Adele「Turning Tables」和訳と歌詞の意味|あなたを救う役目から自分を救う決意へ

Adele「Turning Tables」歌詞解説カバー。振り回される恋には、もう自分を渡さない

傷つけられるほど近くには、もう入れない。「Turning Tables」の拒否は、二人の争いの中で息ができなくなった声から出る。相手を救っても、その相手に見捨てられる関係をやめ、次は自分で自分を救うと決める。近さを守ることより、自分の足で立つことへ、歌詞の重心が移っていく。

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歌詞と和訳

Verse 1

Close enough to start a war

戦争を始められるほど、二人は近い。

All that I have is on the floor

私にあるものは、何もかも床に散らばっている。

God only knows what we're fighting for

何のために争っているのか、神様にしか分からない。

All that I say, you always say more

私が何を言っても、あなたはいつももっと言い返す。

Pre-Chorus

I can't keep up with your turning tables

あなたに何度も形勢を変えられて、ついていけない。

Under your thumb, I can't breathe

あなたの言いなりでは、息ができない。

Chorus

So I won't let you close enough to hurt me

だから、私を傷つけられるほど近くには、もう入れない。

No, I won't rescue you to just desert me

いや、あなたを救って、ただ見捨てられるだけにはならない。

I can't give you the heart you think you gave me

あなたが私にくれたと思っている心を、同じようには返せない。

It's time to say goodbye to turning tables

もう、あなたに形勢をひっくり返される関係とは、さよならする時。

To turning tables

形勢をひっくり返される、そんな関係とは。

Verse 2

Under haunted skies, I see you, ooh

不穏な空の下で、あなたの姿が見える。

Where love is lost, your ghost is found

愛が失われた場所に、あなたの影が見つかる。

I braved a hundred storms to leave you

あなたを離れるために、百もの嵐をくぐり抜けた。

As hard as you try, no, I will never be knocked down

どれほどあなたが力を尽くしても、いや、私は絶対に倒されない。

Pre-Chorus

I can't keep up with your turning tables

あなたが形勢を変え続けるのには、もうついていけない。

Under your thumb, I can't breathe

あなたに支配されたままでは、息もできない。

Chorus

So I won't let you close enough to hurt me

だから、傷つけられるほど近くには、あなたを入れない。

No, I won't rescue you to just desert me

いや、見捨てられるだけのために、あなたを救いはしない。

I can't give you the heart you think you gave me

あなたがくれたつもりの心を、私は同じように返せない。

It's time to say goodbye to turning tables

形勢を変え続けるあなたとの関係に、別れを告げる時だ。

Turning tables

あなたに形勢を変えられる、この関係に。

Bridge

Next time, I'll be braver

次は、もっと勇敢になる。

I'll be my own saviour

自分を救うのは、自分になる。

When the thunder calls for me

雷鳴が私を呼んだときも。

Next time, I'll be braver

次は、今より勇敢に。

I'll be my own saviour

自分で、自分を救ってみせる。

Standing on my own two feet

自分の二本の足で立って。

Chorus

I won't let you close enough to hurt me

私を傷つけられるほど近くには、もう入れない。

No, I won't rescue you to just desert me

いや、あなたを救って、ただ見捨てられるだけにはならない。

I can't give you the heart you think you gave me

あなたが私にくれたと思っている心を、同じようには返せない。

It's time to say goodbye to turning tables

もう、あなたに形勢をひっくり返される関係とは、さよならする時。

To turning tables

形勢をひっくり返される、そんな関係とは。

Outro

Turning tables, yeah

あなたに形勢を変えられる、この関係。

Turn, no, no-oh, mmm

形勢をひっくり返すなんて、いや、いや――。

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戦争を始める近さを傷つけられない距離へ変える

最初の「close enough」は、戦争を始められるほど近いという形で現れる。近いことが、相手を分かる安心より、争いを始められる条件になっている。持っているものは床にあり、何のために争うのかも分からない。それでも、語り手が何か言えば相手はさらに言い返す。目的を見失った争いと、終わらない言葉の応酬が並ぶ。

サビでは同じ近さが、傷つけられるほど近くには入れないという拒否へ変わる。近い状態を続けて相手を説得するより、相手が自分へ及ぼせる力の範囲を狭める。最初は争いが始まる距離を語っていた声が、今度は自分で許す距離を決める。同じ近さの基準を、自分を守るために使い直している。

その拒否の手前には、息ができないという体の感覚がある。言い返す量で相手に勝てるかではなく、その関係の中で自分が呼吸できるかが問題になる。だから、もう近づけないという声は、単に口論を終わらせるより、自分がそこに居続けられる状態を取り戻すための線引きとして響く。

相手の思う愛の見返りまで差し出せない

題名の「turning tables」は、形勢を逆転させる動きを感じさせる。ここでは相手がそれを繰り返し、自分はついていけないと歌う。その直後の「under your thumb」は、相手の支配下にいる感覚だ。一度の逆転で立場が対等になるより、相手が状況を動かすたび、自分は相手の手の下に置かれる。語り手が言っているのは、その動きにもう付き合えないということだ。

サビの、相手がくれたと思っている心を同じようには返せないという行にも、その非対称さがある。相手が愛を与えたという理解を、そのまま二人の共通理解にはしない。くれたと思っているのは相手だという区切りが、ここまでの言葉の応酬と支配の感覚に重なる。与えたつもりの愛を理由に、自分の心まで求められても応えられない。

形勢を変え続ける関係へさよならすると繰り返すため、目指すのは、今度こそ自分が相手を支配するという勝ち方ではない。次の逆転を待ち、また息ができなくなる関係そのものから出る決意になる。相手の言葉にもっと言い返すことから、相手の作る応酬へ入らないことへ、力の使い方が変わっていく。

あなたを救う役目から自分を救う決意へ移る

サビでは、あなたを救って、そのあなたに見捨てられるだけにはならないと歌う。救う行動が関係を支えるより、自分が置き去りになる流れへつながっている。その後に、あなたを離れるため百もの嵐を越えたと語る。別れは一度口にするだけの行為ではなく、抵抗や不安にさらされながら進むものとして感じられる。

愛が消えた場所にも相手の影は残る。そこへ不穏な空と嵐が重なるため、離れる決意をしても、相手の影響がただちになくなるわけではない。倒されないという宣言は、もう何も怖くないという状態より、まだ力が及んでくる中で立とうとする声だ。その準備が、次はもっと勇敢になるという未来形へ続く。

そこで救う相手は、自分へ変わる。「my own saviour」と、自分自身を救う存在になると言う。同じ未来の決意を二度歌い、一度目には雷鳴に呼ばれる場面、二度目には自分の足で立つ姿を置く。嵐の予感が残っていても、相手を救う役目に自分の居場所を預けない。呼吸できない関係から、立つことのできる自分へ向かう決意が、最後のサビの拒否を支えている。

Hello|返事のない電話で相手の外側から謝り続ける

Someone Like You|幸せを願う声に忘れないでという願いが残る

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出典・作品情報

Turning Tables — 保存元の歌詞ページ

Turning Tables

掲載音源は『21』収録のAdele「Turning Tables」の公式配信音源です。 公式作品情報

和訳・解説:PUFFER!。AIを用いて制作・編集。

写真:Marc E. (marcen27)(2016年3月26日、Glasgow SSE Hydroでの公演)。Wikimedia Commons/CC BY 2.0。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。

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