Carly Rae Jepsen「E•MO•TION」和訳と深読み|君の頭の中で私は背を伸ばす

Carly Rae Jepsen「E•MO•TION」歌詞解釈カバー。君の頭の中で私は背を伸ばす
写真:Greg2600/Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)。写真を基にAI支援で背景・構図・文字を編集。加工画像もCC BY-SA 2.0。

私が今どうしているのか気にして、忘れられずに苦しんでほしい。「E•MO•TION」は、離れた相手の頭の中で自分の存在を大きくしていこうとする歌だ。君の夢に出る私と、暗闇にいる二人を行き来しながら、感じているのは私だけではないと何度も言う。

目次

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歌詞と和訳

Verse 1

Be tormented by me, babe

ねえ私のことで苦しんでよ。

Wonder, wonder how I do

考えていて。私がどうしているのか。

How’s the weather? Am I better?

天気はどうかな私の調子はよくなったかな、

Better now that there’s no you?

君がいない今のほうが元気なのかなって。

Drink tequila for me, babe

ねえ私のためにテキーラを飲んで。

Let it hit you cold and hot

冷たさも熱さも身にしみるほど感じて。

Let your feelings be revealing

その気持ちに本音を語らせて、

That you can’t forget me

私を忘れられないって。

Pre-Chorus

Not a flower on the wall

壁際でひっそり咲くだけの花じゃない。

I am growing ten feet, ten feet tall

10フィート、10フィートの高さまで育っていく。

In your head and I won’t stop

君の頭の中で。もう止まらない。

Until you forget me, ‘get me not

君が私を忘れるまで――忘れないで。

Chorus

In your fantasy, dream about me

君の空想の中で私の夢を見て。

And all that we could do with this emotion

この気持ちがあれば二人に何ができるかも。

Fantasy, dream about me

空想の中で私の夢を見て。

And all that we could do with this emotion

この気持ちで二人にできることを全部。

This emotion, I feel it

この気持ちを私は感じてる。

This emotion, you feel it

この気持ちを君も感じてる。

All that we could do with this emotion

この気持ちがあれば二人に何ができるかも。

Verse 2

Paint a picture for me, boy

私のために絵を描いてよ。

With the skies forever blue

いつまでも空が青いままの絵を。

Tell me there is nothing I can’t have

私が手に入れられないものなんてないと言って。

And nothing you won’t do

君がしてくれないことも何もないと。

Toss and turn without me, boy

私がいなくて寝返りばかり打っていてよ。

Let it hit you cold and hot

冷たさも熱さも身にしみるほど感じて。

All my kisses say you’ll miss it

私のキスの一つひとつが言ってる。きっと恋しくなるって。

And you can’t forget me

君は私を忘れられない。

Pre-Chorus

Not a flower on the wall

壁際でひっそり咲くだけの花じゃない。

I am growing ten feet, ten feet tall

10フィート、10フィートの高さまで育っていく。

In your head and I won’t stop

君の頭の中で。もう止まらない。

Until you forget me, ‘get me not

私を忘れるまで――忘れないで。

Chorus

In your fantasy, dream about me

君の空想の中で私の夢を見て。

And all that we could do with this emotion

この気持ちで二人にできることを全部。

Fantasy, dream about me

空想の中で私の夢を見て。

And all that we could do with this emotion

この気持ちがあれば二人に何ができるかも。

This emotion, I feel it

この気持ちを私は感じてる。

This emotion, you feel it

この気持ちを君も感じてる。

All that we could do with this emotion

この気持ちで二人にできることを全部。

Bridge

What if I turn the lights right down?

明かりをぐっと落としたらどうなる?

I feel it

私は感じてる。

What if I turn the lights right down?

明かりをぐっと落としたらどうなるかな?

You feel it

君も感じてる。

You and me in the dark right now

今暗闇の中にいる君と私。

I feel it

私は感じてる。

Chorus

In your fantasy, dream about me

君の空想の中で私の夢を見て。

And all that we could do with this emotion

この気持ちがあれば二人に何ができるかも。

Fantasy, dream about me

空想の中で私の夢を見て。

And all that we could do with this emotion

この気持ちで二人にできることを全部。

This emotion, I feel it

この気持ちを私は感じてる。

(What if I turn the lights right down?)

(明かりをぐっと落としたらどうなる?)

This emotion, you feel it

この気持ちを君も感じてる。

All that we could do with this emotion

この気持ちがあれば二人に何ができるかも。

歌詞を深く読む

壁際の花が君の頭の中で大きくなる

サビ前の「flower on the wall」は、ダンスの輪に入らず壁際にいる人を指す「wallflower」を思わせる表現だ。目立たず脇にいる花に自分を重ねた直後、10フィートもの高さまで育つと歌う。視線を避けて小さくなる姿から、見過ごせない大きさへ変わる。その場所は「in your head」、君の頭の中。離れている間も相手の意識を占め続けたいという声になる。

止まらないという宣言には、君が忘れるまでという条件が続く。ところが、その直後には忘れないでという響きが戻る。消える時を言ったそばから、その消失を押し返している。別れの区切りを相手に委ねるような言葉の中に、忘れられない存在でいたいという願いが残る。

「forget-me-not」は勿忘草の名前でもある。花が育つ像の後にこの響きが来るため、忘れないでという呼びかけにもう一つの花の像が重なる。壁際で目立たない花のままではいたくない。忘れられない花として相手の内側に咲いていたい。花の言葉をたどると、存在の大きさと記憶の長さが結びつく。

サビ前が二度繰り返されるため、同じ花は二番の眠れない相手の姿にもつながる。自分がいなくて寝返りを打つよう求め、キスが恋しくなると告げた後で、また頭の中に育つ。思い出されるだけでなく、相手の夜の過ごし方まで変える存在でいたいという強さが、その大きさに表れている。

私がどうしているかという問いが相手への命令になる

一番では、自分がどうしているか考えてほしいと歌う。天気はどうか、君がいないほうが元気なのか、という軽い話題に見える問いを並べるが、冒頭にあるのは私のことで苦しんでという呼びかけだ。相手の様子を知りたいというより、自分の様子が気になって仕方なくなってほしいという方向を持つ。

続くテキーラと、冷たさや熱さに打たれる感覚も、相手にしてほしいこととして語られる。気持ちに本音を明かさせれば、出てくるのは私を忘れられないという答えだ。相手の感情を聞くより先に、その行き先を自分へ向けている。サビで交互に重なる、私も君も感じているという声には、二人の思いはつながっているという自信が響く。

二番で描いてほしい絵には、いつまでも青い空がある。手に入らないものはなく、してくれないこともないと言ってほしい、と続く。現実の相手から確認した約束を報告するのではなく、望む関係の姿を相手に描かせようとしている。そのすぐ後で眠れない夜を求めるため、甘い未来の絵と、今の不在を痛く感じてほしい声が重なる。

空想にいる私から暗闇にいる二人へ

サビの「fantasy」は、相手の空想を自分の居場所にする。私の夢を見て、二人にできることを思い描いてという誘いだ。できることという言い方には、すでに起きた出来事より、気持ちが続けば開ける可能性がある。

ブリッジでは、明かりを落としたらどうなるかという問いへ移る。私が感じる、君が感じるという短い行の間に、今、暗闇の君と私を置く。空想の中に一人の姿を入れるサビから、同じ場所にいる二人を思い描く言葉へ近づく。相手への働きかけが、ここでは二人の感覚を並べる形になる。

最後のサビには、明かりを落とす問いが括弧から重なる。相手の夢を求める声の内側に、暗闇の二人の像が残っている。実際の再会を語る場面へ進むのではなく、この気持ちで二人に何ができるかという可能性を、最後まで相手の頭の中へ渡し続ける。

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)の和訳一覧 / Warm Bloodの和訳・深読み

出典

E•MO•TION:歌詞の出典

ユニバーサル ミュージック:エモーションの収録曲

Merriam-Webster:wallflower

Merriam-Webster:forget-me-not

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