Maroon 5の「Misery」は、相手の返事を待ち続ける苦しみを歌う曲です。二百通も書いたのに送れない手紙、隠したい傷と流したい血、触れ合った肌の記憶。言葉にできなかった気持ちが、今度は相手の沈黙に閉じ込められています。
2010年のアルバム『Hands All Over』からの先行シングルです。掲載動画は通常版の公式MVです。 公式作品資料 / 収録作品の案内
歌詞と和訳
Intro
Oh, yeah
Oh, yeah
Verse 1
So scared of breakin' it that you won't let it bend, uh
壊れるのを怖がりすぎて、しならせることさえできない君
And I wrote two hundred letters I will never send, uh
僕は二百通もの手紙を書いた、送ることは決してないのに
Sometimes these cuts are so much deeper than they seem
ときに、この傷は見た目よりずっと深い
And you'd rather cover up, I'd rather let them bleed
君は覆い隠したがるけれど、僕は血を流すままにしておきたい
Pre-Chorus
So let me be (Oh, oh)
だから、僕を自由にして
And I'll set you free (Oh, yeah)
そうすれば、君も自由にしてあげる
Chorus
I am in misery
僕は苦しみの中にいる
There ain't nobody who can comfort me, oh, yeah
僕を慰められる人なんて、誰もいない
Why won't you answer me?
どうして返事をくれないの?
The silence is slowly killin' me, oh, yeah
その沈黙が、少しずつ僕を殺していく
Post-Chorus
Girl, you really got me bad
ねえ君、僕はすっかり参ってしまった
You really got me bad
本当に、君に参ってしまった
Now I'm gonna get you back
今度こそ君を取り戻す
I'm gonna get you back (Yeah)
君を取り戻してみせる
Verse 2
Your salty skin and how it mixes in with mine, uh
君の塩気のある肌が、僕の肌と重なり合う
The way it feels to be completely intertwined, uh
すっかり絡み合ったときの、あの感触
And not that I didn't care, it's that I didn't know
大事じゃなかったんじゃない、僕には分かっていなかったんだ
It's not what I didn't feel, it's what I didn't show
感じていなかったんじゃない、伝えていなかったんだ
Pre-Chorus
So let me be
だから、僕を自由にして
And I'll set you free
そうすれば、君も自由にしてあげる
Chorus
I am in misery
僕は苦しみの中にいる
And there ain't nobody who can comfort me, oh, yeah
僕を慰められる人なんて、誰もいない
Why won't you answer me?
どうして返事をくれないの?
The silence is slowly killin' me, oh, yeah
その沈黙が、少しずつ僕を殺していく
Post-Chorus
Girl, you really got me bad
ねえ君、僕はすっかり参ってしまった
You really got me bad
本当に、君に参ってしまった
Now I'm gonna get you back
今度こそ君を取り戻す
I'm gonna get you back, yeah
君を取り戻してみせるよ
Bridge
You say your faith is shakin'
君は、信じる気持ちが揺らいでいると言う
And you may be mistaken
でも、それは思い違いかもしれない
You keep me wide awake and waiting for the sun
君のせいで眠れずに、朝日を待ち続ける
I'm desperate and confused
僕は必死で、どうしたらいいか分からない
So far away from you
君からこんなにも遠く離れて
And I'm gettin' there, I don't care where I have to run
それでもたどり着く、どこまで走らなくちゃいけなくても構わない
Refrain
Why do you do what you do to me? Yeah
どうして僕に、こんなことをするの?
Why won't you answer me, answer me? Yeah
どうして返事をくれないの、答えてよ
Why do you do what you do to me? Yeah
どうして僕に、こんなことをするの?
Why won't you answer me, answer me? Yeah
どうして返事をくれないの、答えてよ
Chorus
I am in misery
僕は苦しみの中にいる
And there ain't nobody who can comfort me, oh, yeah
僕を慰められる人なんて、誰もいない
Why won't you answer me?
どうして返事をくれないの?
The silence is slowly killin' me, oh, yeah
その沈黙が、少しずつ僕を殺していく
Post-Chorus
Girl, you really got me bad
ねえ君、僕はすっかり参ってしまった
You really got me bad
本当に、君に参ってしまった
Now I wanna get you back
今は君を取り戻したい
And I'm gonna get you back (Uh, come on)
君を取り戻してみせる
Outro
Girl, you really got me bad
ねえ君、僕はすっかり参ってしまった
You really got me bad (You got me bad)
本当に、君に参ってしまった(君に参ってしまった)
Now I'm gonna get you back
今度こそ君を取り戻す
I'm gonna get you back(Gonna get you back)
君を取り戻してみせる(君を取り戻す)
Girl, you really got me bad
ねえ君、僕はすっかり参ってしまった
You really got me bad
本当に、君に参ってしまった
Now I'm gonna get you back
今度こそ君を取り戻す
I'm gonna get you back
君を取り戻してみせる
Girl, you really got me bad
ねえ君、僕はすっかり参ってしまった
You really got me bad
本当に、君に参ってしまった
Now I'm gonna get you back
今度こそ君を取り戻す
I'm gonna get you back
君を取り戻してみせる
送れない二百通と、返事のない沈黙
折れないために、しなることまで禁じる
冒頭の「壊れる」と「しなる」は、同じことではありません。少し曲がる余地までなくすほど壊れることを恐れると、関係を柔らかく保つ動きも止まってしまう。続く二百通の手紙も、気持ちがない証拠ではなく、伝える前に言葉がせき止められている情景です。数だけは積み上がるのに、相手との往復は始まりません。
傷を覆う君と、血を流すままにしたい僕にも、苦しみへの向き合い方の違いがあります。隠して守りたい側と、痛みを外に出したい側。その違いがあるまま「返事をくれないのか」という問いに進むため、沈黙は単なる静けさではなく、僕の訴えが受け止められない時間として響きます。
感じなかったことと、見せなかったこと
二番では、肌が重なり、完全に絡み合った感覚が戻ります。体では近づけた二人が、気持ちを伝えるところでは離れている。その後の「感じていなかったんじゃない、見せなかったんだ」という言い直しが、身体の近さだけでは届かなかったものを明らかにします。
僕は相手の沈黙を責めますが、自分もまた感情を示さなかったと認めています。だから苦しみの原因を、返事のない君だけに置くことはできない。取り戻すという宣言が何度戻っても、肝心の返事は曲の中に現れません。「取り戻す」には奪い返す勢いもあり、切実な願いと相手を動かそうとする圧力が同じ声に残ります。
Maroon 5をもう一曲
She Will Be Loved|開いたドアと、別れを引き止める声
出典・作品情報
和訳・解説:PUFFER!
写真:Donna Lou Morgan/U.S. Navy(2009年1月20日、Neighborhood Ball)。Wikimedia Commons。米国政府職務著作、パブリックドメイン。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。


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