Olivia Rodrigo「favorite crime」和訳と歌詞の意味|壊れた心はひとつでも、血に染まった手は二人分ある

Olivia Rodrigo「favorite crime」歌詞解説カバー。傷つくと知っていながら、君のために加担していた

傷つけられた恋を語りながら、自分も進んで共犯者になったと認める。「favorite crime」は、被害を受けた痛みと、相手をかばい続けた自分の選択を同じ場面に置く。壊れた心はひとつ、血に染まった手は四つ。その非対称な数が、二人の関係の苦さを短く言い表す。

歌詞・和訳 / 歌詞を深く読む

公式配信音源

YouTubeで公式配信音源を開く

歌詞と和訳

Verse 1

Know that I loved you so bad

分かっていて。あんなにも、あなたを愛していた。

I let you treat me like that

あんな扱いを、あなたにさせてしまった。

I was your willing accomplice, honey

私は、自分からあなたの共犯者になった。

And I watched as you fled the scene

あなたが現場から逃げるのを、見ていた。

Doe-eyed as you buried me

あなたに埋められる間も、無垢な目をして。

One heart broke, four hands bloody

壊れた心はひとつ。血に染まった手は四つ。

Chorus

The things I did

私がした、あれもこれも。

Just so I could call you mine

ただ、あなたを私のものと呼びたくて。

The things you did

あなたがした、あれもこれも。

Well, I hope I was your favorite crime

ねえ、私があなたのいちばん好きな罪だったらいいのに。

Verse 2

You used me as an alibi

あなたは、私をアリバイに使った。

I crossed my heart as you crossed the line

あなたが一線を越える間、私は胸に手を当てて誓った。

And I defended you to all my friends

友達みんなを相手に、あなたをかばった。

And now every time a siren sounds

今もサイレンが鳴るたびに、

I wondеr if you're around

あなたが近くにいるのかと考える。

'Cause you know that I'd do it all again

だって、私はまた全部繰り返すって、あなたは知ってるから。

Chorus

All the things I did

私がした、あれもこれも全部。

Just so I could call you minе

ただ、あなたを私のものと呼びたくて。

The things you did

あなたがした、あれもこれも。

Well, I hope I was your favorite crime

ねえ、私があなたのいちばん好きな罪だったらいいのに。

Bridge

It's bittersweet to think about the damage that we'd do

二人が与えた傷を思うと、甘くて苦い。

'Cause I was goin' down, but I was doin' it with you

私は落ちていったけど、あなたと一緒だったから。

Yeah, everything we broke and all the trouble that we made

そう、壊したもの全部、引き起こした問題全部。

But I say that I hate you with a smile on my face

でも、あなたが嫌いって、笑顔で言ってしまう。

Oh, look what we became

ああ、私たち、こんなふうになったんだね。

Chorus

All the things I did

私がした、あれもこれも全部。

Just so I could call you mine

ただ、あなたを私のものと呼びたくて。

All the things you did

あなたがした、あれもこれも全部。

Well, I hope I was your favorite crime

ねえ、私があなたのいちばん好きな罪だったらいいのに。

Outro

Your favorite crime

あなたの、いちばん好きな罪。

Your favorite crime

あなたの、いちばん好きな罪。

'Cause, baby, you were mine

だってあなたは、私のいちばん好きな罪だったから。

歌詞を深く読む

逃げる相手と埋められる自分、その両方に共犯の手がある

最初の語り手は、相手を強く愛したから、あんな扱いをさせたと言う。続く共犯者という名乗りは、傷ついたことを否定する言葉ではない。相手が逃げる一方で、自分は埋められるという、立場の差はそのまま描かれる。

そこに、壊れた心はひとつなのに手は四つとも血に染まっているという数が置かれる。傷の受け方は等しくなくても、その関係を作り、隠す過程には二人とも関わっていた。自分だけがすべて悪いという告白にも、相手だけを遠くから裁く声にも収まらない比喩になっている。

アリバイを与え、友達を相手にかばった自分も残る

二番では、相手が一線を越える間に自分は胸へ手を当てて誓う。「crossed」という同じ響きが、信じて誓う行為と、越えてはいけない線を越す行為を結ぶ。言葉が似ているほど、二人が違う方向へ進んでいたことが際立つ。

友達みんなに対して相手をかばった記憶も、アリバイという比喩の具体的な中身になる。今もサイレンを聞くと相手が近くにいるかと考え、また全部やってしまうことまで認める。終わってから仕組みが分かっても、引力が消えたわけではない。その認識が、過去の反省を簡単な更生の話にはさせない。

嫌いと笑って言う声が、最後には自分の罪も名づける

ブリッジの甘くて苦い感覚は、傷ついていた時にも相手と一緒だったことから生まれる。落ちていくことさえ、二人でいる証しになっていた。だから嫌いと言う時に笑顔が残る。破壊したものの大きさと、親密だった記憶が、同じ言葉の中でほどけずにいる。

サビでは、自分が相手のお気に入りの罪であってほしいと願う。よい関係だったとは呼べなくても、特別な存在として覚えていてほしいという要求だ。そして最後には、相手も自分のお気に入りの罪だったと返す。愛した相手と、自分が選んだ危うさの両方を、自分の側の言葉でも引き受けて終わる。

Olivia Rodrigo「vampire」和訳と歌詞の意味|楽園として売られた苦しみを、吸血鬼の言葉で取り返す ・ Olivia Rodrigoの歌詞和訳・掲載曲一覧

Olivia Rodrigo「good 4 u」和訳と意味|「よかったね」と言う私が、床で泣いている

出典・作品情報

「favorite crime」はOlivia Rodrigo『SOUR』収録曲です。歌詞の犯罪や共犯という言葉は、ここでは傷ついた恋の比喩として読んでいます。 作品情報・参照元

favorite crime — 保存元の歌詞ページ

和訳・解説:PUFFER!。AIを用いて制作・編集。

写真:Raph_PH(2025年6月29日、Glastonbury Festivalでの公演)。Wikimedia Commons/CC BY 4.0。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。

コメントをどうぞ