相手は抱きしめてくれるのに、関係へ踏み込んでこない。「Water Under the Bridge」の問いは、その食い違いから始まる。自由になることさえ嫌だと思うほど離れ難い一方で、無責任な相手に守ってもらいたいわけでもない。二人の愛を済んだ話にしないでという声は、最後には相手の言葉を求める願いになる。
公式配信音源
歌詞と和訳
Verse 1
If you're not the one for me
あなたが私の運命の人じゃないのなら、
Then how come I can bring you to your knees?
どうして私は、あなたをひざまずかせるほどの存在なの?
If you're not the one for me
あなたが私の相手じゃないのなら、
Why do I hate the idea of being free?
どうして自由になると思うだけで、こんなに嫌なの?
And if I'm not the one for you
私があなたの相手じゃないのなら、
You've gotta stop holdin' me the way you do
そんなふうに私を抱きしめるのは、やめなきゃいけない。
Oh, honey, if I'm not the one for you
ねえ、私があなたにふさわしい人じゃないのなら、
Why have we been through what we have been through?
どうして二人は、あれだけのことを一緒に乗り越えてきたの?
Pre-Chorus
It's so cold out here (Here, here, here)
ここは、こんなに寒い。(ここは、ここは、ここは)
In your wilderness (Eh, eh, eh)
あなたという荒野の中は。
I want you to be my keeper (Eh, eh, eh)
あなたに、私を守る人でいてほしい。
But not if you are so reckless
でも、そんなに無責任なままなら嫌。
Chorus
If you're gonna let me down, let me down gently
私を失望させるつもりなら、せめて優しくして。
Don't pretend that you don't want me
私を欲しくないふりは、しないで。
Our love ain't water under the bridge
二人の愛は、もう済んだ話なんかじゃない。
If you're gonna let me down, let me down gently
私を傷つけるのなら、できるだけ優しくして。
Don't pretend that you don't want me
私を求めていないふりを、しないで。
Our love ain't water under the bridge
私たちの愛は、過ぎ去ったことなんかじゃない。
Post-Chorus
Woah
Say that our love ain't water under the bridge
二人の愛は済んだ話じゃないって、言って。
Verse 2
What are you waiting for?
何を待っているの?
You never seem to make it through the door
あなたはいつも、扉を越えて入ってこないみたい。
And who are you hiding from?
誰から隠れているの?
It ain't no life to live like you're on the run
逃げ続けるような暮らしは、生きているとは言えない。
Have I ever asked for much?
私がそんなに多くを求めたこと、あった?
The only thing that I want is your love
欲しいのは、あなたの愛だけ。
Chorus
If you're gonna let me down, let me down gently
私を失望させるつもりなら、せめて優しくして。
Don't pretend that you don't want me
私を欲しくないふりは、しないで。
Our love ain't water under the bridge
二人の愛は、もう済んだ話なんかじゃない。
If you're gonna let me down, let me down gently
私を傷つけるのなら、できるだけ優しくして。
Don't pretend that you don't want me
私を求めていないふりを、しないで。
Our love ain't water under the bridge
私たちの愛は、過ぎ去ったことなんかじゃない。
Post-Chorus
Woah
Say that our love ain't water under the bridge
私たちの愛は過ぎたことじゃないと、言ってほしい。
Pre-Chorus
It's so cold (Here, here, here)
こんなにも寒い。(ここは、ここは、ここは)
In your wilderness (Eh, eh, eh)
あなたという荒野の中は。
I want you to be my keeper (Eh, eh, eh)
あなたに、私を守っていてほしい。
But not if you are so reckless (Ooh)
でも、そんな無責任さまで受け入れることはできない。
Chorus
If you're gonna let me down, let me down gently
私を失望させるつもりなら、せめて優しくして。
Don't pretend that you don't want me
私を欲しくないふりは、しないで。
Our love ain't water under the bridge
二人の愛は、もう済んだ話なんかじゃない。
If you're gonna let me down, let me down gently
私を傷つけるのなら、できるだけ優しくして。
Don't pretend that you don't want me
私を求めていないふりを、しないで。
Our love ain't water under the bridge
私たちの愛は、過ぎ去ったことなんかじゃない。
Post-Chorus
Woah (Say it ain't so, say it ain't so)
(そうじゃないと言って、そうじゃないと言って)
(Say it ain't so, say it ain't so)
(そうではないと、そうではないと言って)
Say that our love ain't water under the bridge (Say it ain't so, say it ain't so)
二人の愛は済んだ話じゃないって、言って。(そうじゃないと言って、そうじゃないと言って)
(Say it ain't so, say it ain't so)
(そんなことはないと、そんなことはないと言って)
Woah (Say it ain't so, say it ain't so)
(そうじゃないと言って、そうじゃないと言って)
(Say it ain't so, say it ain't so)
(そうではないと、そうではないと言って)
Say that our love ain't water under the bridge (Say it ain't so, say it ain't so)
私たちの愛は過ぎたことじゃないと、言って。(そうじゃないと言って、そうじゃないと言って)
(Say it ain't so, say it ain't so)
(そんなことはないと、そんなことはないと言って)
Outro
Say that our love ain't water under the bridge
二人の愛は、もう済んだ話じゃないって言って。
歌詞を深く読む
抱きしめる手と扉を越えない足が食い違う
一番の問いは、あなたが自分の相手でないなら、なぜ自分は相手をひざまずかせられるのかというものだ。そこには相手へ及ぼす強い力がある。しかし次の問いでは、自由になることを考えるだけで嫌だと言う。相手を動かすほどの存在である自分も、相手から離れる自由を望めない。力を持つ側と縛られる側が、二人にきれいに分かれているわけではない。
今度は、私があなたの相手でないなら、その抱き方をやめてと求める。抱きしめるという体の行動は、特別な相手であるという実感を与える。それなのに関係を認める言葉がついてこなければ、近さは安心よりも迷いを増やす。これまで一緒に通ってきた時間への問いも、抱きしめる手だけでなく、共有した経験まで否定されたくない声として続く。
二番の「door」は、その近さに別の輪郭を与える。体は近づいていても、相手は扉を越えて入ってこないように見える。何を待ち、誰から隠れているのかと問いが連なるのは、関係の入口で止まる理由を知りたいからだ。抱くことと中へ入ることの差が、相手を求めるだけでは解けない不安を映している。
荒野で守ってほしい願いにも条件がある
相手のもとにいる感覚は「wilderness」、荒野として表される。親密な人のそばが、寒く、頼れる場所のない広がりとして感じられる。自分が寒い場所にいると告げる声に、括弧の中のここ、ここ、ここが重なる。同じ場所を繰り返し示しても、その寒さから出られるわけではない。
その場所で相手に求めるのが「keeper」、自分を守る人という役割だ。荒野の寒さの直後に置かれるため、近くにいるだけでなく、安心して身を置けるようにしてほしいという願いになる。けれど次の行で、無責任なままなら嫌だと条件を付ける。相手を失いたくないことと、相手のどんな振る舞いでも受け入れることは、ここで分かれる。
サビでも、失望させるなら優しくしてと頼みながら、欲しくないふりはしないでと要求する。自分の望む結末だけを強いているのではないが、相手が望んでいることまで隠して距離を作るのは受け入れない。優しさを求める声には、自分を傷つけない扱いへの願いと、関係を曖昧にしないでほしいという線引きが同居する。
過ぎた話ではないという宣言が言ってほしい願いになる
「water under the bridge」は、橋の下を流れ去った水のように、もう済んで今さら問題にしないことを指す。その表現を否定すると、愛が残っているというだけでなく、この関係を終わったこととして扱うのを拒む声になる。ひざまずかせるほどの力、離れる自由への嫌悪、抱きしめる手、共有した経験が、その拒否を支えている。
サビでは二人の愛は済んだ話ではないと言い切るのに、その後では、そう言ってと相手に求める。自分の確信だけでは二人の関係を確かめ切れない。愛の主語は二人でも、いま聞こえる声は一人だからだ。相手から同じ言葉が返ることを願うところに、宣言の強さと、確かめたい弱さが重なる。
終盤の括弧には、そうではないと言ってという声が何度も現れる。何を否定してほしいかは、隣にある、愛は済んだ話ではないという願いに結びつく。最後にも残るのは、言ってほしいという求めだ。反復によって愛の存在を確定するより、まだ相手の返事を必要としていることが、いっそう強く聞こえる。
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出典・作品情報
Water Under the Bridge — 保存元の歌詞ページ
掲載音源は『25』収録のAdele「Water Under the Bridge」の公式配信音源です。 公式作品情報
和訳・解説:PUFFER!。AIを用いて制作・編集。
写真:Marc E. (marcen27)(2016年3月26日、Glasgow SSE Hydroでの公演)。Wikimedia Commons/CC BY 2.0。トリミング・リサイズ・色調調整・グラデーションと文字追加。顔や身体の修整なし。対象曲の公式MVの場面ではありません。


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