
Coldplay の「Sparks」は、自分が君を遠ざけたのかと尋ねる僕が、心は君のものだと伝える曲です。間違っていたと知っていても、君を気にかけ、君につかまっていたい。短い約束の中に揺らぎが残り、最後には、僕が見た火花という過去の一瞬を繰り返します。
目次
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歌詞と和訳
Verse 1
Did I drive you away?
君を遠ざけたのは僕だった?
I know what you’ll say
君が何と言うかは分かってる
You say, “Oh, sing one we know”
「ねえ、僕らの知ってる歌を歌って」と言うんだろう
But I promise you this
でも、これだけは約束する
I’ll always look out for you
いつだって君のことを気にかけるよ
Yeah, that’s what I’ll do
そう、僕はそうする
Chorus
I say, oh
僕は声にする
I say, oh
僕は口にする
Verse 2
My heart is yours
僕の心は君のもの
It’s you that I hold onto
僕がつかまっているのは君なんだ
Yeah, that’s what I do
そう、それが僕のしていること
And I know I was wrong
間違っていたことは分かってる
But I won’t let you down
でも、君をがっかりさせないよ
Oh, yeah, I will, yeah, I will, yes, I will
そう、僕はそうするよ そうするよ、そうする
Chorus
I said, oh
僕は声にした
I cry, oh
僕は声をあげる
Bridge
Yeah, I saw sparks
そう、僕は火花を見た
Yeah, I saw sparks
火花を見たんだ
And I saw sparks
僕はあの火花を見た
Yeah, I saw sparks
そう、火花を見たよ
Outro
Sing it out
声に出して歌って
La-la-la-la, oh-oh
La-la-la-la, oh-oh
La-la-la-la, oh-oh
La-la-la-la, oh-oh
歌詞を深く読む
心を預ける約束に、短い肯定の揺らぎが残る
最初の問いは、君がいなくなった理由を相手だけに求めません。「君を遠ざけたのは僕だった?」と、自分の動作を問います。それでも、君が言いそうなこととして思い浮かべるのは、知っている歌を歌って、という頼みです。関係を問い直す言葉の隣に、二人がすでに知っている歌が置かれます。
僕は、その頼みに応じるだけでなく、これだけは約束する、と君を気にかけ続けることを伝えます。さらに、心は君のもの、つかまっているのは君だと続く。守ろうとする相手に、自分自身も支えられている。君へ向く約束は、僕から与えるだけのものではありません。
間違っていたと認めた後には、君をがっかりさせないと言います。その直後に「I will」という短い肯定が重なる。冒頭の、君を気にかけるという約束に戻る声としても読めますが、すぐ前の、がっかりさせるという動作につながる響きも残る。一つの動作を言い切らない短さが、約束したい気持ちと、自分への不確かさを同じ声の中に置きます。
だからこの曲では、間違いを認めた僕が、今度は必ずうまくやれると証明する場面はありません。心を君へ預け、君を気にかけると繰り返す声がある。関係の先が見えないままでも、君から離れない方向へ言葉を向けるところに、約束の切実さがあります。
火花を見たという過去の一瞬を、四度声にする
終盤の「火花」は、長く燃え続ける炎ではなく、短くきらめくものです。僕は、その火花が今も燃えているとは言わず、見た、と過去の動作を四度語ります。大きな愛の説明より、小さくても確かに目にしたものの記憶が前へ出る結びです。
前半では心を預けることや、間違っていたことを話していましたが、ここでは見たものだけを繰り返します。二人の関係に何という名前を付けるかより、僕がそこにきらめきを感じたことが残る。君を遠ざけたのかという問いに明確な返事がないままでも、その一瞬までなかったことにはしない声です。
最後には、声に出して歌ってという呼びかけが来ます。冒頭で思い浮かべた、知っている歌を歌ってという君の声に、終わりの僕の声が重なる。会話の答えを言い切る代わりに、歌うことを相手へ差し出す。短い火花の記憶が、君へ向ける現在の声として続いていきます。
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