Billie Eilish「bad guy」和訳と歌詞の意味|支配する役は渡しても私はあなたのものではない

Billie Eilish「bad guy」歌詞解説カバー。怖がらせる役を、今度は私が引き受ける

相手を強い男として呼ぶ声は、その後に自分が悪い奴だと名乗る。「bad guy」では、相手が主導権を取ることを好むと言いながら、自分を所有しているわけではないとも言う。役を渡すことと、自分を渡すことは分かれる。当然でしょうという短い返事が、その名乗りを軽く強くする。

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歌詞と和訳

Verse 1

White shirt now red, my bloody nose

白いシャツは今、赤い。私の鼻は血まみれ。

Sleepin', you're on your tippy toes

私が眠る間、あなたはつま先立ちで

Creepin' around like no one knows

誰にも気づかれていないつもりで、忍び回る。

Think you're so criminal

自分をとんだ悪党だと思ってるんでしょ。

Bruises on both my knees for you

あなたのために、両膝にはあざ。

Don't say thank you or please

お礼もお願いも、口にしない。

I do what I want when I'm wanting to

したいときに、したいことをする。

My soul? So cynical

私の魂?ひどく冷めてる。

Pre-Chorus

So you're a tough guy

つまり、あなたはタフな男。

Like it really rough guy

激しいのが好きな男。

Just can't get enough guy

どうしても満足できない男。

Chest always so puffed guy

いつも胸を張っている男。

I'm that bad type

私は、そういう悪いタイプ。

Make your mama sad type

あなたのお母さんを悲しませるタイプ。

Make your girlfriend mad tight

あなたの彼女を、ひどく苛立たせる。

Might seduce your dad type

あなたのお父さんを誘惑するかもしれないタイプ。

I'm the bad guy

悪い奴は、私。

Duh

当たり前でしょう。

Chorus

I'm the bad guy

悪い奴は、私。

Verse 2

I like it when you take control

あなたが主導権を取るのが、好き。

Even if you know that you don't

私があなたのものじゃないと

Own me, I'll let you play the role

分かっていても、その役は演じさせてあげる。

I'll be your animal

あなたの動物になってあげる。

My mommy likes to sing along with me

ママは、私と一緒に歌うのが好き。

But she won't sing this song

でも、この曲は歌わない。

If she reads all the lyrics

歌詞を全部読んだら、

She'll pity the men I know

私の知っている男たちを、気の毒に思うはず。

Pre-Chorus

So you're a tough guy

つまり、あなたはタフな男。

Like it really rough guy

激しいのが好きな男。

Just can't get enough guy

どうしても満足できない男。

Chest always so puffed guy

いつも胸を張っている男。

I'm that bad type

私は、そういう悪いタイプ。

Make your mama sad type

あなたのお母さんを悲しませるタイプ。

Make your girlfriend mad tight

あなたの彼女を、ひどく苛立たせる。

Might seduce your dad type

あなたのお父さんを誘惑するかもしれないタイプ。

I'm the bad guy

悪い奴は、私。

Duh

当たり前でしょう。

Chorus

I'm the bad guy, duh

悪い奴は、私。当たり前でしょう。

I'm only good at bein' bad, bad

悪いことだけは得意、悪いことだけは。

Bridge

I like when you get mad

あなたが怒るのが、好き。

I guess I'm pretty glad that you're alone

あなたが一人で、私はけっこううれしいんだと思う。

You said she's scared of me?

あの子は私が怖いって、あなたが言ったの?

I mean, I don't see what she sees

つまり、その子に見えるものが、私には見えない。

But maybe it's 'cause I'm wearing your cologne

でも、あなたのコロンをつけているせいかもしれない。

Outro

I'm a bad guy

私は、悪い奴。

I'm, I'm a bad guy

私は、私は、悪い奴。

Bad guy, bad guy

悪い奴、悪い奴。

I'm a bad

私は、悪い――

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相手を並べる呼び名から自分の悪い名乗りへ移る

サビ前は、タフで、激しいものが好きで、満足できず、胸を張る男という相手の呼び名を並べる。その後に自分が悪いタイプだと言い、相手の母や恋人へ及ぶ反応を、自分の悪さの例として置く。強い相手を紹介した声が、その強さの外側から自分を名乗り直す。

父を誘惑するという行にも、かもしれないという可能性がある。すでにその出来事が起きたと報告するより、自分はそこまでできるかもしれないと、大きな役を見せる声だ。悪い奴は私という言葉が、その並びを短くまとめる。

その後の「Duh」は、当然でしょうという返しになる。長く理由を立てて悪さを証明するのでなく、相手がまだ分からないことを軽く返す調子だ。同じ名乗りの反復が、相手の強さだけで場面が決まらないことを示す。

主導権を取る役を渡しても所有されるとは言わない

二番は、相手が主導権を取るのが好きだと言う。それでも、相手が自分を所有していないと分かっていたとしても、その役は演じさせる。相手が強い位置にいることと、自分が相手のものになることを同じ意味にはしない。

役を演じさせるのは、自分の側から許す言葉になる。その後に相手の動物になってあげると言っても、相手が一方的に役を決めたとは歌われない。差し出している姿の手前に、自分が許しているという声が残る。

したいときにしたいことをするという一番の言葉も、この二番へつながる。相手の主導を好む自分と、自分で選ぶ自分は両方ある。表面の役が相手を強く見せても、その役を成立させる選択まで相手が持っているとは限らない。

相手の周りの反応も自分の悪さを見せる言葉へなる

自分のママは一緒に歌うのが好きでも、この曲は歌わないという行がある。歌詞を読んだら、知っている男たちを気の毒に思うだろうとも言う。身近な人の反応を持ち出すことで、自分の悪さを、名乗りだけで終わらない大きな像へ広げる。

ブリッジでは、相手が怒ることを好み、一人でいることもうれしいと語る。その後に、彼女が自分を怖がっているという相手の言葉を問い返す。自分に見えるものと、その彼女に見えるものが一致しない感覚が出る。

そこで理由として置くのは、相手のコロンをつけていることかもしれないという声だ。その香りは相手との近さを感じさせるが、実際に何があったかは説明されない。相手の周りが自分をどう見るかまで、自分の悪い役を見せる言葉に変え、最後も名乗りの反復が残る。

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出典・作品情報

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bad guy

「bad guy」は『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』(2019年)収録曲。掲載音源は通常アルバムの公式配信音源です。 公式作品情報

和訳・解説:PUFFER!。AIを用いて制作・編集。

写真:Raph_PH(2022年6月16日、ロンドンO2 Arenaでの公演)。Wikimedia Commons/CC BY 2.0。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。

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