、兄弟として見られるんだろう?

Chorus

‘Cause everyone hurts, everyone cries

だって誰もが傷ついて、誰もが泣く

Everyone sees the colour in each other’s eyes

誰もが互いの瞳に、その色を見る

Everyone loves, everybody gets their hearts ripped out

誰もが愛し、誰もが心を引き裂かれる

Got to keep dancing when the lights go out

明かりが消えても、踊り続けなきゃ

Gonna keep dancing when the lights go out

明かりが消えても、僕は踊り続ける

Hold tight for everyday life

日々を生きるために、しっかりつかまって

Hold tight for everyday life

日々を生きるために、しっかりつかまって

Outro

At first light, throw my arms out, open wide

朝の光が差したら、腕を大きく広げる

Hallelujah, hallelujah

神をたたえよう、神をたたえよう

Hallelu-halle-hallelujah

たたえよう、たたえよう、神をたたえよう

Hallelujah, hallelujah

神をたたえよう、神をたたえよう

Hallelu-halle-hallelujah

たたえよう、たたえよう、神をたたえよう

Yes

そうさ

歌詞を深く読む

世界への問いを、自分が君を見る目へ近づける

冒頭で僕らはどうすればいいのかと問う声は、みんなが何を経験しているのか見てほしいと続きます。望ましい世界を言葉にする前に、そこに生きる人の苦しみを見ようとする順番です。世界という大きな言葉が、遠くの出来事だけを指すものではなくなります。

君はどんな世界にしたいのかという問いの後、僕自身は未来なのか過去なのかと尋ねる。望みを相手に語らせるだけでなく、自分がどちらに属するのかも問うのです。これからの世界を考える声の中に、現在の自分を点検する問いが残ります。

二番では、君を兄弟として見るにはどうすればいいのかと歌います。同じ相手を、敵として見ることもできてしまう。その分かれ道を、相手の正体を決めつける説明ではなく、僕の見る目の問題として差し出すところに、この曲の切実さがあります。

互いに嘘をつく声から、互いの瞳を見る声へ

最初のサビは、誰もが傷つき、泣くという共通点に、誰もが嘘をつくという事実を並べます。人を近く感じられる痛みだけを選んでいません。自分も相手も、傷つく側であると同時に、相手を欺いてしまう側でもある。共通点を見つけたからといって、関係が簡単になるわけではないのです。

次のサビでは、嘘をつくという行が、互いの瞳の色を見るという行に替わります。瞳の色そのものを一つにそろえるのではなく、相手に固有のものを近くで見る。直前の兄弟と敵の問いを受けて、相手を大きな分類に閉じ込める目から、目の前の人に向ける目へと焦点が移ります。

倒れ、夢を見て、疑うという並びも、愛しては心を引き裂かれるという並びに変わります。近づけば傷つかなくなるという約束ではありません。愛するからこそ起こる痛みまで、誰にでもあるものとして歌う。その認識が、傷ついた相手を敵の一言で片づけない声につながります。

踊り続けなきゃという声が、踊り続けるという意志になる

明かりが消えたときに踊り続けなければ、とサビは繰り返します。楽しい場所で気分よく踊る場面だけではありません。見えるものや支えが失われた後にも、体を動かし、日々を続けるという動作が残る。暗くなったことと、動きを止めることを同じにしない言葉です。

二度目のサビの終わりでは、踊り続けなければという声のすぐ後に、僕は踊り続けるという声が来ます。必要を口にするだけだった言葉が、自分のこれからの行動を引き受ける言葉になる。その後も、日々を生きるためにつかまって、と繰り返すので、決意した途端に苦しみが消えたとは歌っていません。

最後に来るのは、朝の光の中で腕を大きく広げる動作です。暗闇で続けていた体の動きが、開いた姿勢へと変わる。そこで繰り返される賛美の言葉には、神をたたえる意味があります。Merriam-Websterの語義と由来を踏まえると、声だけの飾りではなく、痛みを抱えた日々の先で賛美を口にする結びとして読めます。

新着記事一覧 / Coldplay「Daddy」の和訳・深読み

出典

Everyday Life:歌詞の出典

Coldplay公式:Everyday Life 作品案内・曲目

Merriam-Webster:hallelujah の語義と由来

フィードバック

  1. Coldplay「Daddy」和訳と歌詞の意味|大丈夫と言う僕がパパにいてほしい – PUFFER! のアバター

    […] 新着記事一覧 / Coldplay「Everyday Life」の和訳・深読み […]

    いいね

コメントをどうぞ