相手を知ったつもりで、実際には自分が描いた相手を愛していた。「in my head」は、その取り違えに気づいていく声を追う。周囲には悪魔に見える相手を、翼のないまま天使と呼び、可能性は見てもその証は見ない。最後に見直すのは、相手の姿だけでなく、その姿を作った自分の見方だ。
公式配信音源
歌詞と和訳
Intro: Doug Middlebrook
Here's the thing: you’re in love with a version of a person that you've created in your head, that you are trying to but cannot fix. Uh, the only person you can fix is yourself. I love you, this has gone on way too long. Enough is enough. I'm two blocks away, I’m coming over.
こういうことだよ。あなたは、頭の中で作り上げたその人の姿に恋をしている。その人を変えようとしているけれど、変えられない。変えられるのは、自分だけ。あなたを愛している。これはもう長く続きすぎた。いい加減、終わりにしよう。二ブロック先にいる。今からそっちへ行く。
Verse 1: Ariana Grande
Painted a picture, I thought I knew you well
絵を描いて、あなたをよく知っていると思った。
I got a habit of seeing what isn't there
そこにないものを、見てしまう癖がある。
Caught in the moment, tangled up in your sheets
その瞬間にとらわれ、あなたのシーツに絡まって、
When you broke my heart, I said you only wanted half of me
心を傷つけられたとき、あなたは私の半分しか欲しくなかったと言った。
Pre-Chorus: Ariana Grande
My imagination's too creative
私の想像力は、創り出しすぎる。
They see demon, I see angel, angel (Angel), angel
みんなには悪魔が見える。でも私には天使。天使、(天使)天使。
Without the halo, wingless angel
光の輪もなく、翼もない天使。
Chorus: Ariana Grande
Falling, falling, but I never thought you'd leave me
落ちていく、落ちていく。でも、あなたが去るとは思わなかった。
Falling, falling, needed something to believe in, oh
落ちていく、落ちていく。信じられる何かが必要だった。
I thought you were the one
あなたが、運命の人だと思った。
But it was all in my head
でも、全部私の頭の中にあった。
It was all in my head (Skrrt, skrrt)
何もかも、私の頭の中だった。
Post-Chorus: Ariana Grande
Yeah, look at you (You), boy, I invented you
そう、あなたを見て。(あなたを)ねえ、あなたは私が作り上げた。
Your Gucci tennis shoes, runnin' from your issues
グッチのテニスシューズで、自分の問題から走って逃げている。
Cardio good for the heart (For the heart)
有酸素運動は、心臓にいい。(心臓には)
I figured we could work it out, hmm
二人なら、うまくやっていけると思っていた。
Verse 2: Ariana Grande
Painted a picture; I thought I drew you well
絵を描いた。あなたをうまく描けたと思った。
I had a vision, seeing what isn't there
見たい姿があって、そこにないものを見ていた。
Caught in the moment, tangled up in your sheets
その瞬間にとらわれ、あなたのシーツに絡まって、
When you broke my heart, said you only wanted half of me
心を傷つけられたとき、私の半分しか欲しくなかったと言った。
Pre-Chorus: Ariana Grande
My imagination's too creative
私の想像力は、創り出しすぎる。
They see Cain and I see Abel (Abel), Abel (Abel), Abel
みんなはカインを見る。でも私にはアベル。(アベル)アベル、(アベル)アベル。
I know you're able, willin’ and able
あなたにはできると分かっている。やる気があり、できる人だと。
Chorus: Ariana Grande
Falling, falling, boy, I thought that you would need me
落ちていく、落ちていく。ねえ、あなたには私が必要になると思っていた。
Falling, falling, needed something to believe in, oh
落ちていく、落ちていく。信じられる何かが必要だった。
I thought you were the one
あなたこそ、その人だと思った。
But it was all in my head
でも、全部私の頭の中にあった。
It was all in my head (Skrrt, skrrt)
何もかも、私の頭の中だった。
Post-Chorus: Ariana Grande
Yeah, look at you (You), boy, I invented you
そう、あなたを見て。(あなたを)ねえ、あなたを作ったのは私。
Your Gucci tennis shoes, runnin’ from your issues
グッチのテニスシューズで、自分の問題から逃げている。
Cardio good for the heart (For the heart)
有酸素運動は、心臓にいい。(心臓には)
I figured we could work it out, hmm
二人なら、関係をうまく動かせると思っていた。
Bridge: Ariana Grande
Wanted you to grow, but, boy, you wasn't budding
育ってほしかった。でも、ねえ、あなたは芽を出していなかった。
Everything you are made you everything you aren’t
あなたのすべてが、あなたにはない姿へと変わっていた。
I saw your potential without seein' credentials
可能性は見た。でも、その実際の証は見なかった。
Maybe that's the issue (Damn, damn)
それが、問題なのかもしれない。(くそ、くそ)
Said maybe that's the issue, ah
たぶん、そこが問題なのだと言った。
Can’t hold that shit against you, ah
そのことを、あなたのせいにはできない。
Guess I did it to myself, yeah
自分で自分に、そうしてしまったのだと思う。
Thought you were somebody else, you
あなたを、別の誰かだと思っていた。あなたを。
Outro
Thought you were somebody else, you (You)
別の誰かだと思っていた。あなたを。(あなたを)
Thought you were somebody else, you
あなたを、別の誰かだと思っていた。
歌詞を深く読む
描いたことを知ったことだと思っていた
冒頭の話し声は、頭の中で作った相手の姿を愛していると告げる。そのあと一番は、絵を描いて相手をよく知ったと思ったという声から始まる。見る、確かめるという動きより、描くという自分の手が先にある。存在しないものを見てしまう癖を、語り手自身が認める。
二番では、相手をよく描けたと思ったという言い方へ変わる。よく知ることと、うまく描くことの違いが、今度は表へ出る。サビの後でも、自分が相手を作ったと言う。相手のいる世界へ近づいたはずが、自分の作った像の中へ近づいていたという取り違えになる。
最初のサビでは去るとは思わなかったと歌い、次のサビでは相手が自分を必要とすると思っていたと歌う。離れないはずだという期待から、自分が相手に必要な人になるはずだという期待へ、見たかった関係が具体的になる。どちらも頭の中だったという同じ行へ戻ることで、相手の姿だけでなく、二人の関係の予想も描き足していたことが見える。
翼のない天使からできる人への期待が続く
二番の「Cain」と「Abel」は、『創世記』で弟アベルを殺したカインと、その弟の名だ。周囲がカインを見ても自分にはアベルが見えるという行は、同じ人を違う役へ置いて見ている感覚を強くする。 『創世記』4章:カインとアベル
一番にも、周囲は悪魔を見るが自分は天使を見るという並びがある。しかしその天使には、光の輪も翼もない。天使を示すはずのものが欠けていても、天使という名前を外さない。想像力が創り出しすぎるという直前の行が、何を見ているのかより、どう名付けたいのかへ目を向けさせる。
アベルの名を繰り返した後には、音の近い「able」、できるという言葉が続く。よい側の人として見ることが、やる気も力もあるはずだという期待へ伸びる。後で可能性を見たが実際の証は見なかったと語るため、この確信は、相手が実際に示したものだけからできてはいなかった。名前と能力の響きがつながる中に、期待を自分で育てていた姿がある。
問題から走る足と関係を立て直したい自分がすれ違う
相手のグッチの靴は、問題から走って逃げる動きの中へ置かれる。その後に、心臓には運動がよいという声が来る。走る身体の心臓と、傷ついた自分の心は、同じ心の語のまわりで違う方向を向く。相手の動く力が、関係の問題へ向かう力として使われているわけではない。
自分は二人ならうまくやれると思っていたとも語る。相手が逃げる動きの後で、関係を動かせるはずという自分の期待が置かれる。育ってほしかったが芽が出ていなかったという後の像も、その差を続ける。見ていた成長の可能性と、実際に出ている芽は別だった。
最後は相手を別の誰かだと思っていたと繰り返す。最初の話し声が、自分を変えられるのは自分だと告げ、近くからそちらへ向かうと言ったことも、この認識につながる。頭の中の相手を直そうとする長い時間から、自分の見方を見直す場所へ声が動く。相手の新しい姿を描いて結ぶのではなく、描き違えた自分を認める言葉で終わる。
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出典・作品情報
掲載音源は『thank u, next』収録のAriana Grande「in my head」の公式配信音源です。 公式作品情報
和訳・解説:PUFFER!。AIを用いて制作・編集。
写真:Emma (esheehanphotos)(2017年2月19日、米国ニューハンプシャー州ManchesterのSNHU Arenaでの公演。透かし除去前の2017年版を使用)。Wikimedia Commons/CC BY-SA 2.0。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。改変画像もCC BY-SA 2.0で提供。


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