
相手の姿を映す鏡だった自分が、帰らないと言い、予定を変える。「my future」では、恋している相手は別の人ではなく、自分の未来になる。誰かがいないなら不幸なはずという見方に、自分も誰かではないかと問い返す。それでも相手に惹かれる気持ちは残るため、戻らない選択にはその気持ちを知ったうえでの距離がある。
公式配信音源
歌詞と和訳
Verse 1
I can't seem to focus
どうしても、集中できない。
And you don't seem to notice I'm not here
私がここにいないことにも、あなたは気づかないみたい。
I'm just a mirror
私は、ただの鏡。
You check your complexion
あなたは、自分の顔色を確かめる。
To find your reflection's all alone
そこに映るあなたが一人だと、分かるだけ。
I had to go
私は、行かなきゃいけなかった。
Pre-Chorus
Can't you hear me?
私の声が聞こえないの?
I'm not comin' home
家には帰らない。
Do you understand?
分かる?
I've changed my plans
予定を変えた。
Chorus
'Cause I, I'm in love
だって、私は、恋してる。
With my future
自分の未来に。
Can't wait to meet her
彼女に会うのが、待ちきれない。
And I (I), I'm in love
私は(私は)、恋してる。
But not with anybody else
でも、ほかの誰かにじゃない。
Just wanna get to know myself
ただ、自分をもっと知りたい。
Verse 2
I know supposedly I'm lonely now (Lonely now)
今の私は孤独だとされるんだよね。(今は孤独)
Know I'm supposed to be unhappy
不幸なはずだってことも、分かってる。
Without someone (Someone)
誰かがいないなら。(誰かが)
But aren't I someone? (Aren't I someone? Yeah)
でも、私も誰かじゃない?(私も誰かじゃない?そう)
I'd (I'd) like to be your answer (Be your answer)
あなたの答えに、なりたいとは思う。(思う)(あなたの答えに)
'Cause you're so handsome (You're so handsome)
だって、あなたはとても素敵だから。(とても素敵だから)
Pre-Chorus
But I know better
でも、そんなことはしないほうがいいと分かってる。
Than to drive you home
あなたを車で家へ送るようなことは。
'Cause you'd invite me in
だって、あなたは中へ招くだろうし、
And I'd be yours again
私はまた、あなたのものになってしまうだろうから。
Chorus
But I (I), I'm in love (Love, love, love, love)
でも私は(私は)、恋してる。(恋してる、恋してる、恋してる、恋してる)
With my future
自分の未来に。
And you don't know her (Ooh)
あなたは、彼女を知らない。
And I, I'm in love (Love, love)
私は、恋してる。(恋してる、恋してる)
But not with anybody here
でも、ここにいる誰かにじゃない。
I'll see you in a couple years
数年したら、また会おう。
歌詞を深く読む
相手の鏡をやめ、帰らないと告げる
一番で語り手は、自分をただの鏡だと言う。その鏡で相手が確かめるのは、自分の顔色だ。語り手がここにいないことにも気づかないという行が前にあるため、相手の目は鏡の向こうにいる人より、自分の映り方へ向いている。
そこに映る相手が一人だと分かる場面の後に、自分は行かなければならなかったと続く。相手に見られない感覚と、その場所から動く声が同じ節になる。鏡の役を保つだけで、その関係へ残ろうとはしない。
サビ前の帰らない、予定を変えたという言葉は短い。長く相手へ説明して納得させるより、自分がこれからどこへ向かうかを告げる。聞こえるか、分かるかという問いも、自分の声が相手へ届いているかを確かめる。
一人でも、自分という「誰か」がいる
二番では、一人なら孤独で不幸なはずだという見方を取り上げる。その次に「aren't I someone?」と、自分も誰かではないかと返す。相手がいない状態を、人が一人もいない空白と同じものにはしない。
自分をもっと知りたいという最初のサビも、この問いへつながる。誰かへ向けていた関心を、自分にも向けたい。自分がいることを数に入れるだけでなく、その自分がどんな人かを知る時間へ進む。
ただし、相手の答えになりたい気持ちも、その人が素敵だからという理由も残る。相手に惹かれる気持ちが消えたので一人を選べた、という単純な流れにはならない。惹かれるものを知っていても、自分を見落とす関係へすぐ戻るとは決めない。
未来の自分を、会いたい「彼女」と呼ぶ
サビの恋している相手は、自分の未来だ。その未来を彼女と呼び、会うのが待ちきれないと言う。すでに知っている誰かとの関係ではなく、これから出会っていく自分への興味が、恋の言葉になる。
最後のサビでは、相手はその彼女を知らないとも言う。相手が見ていた鏡の役から、自分だけが向かう先へ距離が生まれる。未来の自分が完成したと報告するのでなく、まだ出会いたい相手として自分の先を置く。
その手前では、相手を家へ送れば中へ招かれ、また相手のものになると予想する。予想を実際に起きた出来事にせず、その道を選ばない理由として語る。数年したら会おうという終わりは、今戻ることから離れ、自分の未来に時間を渡す声になる。

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