若いうちを楽しんでと言われるほど、楽しめない自分が追い詰められる。「brutal」は、青春の輝きを期待する外の声と、不安でぼろぼろになっている内側の声をぶつける。大きな自己否定の隣に、縦列駐車すらできないという身近な失敗まで置き、きれいにまとまらない十七歳の気持ちを吐き出す。
公式MV
歌詞と和訳
Intro
I want it to be, like, messy
なんか、ぐちゃぐちゃな感じにしたい。
Verse 1
I'm so insecure, I think
自信がなさすぎて、思ってしまう。
That I'll die before I drink
お酒を飲める歳になる前に、死んじゃうんじゃないかって。
And I'm so caught up in the news
それに、そんな話題に振り回されてばかり。
Of who likes me and who hates you
誰が私を好きで、誰があなたを嫌っているとか。
And I'm so tired that I might
あまりにも疲れたから、もしかしたら
Quit my job, start a new life
仕事を辞めて、別の人生を始めるかも。
And they'd all be so disappointed
そうしたら、みんなすごくがっかりするんだろうな。
'Cause who am I if not exploited?
だって、利用されていない私に、何の価値があるの?
And I'm so sick of seventeen
十七歳なんて、もううんざり。
Where's my fucking teenage dream?
私の青春の夢は、いったいどこよ。
If someone tells me one more time
もう一度、誰かに言われたら、
"Enjoy your youth," I'm gonna cry
「若いうちを楽しんで」なんて言われたら、泣いてしまう。
And I don't stick up for myself
自分のために声を上げることもできない。
I'm anxious, and nothing can help
不安でたまらない。何をしても助けにならない。
And I wish I'd done this before
もっと前に、こうしておけばよかった。
And I wish people liked me more
もっと、みんなに好かれたかった。
Chorus
All I did was try my best
ただ、精いっぱいやっただけ。
This the kinda thanks I get?
そのお返しが、これなの?
Unrelentlessly upset (Ah-ah-ah)
いつまでたっても、気が休まらない。
They say these are the golden years
今が人生の黄金期だって、みんなは言う。
But I wish I could disappear
でも私は、消えてしまいたい。
Ego crush is so severe
自尊心の砕かれ方が、ひどすぎる。
God, it's brutal out here
ああ、ここは本当に容赦ない。
Post-Chorus
(Yeah)
Verse 2
I feel like no one wants me
誰にも必要とされていない気がする。
And I hate the way I'm perceived
人からこんなふうに見られるのが、嫌い。
I only have two real friends
本当の友達は、たった二人。
And lately, I'm a nervous wreck
最近は、神経がぼろぼろ。
'Cause I love people I don't like
だって、好きじゃない人を愛してしまう。
And I hate every song I write
自分で書く歌は、どれも嫌い。
And I'm not cool, and I'm not smart
かっこよくもないし、賢くもない。
And I can't even parallel park
縦列駐車さえ、できない。
Chorus
All I did was try my best
ただ、精いっぱいやっただけ。
This the kinda thanks I get?
そのお返しが、これなの?
Unrelentlessly upset (Ah-ah-ah)
いつまでたっても、気が休まらない。
They say these are the golden years
今が人生の黄金期だって、みんなは言う。
But I wish I could disappear
でも私は、消えてしまいたい。
Ego crush is so severe
自尊心の砕かれ方が、ひどすぎる。
God, it's brutal out here
ああ、ここは本当に容赦ない。
Post-Chorus
(Yeah)
(Just havin' a really good time)
(ただ、最高に楽しい時間を過ごしてるだけ)
Outro
Got a broken ego, broken heart
自尊心も心も、壊れてしまった。
(Yeah, it's brutal out here, yeah, it's brutal out here)
(そう、ここは容赦ない。本当に容赦ない)
And God, I don't even know where to start
ああ、どこから始めればいいのかさえ分からない。
歌詞を深く読む
楽しむべき青春が、楽しめない人への圧力になる
最初のヴァースで語り手は、十七歳にうんざりしている。待っていたはずの青春の夢が見当たらず、さらに楽しめと言われたら泣くと歌う。若い時期が苦しいこと自体に加えて、その時期は幸せなはずだという外からの説明が、今の気持ちを置き去りにする。
サビの黄金期という言葉も、その説明の側にある。みんなが大切な時間だと呼ぶ今に、自分は消えたくなるほどの居心地の悪さを感じる。もう戻らないから楽しめという善意でも、その人が実際に感じている不安を受け止めなければ、別の要求として響く。その食い違いが、題名の容赦なさを具体的にする。
利用されない自分には何が残るのか、という働く側の疲れ
語り手は仕事を辞め、新しい人生を始めるかもしれないと言う。すると周りががっかりするだろうと、すぐ他人の反応を予想する。その直後の「who am I if not exploited?」は、誰かの役に立ち、使われ続けていない自分に、何の価値があるのかという、追い込まれた自己認識だ。
誰が好かれ、誰が嫌われるかという話題に振り回されることも、自分の価値を外の反応へ預けてしまう状態につながる。精いっぱいやっただけなのに、返ってくるのがこれなのかというサビは、ただ努力不足を嘆く声ではない。頑張るほどよくなるはずの仕組みが、自分を休ませてくれないことへの抗議になる。
縦列駐車の失敗まで同じ重さで押し寄せる
二番では、本当の友達は二人しかいない、自分の歌がどれも嫌い、賢くもないと自己否定が続く。その列の最後に、縦列駐車さえできないという具体的な苦手が来る。人生全体への不安と日常の小さな失敗が、同じ息づかいの中で積み重なる。小さなことだと切り離す余裕がない感覚が、その急な並びによって伝わる。
終盤の、ただ楽しく過ごしているだけという合いの手は、それまでの苦しさと露骨に食い違う。楽しそうな説明を外側へ返す皮肉として聞こえ、最後にはどこから始めればよいか分からないという声が残る。整った解決策を示さない終わり方も、最初のぐちゃぐちゃな感じにしたいという言葉につながる。混乱を混乱のまま言葉にすることが、この歌の率直さになっている。
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出典・作品情報
Universal Music Japanは2021年8月24日に「brutal」のMV公開を案内しています。同記事では『SOUR』収録曲として紹介されています。 作品情報・参照元
和訳・解説:PUFFER!。AIを用いて制作・編集。
写真:Raph_PH(2025年6月29日、Glastonbury Festivalでの公演)。Wikimedia Commons/CC BY 4.0。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。


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